2005年08月07日081号 今年も花火に

昨年、鎌倉の豪邸から花火を見ながらご馳走を食べて早一年が経ちました。 こんな好いことはめったにないので、来年も是非誘って下さいとM氏にお願いしていたら 律儀なM氏はちゃんと私達ファミリーを約束通り誘ってくれたのです。 今年1月には北京ダッグのお誘いもあり、3回目の訪問です。

現在家出中のヒロコは仕事も超多忙で 「鎌倉に花火を見に…」なんて会社のボスに言える状態ではないようですが、 どんなに遅れても駆けつけると、はりきります。 花火も素晴らしいのですが、ノンベイでグルメのヒロコはマーちゃんをはじめ その仲間達と美味しく飲むことをとても楽しみにしているようです。

当日夕刻、YUKIと私はクルマで鎌倉に向ったのですが、大渋滞に巻き込まれ 結局ヒロコを最寄の片瀬山駅(モノレール)でピックアップして3人揃って到着した時は、 宴はたけなわ!花火も絶好調!です。 昨年とても感激したM氏のお母さんが鎌倉の山で春先に獲った”せり”の佃煮。 今回もありました!美味しいお赤飯と食べたら最高に幸せな気分になってしまいます(^_^)

今回、初めて参加したのは大学4年生で就職活動中のお嬢さん二人と 芝居の演出をやるという若干24歳の中野クンです。

私は二人のお嬢さんにどういう関係でココに?と尋ねたところ、 「Mさんが出入りされてる出版社で、アルバイトをしていて…」と、とても遠慮がちに言うのです。 私は「いやーボクなんか保険屋としてMさんにお逢いしたが最初ですから」と言ったことから 保険の話で盛り上がりDr.KENの宣伝もしておきました(^_^)

中野クンは童顔で最初は高校生かと思ったくらですが中々の人物。 それもそのはず、演劇界の鬼才”唐十郎”の愛弟子で この9月に、唐十郎原作の【黒いチューリップ】を新国立劇場で公演、その演出をやるというのです。

唐十郎というと…花園神社、テント劇場、腰巻お仙・横尾忠則のサイケなポスター等々 私の大学時代の光景が蘇ってきます。 ただ【黒いチューリップ】というと、アラン・ドロンも思い出す世代でもあるのです。 それを私が口にだすと、YUKIは続いて「あのデュマの作品を?」と聞くのです。 YUKIは気取っているのではありません(配偶者として庇っておきますが)唐十郎を知らないのです。 私と3歳しか違わないYUKIですが、私が懐かしいと思う、その頃の流行歌や日本映画や 風俗、流行と言ったものには一切、関心を示さなかったようなのです。 そんなYUKIがなぜボクに関心を示してしまったのかは、未だに大きな謎なのですが(^_^;)

中野クンを帰りに送って行きました。 車中で私は言いました「テント劇場の唐十郎の作品を国立劇場でやるとは時代が変わったね…」 中野クンは言いました「だから思い切って、私のような若者に演出を任せたのかもしれません…」 なるほど、でも唐十郎のエスプリを充分に吸収した中野クンの芝居は是非、見たいものだと思いました。

2005年08月01日080号 優雅な生活

実はヒロコは6月から家出をしているのです。 まー家出と言っても8月までの期間限定で所在も解っているのですが。

ヒロコの職場の先輩がニューヨークに3ヶ月ほど行く事になり その留守宅を月7万円で使わないかと持ちかけられて、 ヒロコは二つ返事で引き受けたということのようです。

彼女(先輩)の家は職場に近く、家財道具も調っていて優雅なようです。 また家賃を払っているからには使わないとソンと思っているのか、 ほとんど我が家には帰ってきません。

したっがって、ここ2ヶ月ばかり、そしてこれから1ヶ月も… 毎日、毎日、YUKIと二人っきりです(^_^;)

YUKIはヒロコがいないととても家事に手を抜くのです。 私は毎朝7時には起きているのですが、YUKIはゆっくり起床して 食事はお昼前のブランチになるのが通常です。

昨日もYUKIとクルマで外出して午後6時頃になって 私がYUKIに「お腹がすいたね!」言いました。 これもいつもの返事で「さっき食べたじゃないですか!」と言われるのです。 さっきとは、朝食のことです。

「じゃー松屋のスープカレーを食べましょう!」とYUKIの提案です。 実は最近二人は390円の松屋のスープカレーにハマっているのです。

これを紹介してくれたのは1年ほど前に紹介した【八百屋のマイケル】です。 実はマイケルも最近パソコンを購入してインターネットをするようになったのです。 1年前には、彼が私のHPを見ることはないとの前提で、彼自身も知らない ”八百屋のマイケル”のあだ名を載せたのですが… 今ではすっかり週間KENの愛読者になって頂いたようです。 そして感想メールはマイケルの名前で送られてくるのです。

マイケルも【お~いお茶・濃い味】の大ファンで感動しあいました。 【タイ・カレー】のお店にも早速行って美味しかったとの感想です。 でも量が少し足りなかったようで、帰りにセブンイレブンのカレーパンを 食べたようですが、またそのカレーパンで盛り上がりました。 そして、マイケルが「松屋のスープカレーも安くて旨い!」との話しになり さっそくYUKIと食べにいったのです。

基本的にYUKIは食べ物に興味がないのですが、安さには興味があるのです。 大きなジャガイモと人参がボコッと入ったスープカレーは中々のものです。 小食のYUKIとは、ライスと人参・ジャガイモの交換をすれば調度良いのです。 松屋なら、少しクルマを走らせばどこかにあるので便利でもあるのです(^_^)

まーこんな生活をしているわけであります… ヒロコの、そしてYUKIの…優雅?な生活もあと一ヶ月です。

2005年07月25日079号 室生寺

この1年ちょっとで、YUKIとのクルマで行く全国ツアーもすっかり定着化して それが二人の大きな楽しみにもなってきました。

今回も午前3時に…バタバタと荷物をクルマに詰め込み出発です。 助手席のYUKIの足元にはマルエツで買った袋菓子や眠気覚ましのキャンディー そして私の必需品【お~いお茶・濃い味】、その予備として2リッターボトルは冷凍庫で凍らせ バスタオルで丁重に包んでおきます。

今回のお客様は大阪の堺市です。 大阪にはこれまで東名・名神を使って数え切れないほど行きましたが、 YUKIが今回はルートを少し変えようというのです。 名古屋の手前、豊田ICから伊勢湾岸道路・名阪国道経由でいくコースで 確かに名神経由より50キロぐらい短縮される、はじめてのルートです。

はじめてのはずです、東名の豊田ICから伊勢湾岸道路に入るわけですが、 昨年12月に購入したカーナビには何の案内も出てきません。 道路標示にしたがって伊勢湾岸道路に入ったのですがカーナビには高速道路の表示はなく、 ただ地図の上を浮遊しているのです。 この道路は名古屋万博に合わせて開通したのでしょう。

途中から一般国道に入り【伊賀】という地名を見ました。 伊賀といえば忍者です、その先に甲賀という地名もあります。 立ち寄ったサービス・エリアで忍者の記念写真をYUKIと私でそれぞれ撮りました。 忍者屋敷もあるというのでカーナビで検索したのですが、どういうわけか検索されずあきらめました。 なんせ何の観光ガイドも情報ももたず走っているのです。

しばらく行くと【室生】(むろう)という地名が表示されました。 その地名から私は室生寺という寺院の名が頭をよぎりました。 何年か前に古い五重塔が台風で倒れた木に無残に潰されたニュースを見たのと 由緒ある古い寺院だという認識ぐらいしかありません。 YUKIはまったく聞いたことも無いというのですが…これは私も納得です(なんせYUKIですから)

話が戻りますが【伊賀の影丸】は知っていたので驚いたくらいです。 それでも横山光輝の漫画である事までは知らないようで… ただ伊賀といったら影丸と…何だか判らないけど出てきたというのです。 そして、最近薄くなったと気にしている私の後頭部を叩いて、「KENはハゲ丸!」なぞと喜んでいるのです。 私にデリカシーが無いといつも非難するYUKIですが、そういう本人も相当なものです。

さて、話は室生寺です。 カーナビで『室生寺』と検索すると、今度はここから11キロとはっきり表示されます。 時計は午前9時過ぎ…堺市のMさん宅には午後3時の訪問予定で時間は充分にあります。

YUKIは「どんなところ?」と聞きますが… 私の認識は前述したぐらいで、なんの知識もありません。 でも、鎌倉や京都ならともかく、こんな奈良の山奥の寺院にわざわざ来ることは ないかもしれないので、私はいってみようと思いました。 YUKIは「KENが行きたいとおっしゃるならオマカセします」というのです。 これが、けっこうキツイのです、もしソコが期待はずれだったりすると… とても、とても、私はバカにされ、また私の繊細なデリカシーがキズつくのです。 でも、ここまで来たら行くしかありません。

カーナビは山の奥深く案内していきます、 やっと目的地周辺に到着し山門の御土産屋さんが並ぶ狭い道へと入って行きます。 まだ朝の10時前で観光のクルマも人気もありませんが、無料の駐車スペースもありません。 大きな空き地に小型トラックが数台置いてある誰もいない有料駐車場にクルマを置いて数十メートル歩くと 一軒のお土産さんから声をかけられ駐車料金を600円取られ 室生寺の入り口で拝観料として一人500円で1000円取られ いきなり1600円の出費に、YUKIから”ただならぬ殺気”が漂います(^_^;)

でも…室生寺は素晴らしいところでした! 1600円の価値は充分にあってYUKIも満足してくれました。 何の予備知識もなく境内に入って感動したのは、 山深い中で何百年という年月と自然が融和した荘厳な美しさです。 石段ひとつとっても言葉で表せない気品に満ちているのです。 どの建物も苔むしてそれが美しいのです。 […]

2005年07月11日077号 お~いお茶・濃い味

昔、私が子供の頃、冷たい飲み物で憧れたのがカルピスでした。 バヤリ-ス・オレンジや三ツ矢サイダーも懐かしい飲み物でした。 学生の頃はコカコーラやファンタが全盛期で、 夏の合宿で、海岸でコーラーの早飲み競争をやって、 その優勝賞品がコーラーなんてバカな事をしていたことが思い出されます。 (その頃のコーラーは全てビンで競技には1リッタービンというのを使いました)

ところが最近はコーラーをあまり見なくもなりました。 考えてみたら私もここ数年飲んだ記憶がないほどです。 では、何を飲んでいるかといえば”お茶”です。 それも、私の場合は決まっています。 伊藤園の”お~いお茶”【濃い味】です! もう、これ以外は基本的には飲みません、 たまに他の”お茶”を買ったり貰ったりしても飲み残してしまうほどです。 もう完全に”お~いお茶”【濃い味】の中毒と言っていいほどなのです(^_^;)

あの天然カテキン400㎎というのもシビレます! 天然カテキン400㎎は500mlのペットボトルで、2リッターのペットボトルは 何と天然カテキン1600㎎もが入っているのです!(あたりまえですが…) 何だか聞いただけでも… 体内の脂肪が燃やされ、血がサラサラになったような気がしませんか!? YUKIは「しません!」と言いました。  いいのです、しあわせならば(^_^)

自然で飲みやすく渋みがあっても喉を通るのです。 どうしてかな?と考えたのですが、昔から飲んでいたお茶に近い事がわかりました。 【十六茶】や【爽健美茶】は緑茶ではありまでんし,【生茶】はイマイチ、 【伊右衛門】は繊細すぎて、私にとって懐かしい庶民のお茶ではないのです。

毎日、クルマの中には【濃い味】が置いてあります。 YUKIとの長距離ドライブには絶対に欠かせません、眠くなったら 天然カテキン400㎎です! 生保担当のM君とあんしん生命で打ち合わせする時も、M君は黙って 自販機から【濃い味】を買って来てくれるほどです。

最近感動したのはホノルルのABCストアに【濃い味】があった事です。 しかも2リッター入りが!値段は5$チョットで600円ほどせしたが、 迷わず買って、ホテルの部屋に戻るたびに氷を入れて美味しく飲む事が出来ました。

ホノルルのバス停に太った両親と可愛い金髪の女の子3人の 米国人家族がバスを待っていました。 その3人の女の子(4歳~8歳くらい)は、小さな身体に不つりあいな 大きなコカコーラのボトルがそれぞれが抱え、はしゃいでいました。 「あれじゃー、十年もしないで両親のようなデブになるな」と私が笑うと… YUKIは「ヒトの事を笑える身体ですか!」と言いました。

やっぱり日本人には”お茶”があっているのです。 何かの会合やセミナーの時に、それぞれが自販機で買って机に置かれている ペットボトルを見ると、ほとんどがお茶になってきたようです。 その中で【濃い味】の人を見つけると仲間を見つけてようで嬉しくなるのですが… 単なる眠気防止で買った人も結構いるようです(^_^;)

なにはともあれ、私はこの【濃い味】で、この夏を乗り切ろうと思っています。 ありがとう伊藤園!

2005年06月27日075号 今年は確かに跳んでます

YUKIと私は舞鶴(京都府)から… ヒロコは香港の初出張から…帰ってきて、向ヶ丘遊園駅で待ち合わせ 近くのファミレスで家族3人食事をして先ほど(26日午後23時)帰宅しました。 ヒロコは明日から又一週間ボルネオに出かけます。

我が家の今年2005年の年賀状、そしてこのHPの表紙も マツケン・サンバにあやかって、 『今年は3羽(サンバ)、跳ぶ!』がテーマですが… 今のところ我が家の今年は、確かにに跳んでいるようです(^_^;)

舞鶴のFさんのお誕生日は6月26日、 それまでにご契約をしなければならなっかのですが、 ハワイのコンベンションがあったりして、結局こちらの都合で Fさんのお誕生日の前日!ギリギリの25日に、お伺いする事になってしまったのです。 クルマは車検で預けたまま返ってこず、今回はレンタカーです。

今年3月、日本海を見た事が無いというYUKIと福井・金沢に その翌月4月に、また福井のお客様が、 5月には鳥取、 そして今回6月には舞鶴と…毎月YUKIと日本海を眺めています(^_^)

それにしても舞鶴はホノルルよりも暑く 美しい若狭湾に飛び込みたい心境でした。 5月の鳥取ツアーでは、果たせなかった天の橋立も、股の下から見る事が出来ました。 舞鶴の宿は例によって格安のビジネスホテル、税サービス込みで二人で7800円… すぐ隣にある居酒屋『つぼ八』のビール券をフロントで貰って夕食はココで乾杯! 例によって早朝4時からのドライブとほろ酔い気分で部屋に戻るとバタンキュー。 その分、朝は5時前から目が覚めて持参のパソコンでメールチェック! 一応?朝食付きという事で8時頃に1階のフロント横の一室に入ると、 食パンとトースターが置かれていて、飲み物は自動販売機がこの時間だけ 開放されて、好きな飲み物が飲み放題!と言うサービス。 こうなるとYUKIは、しっかりトースト2枚を食べ(私は昼に備え1枚なのに) コーヒーは3杯も飲んでしまうのです(^_^;)

そのお昼は、若狭湾で獲れた、とれとれの鮮魚が食べられるいう海鮮市場に! クルマを走らせていたら、何と戦艦の港が!… 舞鶴は戦前は4大軍港(佐世保・横須賀・呉)の一つとして、今は海上自衛隊の 基地になっていて、見学も出来るというのです。 そこで水兵さんに撮ってもらったツーショットです(^_^) また、その付近がレンガの建物が多く残り、情緒深い風情が残っています。

そして!舞鶴と言えば『岸壁の母』です! YUKIは例によってですが、まったく知らないというのです。 私は、その歌謡曲の歌詞と背景を話すと、 そんな古い歌を今の人が知っているわけが無いというのです。 34歳のFさんだって知らないと思うというのです。 私は舞鶴の人なら若い人だって『岸壁の母』は知っているに決まってる!…と 何時もの言い合いが始まりました。 勿論、コレは私の勝ち! それに、ちゃんと【舞鶴引揚記念館】というものがあり、行きました。 敗戦からの引揚船の写真や、その頃の資料にYUKIは衝撃を受けたようで 食い入るように見ていました。

まだまだ今年はYUKIと一緒にあっちこっちへ跳びまわれればと思っています。 ヒロコもヒロコで社会人となって跳びまわっているようです。

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2005年06月13日073号 それでは、行ってまいります!

ハワイ行きが決まった時、この【73号】はホノルルから送ろうと決めていました。

このコラムは毎週月曜日発行となっていますが、 通常は日曜日の夜に原稿を書いて、就寝前(月曜日未明)にネットに流す… というパターンで連載しています。 今回のハワイ行きは日曜日(12日)の夜、成田を発つ便ですが ホノルルには時差の関係で同じ日曜日の朝に到着し、 その日の夜にコンベンションがあります。 すなわち現地時間で考えれば、何時ものように日曜日の夜に原稿を書いて ホットなハワイ情報を【週間KEN】でお伝え出来るという算段でした。

ところが先月11日にホームページの閉鎖騒動が勃発。 ハワイ出発までにはHPを再開するとの思いでやって来ましたが、 結局HPが再開したのがハワイ出発日の前日未明! このことを何も報告しないで、いきなり、♪浮かれてハワイ♪から… では、ケジメがつきません。

まずは、この場で、皆様にご心配をおかけしましたが、丸一ヶ月で あらためてホームページを再開する事が出来ました。 これは、ひとえに私を支えて下さった多くの皆様のお蔭と心から感謝しています。 詳しくはココをご覧頂ければと思います。

この件については、このような短い報告とリンクでお知らせ出きますが、 もう一つ、我が家にとって大きなイベントが土曜日(11日)にありました。

ヒロコの大学(米国のテンプル大学日本校)の卒業式です。 ヒロコが卒業生を代表してスピーチをするというのです。 そのために宮崎からおばあちゃん(YUKIの母)も上京し、 ヒロコもYUKIも着物も着せてもらってと大騒ぎの一日です。 こんな一大事!?を【週間KEN】に書かずに、いきなりハワイ号では 今度は留守番役で”出たがり屋”のヒロコからクレームが来そうです。(^_^;)

さて、卒業式は思ったより遥かに盛大で厳かで感動でした。 会場は先週の学長との食事会と同じ、都ホテル(港区白金)の大会場。 完全にアメリカ風卒業式で、フィラデルフィア本校の学長は勿論 在日アメリカ大使も迎えての一大セレモニーです。

特別に成績優秀という事でもないヒロコが卒業生代表に選ばれたのは 4年間の大学生活を100%エンジョイしたからではないでしょうか? サルサクラブを創設し、あらゆるイベントに積極的に係わり、 ほとんどの教授や講師、そして学長とまで仲良くなって、 アルバイトはもちろん結局、就職までその関係できめちゃたようなのです。 よーするに、先生や生徒の間でも認知度の高い生徒だったのです。

そんなヒロコのイベントがあるごとに私もビデオを持って参加していたのですから、 けっこう私も有名(親バカとして)になっていたのです。 実は私は…ヒロコを保育園時代から撮り続けて来たのです。(^_^;)

ヒロコが大きな壇上にあがりました、何時ものように落ち着いて ユーモアに満ちたスピーチが会場を沸かせますが… 英語ですので少し理解出来ないところもあります。 しかし、ちょっと真を置いて ビデオを撮っている私に向かって感謝の言葉を言っているようなのです。 少し目を潤ませ、声が震えています、コッチもたまったものではありません… あとで私の撮ったビデオを見たら、画面が揺れていました(^_^;)

その後の立食パーティーでヒロコは誰からも声をかけられ、 その模様をビデオで撮る私をヒロコは「My father」と紹介してくれるのですが、 誰からも…「以前から知っているヨ」とのお答を頂きました。

宮崎のおばあちゃんも「小さい時には大変なハニカミヤだったヒロコが…」と とても感動されたようです。

てなわけで【73号】はハワイからではなく、我が家から送りました。 【74号】を書く時は我が家に戻ってきてからです。 そうすると画期的企画?ハワイ発【週間KEN】は無いというのも寂しいので… 臨時増刊号としてでも、出せたらと思っています。

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2005年05月30日071号 ユニークな家族旅行

26日(木)未明から29日(日)未明まで”二泊四日”の いつものYUKIとのクルマによるビジネス・ツアーに、プラス! ヒロコも加えてのファミリー・ツアーというユニークな旅から帰ってきました。

今回のホームページ閉鎖騒動で、 私は相談者の方に本当に申し訳ないと思ってしまう出来事が、 相談者自身のご家族に興ってしまったようなのです。

奥様がご主人の生命保険についてご相談されるというパターンは多くあります。 相談者である奥様との何度かのメールのやりとりで保険内容も決定し、 被保険者であるご主人に保険契約のため直接お逢いするという段取りになるのです。

この時にご主人が、それまでの経緯を知っていれば何の問題も無いのですが… いきなり、ヘンな保険屋のおじさんが、かなり遠方から、やってくると聞かされた ご主人は「なんだ?そいつは?」と怪しまれる事が多いようです。(^_^;) そんな時、通常は私のホームページをご覧いただき納得して貰うのですが… なんせ”閉鎖中”ですので、ますます怪しまれてしまったようです。

そんなわけで、ご主人からのアポイントが取れないまま タイムリミットの今週末と近づいていたのです。 これが原因で夫婦仲が悪くなった、なんて事になったら大変です。 ご主人からアポがとれたら必ず私のケータイに連絡を頂くという事にして、 この週末は近くまででも行ってスタンバイだけでもしておこうと決めていたのです。

そう考えていたところに、ヒロコが今春から社会人になって就職するなり、 土日も出社したりゴールデン・ウイークも無く超多忙だったのが 突然、まとまった休日が取れたので何処かに行こう!というので… 急遽、なんでも良いからクルマで出かけようという、 計画性のない旅がスタートしたのです。

メール相談で8割程度まで決まりかけている大阪のHさんがいらっしゃいました。 ちょうど通り道なので具体的な書類を直接お持ちするという事で 26日午前10時のHさん宅訪問が旅の第一歩になりました。

そこから数キロのところにヒロコの友人でローマ留学でも一緒だったJ子の実家があります。 そこに寄って見ようという事になったのですが留守でした。 そこで玄関前で写真を撮って今はニューヨークにいるJ子に ヒロコがメールで黙って写真だけを送りました。 直ぐに戻って来た「なんじゃ!こりゃ!」というJ子のメールに車内で3人は大笑いです。

また、そこから数キロのところに私の生命保険の法人契約第一号になったYさんの会社にも 家族で突然訪問させて頂きました。

この日は最終目的地はヒロコの希望で鳥取砂丘で宿を取る事にしたのですがまだ時間があるので YUKIは天橋立(あまのはしだて)経由で、しかも高速道路を使わずに行けと言うのです。 しかし、前日から一睡もせずに運転を続けている私に突然睡魔が襲ってきました。 ほんの小一時間まどろんでいたのですが、なにやら助手席のYUKIがブツブツ不機嫌そうにしています。 これでは天橋立には行けないというのです。 私もそう思います、それより鳥取砂丘の日没を見ようという事になりました。

一路、クルマは日本海に向かって北上し、そこから日本海にそって西へ走ります。 途中の漁港で沢山の大きな電球をつけた漁船が並ぶ漁港がありました。 そこで70歳になる漁師さんからお話をいろいろ聞きました。 これはイカ釣り船でこれから出かける漁に出る準備をしているというのです。 電球は1個3000ワットで肌を出していると大変な日焼け?をしてしまうそうです。 漁師の平均年齢はもう60歳以上とか、色々話が聞けて勉強になりました。

日本海の日没は涙が出るくらい美しさです。 鳥取砂丘は絶好のタイミングの到着で、想像以上のスケールに皆感動です。 日が落ちると、先ほどの漁船の漁火(いさりび)が海に浮かびとても幻想的です。

夜は砂丘の正面にある砂丘センターというところに宿泊。 ビールで乾杯し夕食を食べて、おおきな温泉の湯船につかって部屋に 戻るなり、10時前には熟睡をしてしまいました。 和室でトイレもない部屋でしたが、夕食と朝食がついてビールも飲んで3人で18,025円 はとてもリーズナブルです。 朝の砂丘の風景も格別です。 […]

2005年05月23日070号 インターネットと保険営業

YUKIは「くれぐれもしゃべりすぎないように!」と私に言います。 総合司会に廻った坂本さんは【発言そこまで!】というパネルを 私の為に作ったからと前もって見せてくれました。 私は「今日は寡黙でいくからと」とアカラックスの美女、下川さんと高橋さんに言うと 「嘘だ~!」と笑われました。

アカラックスのセミナー【インターネットと保険営業】の ゲストスピーカーとして招かれた私は当初から、喋り過ぎる事を関係者は恐れていたようです。 それがさらに…セミナー直前のホームページ閉鎖でヒートアップし 鼻息を一段と荒くしてゲート・インした競馬ウマのように見られていたようです。

もちろん私自身、けっして無口な性格でない事は判っています。 私のHPの”事件”についても言いたい事は山ほどあります。 しかし、それは山浦さんの【保険選びネット】の掲示板の 延々と続く議論の中で、私の思いのタケを喋り続けています。 (お時間がありましたら、是非お読み下さい!かなりのバトルですが(^_^;))

したがってセミナーでは”寡黙”で通そうと思ったのです…YUKIの目も怖いですから。 それにセミナーに5000円を払って来られる方の中には 【インターネットと保険営業】を大きなビジネス・チャンスととらえ、 それをどう構築していくか、などと考えておられる方もいらっしゃいます。 貧乏代理店がインターネットでコツコツと時間をかけて保険相談をしながら全国を廻って、 やっとハワイに行けるようになったのに、それが突然HPを閉鎖されちゃって… 何て情けなくって、まどろっこしくて、聞いてられない!何て言われちゃうかもしれません。

とは言っても、私が話せる事とは、そのような自分が体験した事しかありません。 また、それを聞きたくてやって来られた方もいらっしゃます。 小さな代理店でもオリジナル情報を全国に発信でき、お客様からのアクセスに face to faceでキメの細かい対応が出来るというのもインターネットの魅力です。 しかし、その為にはオリジナル情報に対する規制のカベを打ち破らなければ 【インターネットと保険営業】の明るい未来は無い、と言うのが私の持論です。

その辺だけは寡黙ながらも?私の思いを語らせて頂きました。

私は壇上から一人の意外な顔を発見しました。 ニッセイ基礎研究所のM社長です。 私はコノ人の顔はスクラップで持っていたので良く覚えていたのです。 7年ほど前の経済紙の【生命保険の予定利率の引き下げを考えるべき】との記事で、 世の中には、とんでも無い事を言い出す人がいると私が思った張本人です。 そのM社長が私の発言を頷きながら聞いています。

私が保険業界の末端に身を置いて、とても不思議で不思議でたまらないのは… 誰もが金融庁という【亡霊】におそれ慄いている事です。 私は思わず壇上から 「今日はニッセイ基礎研究所のM社長もお見えになっており、その亡霊達と、ひょっとしたら お友達かもしれませんので、その変のご意見が伺えてたら嬉しいです…」 などと言ってしまったのですが、M社長は笑いながら反応され、和やかな雰囲気になりました。 M社長からの発言はありませんでしたけど、セミナーが終了して帰られる時に 私の突然の声掛けのお詫びと、ご挨拶をさせて頂いたのですが 「ほんとうに角倉さんが言われる通りです、頑張ってください!」と心の底からと感じとれる 丁寧な挨拶をして頂けたのには、とても心強く嬉しくなりました。

後で坂本さんに何のルートでM社長がセミナーに見えたのかと聞いたのですが… ネットを見て直接来られたという事で、坂本氏自身も驚いていたようです。 M社長はN生の中でもトップクラスの実力者だそうで、改めてN生の奥の深さを感じました。

セミナー終了後はいつもの懇親会。 その後、アカラックスのオフィスでまた飲みなおすのもいつものパターン。 酔いの廻った山浦さんが、突然言い出しました。 「角倉さんはヘンだ!そのヘンなところが好きなんだけど…」と 私は、ボランティアどころか持ち出しで趣味と断言して【保険選びネット】を運営する 山浦さんの方が充分ヘンだと思います。 […]

2005年05月02日067号 旅の食事

3月の北陸ツアーから一ヶ月、また新たに石川県のお客様からネットでのご相談がありました。 前回のツアーで北陸がとても身近に感じられ、今回もYUKIとドライブ感覚で行ってきました。

YUKIとの旅で何時も問題になるのが食事です(旅でなくても問題なのですが) なにしろ食べる事に一切興味がなく、何を食べるか考えるだけでも時間のムダと思っている人で、 どこへ行っても結局マクドナルドや吉野家の全国チェーンで済まそうとするのです。 インターネットのお陰で全国のお客様とコミニケーションを取ることが出来るようになり YUKIと一緒に全国を旅するライフ・ワークも悪くないなと思っているのですが 私としては、この食事問題だけは克服しておかなければ旅の楽しみが半減します。

そこで私はハンドルを握りながらYUKIにコワゴワ言いました。 「全国どこを走っても同じような看板が並んでいて、我々がそれを利用していたら それが益々加速されて面白くないよね、ソコの土地に行ったら、ソコの物を食べようよ! そういった小さな事が地方の活性化にも繋がっていくんじゃないかな」 チョット偉そうな意見ですが、これにはYUKIも黙って頷いて聞いてくれたようです。

さて、北陸自動車道を降りて昼食です! 前回も多くの店舗を目にして気になっていた地元のラーメンチェーン【8番らーめん】に 行く事にしました。 ラーメンの鳴門が数字の8で笑ってしまいました、何で8番なのか聞き忘れましたが クルマを走らせいて気がつきました、国道8号線を走っていたのです。

そして、3月のお客様のTさん・Nさん(不在)宅にちょっとご挨拶したあとHさん宅でお仕事。 夜8時過ぎ、前回も宿泊した金沢城前にある【KKRホテル金沢】にチェックインです。 YUKIがインターネットで探し出したホテルですが気に入っているのは 朝食バイキングが付いている事と、従業員がなかなか味があっていいのです。 前回、朝食を済ませ席を立つ時に「KKRって何ですか?」と若い女性従業員に尋ねると ちょっとおどけたように起立の姿勢をとって「ハイ!国家公務員共済連合会でアリマス!」 とニコヤカに応えてくれた笑顔が嬉しくなったしまいました。

さて晩飯ですがホテル内での食事メニューを見るとそれほど高くありません。 早朝からのドライブで外に出る気力もないのでホテルの和食レストランに行く事にしました。 一応何時ものように持参のアルコールはしっかり客室の冷蔵庫に冷やしているのですが やっぱり、ココで飲む生ビールはまた格別です! 運ばれて来たてんぷら定食(1500円)のお盆に大きな短冊が添えられています。 何かと思って見てみると、料理長の和歌が書かれているのです。 (YUKIの800円のそばにもちゃんと添えられています) ホテルの日本庭園が見渡せる店内には琴の調べが静にに流れています。 あまり上手い歌とも、上手い字とも言えませんが料理長の心意気が伝わってきて 私も返歌をしたためたい心境になりますが、歌はおろか字も料理長を笑えません。 料理を下げに来たウエートレスに「料理に和歌を添えるなんて素敵だね」言うと 「料理長の趣味でして…」と申し訳なさそうに応える表情がまたまたいいのです。 レジカウンターで支配人らしき男性にも和歌の話しをすると、先ほどのウエートレスと 同じような反応をするので私は「みんな料理長の趣味は困ったもんだとおもってるのでしょう?」 とツッコムと支配人は「けっしてそんな事はありません!でも料理長には内緒ですヨ!」 私はこのホテルがほんとに好きになりました、こんな事は吉野家では味合えません。

朝食はもちろんホテルのバイキング、もうこれはYUKIの気を使う事なく好きなものを たっぷりと、またゆったりとコーヒーも飲めて最高です。 帰りはYUKIの希望で合掌造りの白川郷へ、天気も最高で雪解けの春の息吹が美しく 最高の気分でした。 遅い昼食は高速道路の手前の道の駅【荘川】(岐阜県)で… 温泉施設の中にあるレストランでお客様は誰もおらず、靴を脱いで食券を買うシステムで どうしようと迷ったのですが、地鶏の味噌煮の【ケイチャン定食】1200円はとても美味しく 思わずご飯をお替りしてYUKIに睨まれてしまいました。

[…]

2005年04月18日065号 パスポート

アカラックスの高橋さんからこんなメールが入りました。

ハワイおめでとうございます! ハワイ行きのパスポートは、ゲットしましたね。 さっすがです。 次は、アカラックスセミナーのパスポートもゲットしないとですよ。 お忘れなく!

アカラックスは【26号】で紹介した、生命保険のアクチュアリーとして有名な 坂本氏の会社で、高橋さんはそこにお勤めの、とてもチャーミングなお嬢様です。 そんな方から、このようなメールを頂いたのですから黙っておくわけにはいきません。

アカラックスセミナーは保険関係者向け に毎月一回、参加費5000円で行われるもので、 年間パスポートだと40000円で購入出来るのです。 慢性金欠病の我が家は、今までこのパスポートを購入する事が出来ず、結果的には 多くのお金を使うハメになっていたのです。

お金持ちはサラ金やカードローンから高金利でお金を借りる事は決してしません。 賞金総額が売り上げの半分しかない宝くじを買い占めることもないでしょう。 貧乏人がこの国の経済を支えながら、ますます貧乏になっていくという悲しい宿命?です。 そして、昨今の生命保険にも、そのような側面があるというのが私の持論でもあるのです。

この貧乏スパイラルから、抜け出さなければなりません。 YUKIに交渉して得た年間パスポート代4万円を握りしめ、13日のセミナー会場に向かいました。 その途中、アカラックスのHPからプリントアウトした資料を見ていて【割引クーポン】という文字に 目がとまりました。 6回分のクーポンが25000円で購入出来て、これは誰でも利用出来るというのです。 パスポートには欠席リスクを含んでいて、6月は例のハワイ行きとぶつかる可能性もあります。 ハイリスク・ハイリターンの年間パスポートよりローリスク・ローリターンの割引クーポンに 心が動いてしまったのです。 それにYUKIから貰った4万円で25000円払って残りはポケットに!なぞと思ったのですが… これは、必ずバレてしまいます(^_^;)

この日の坂本氏のセミナーは【金利計算の世界(金利・利回り・予定利率・割引率)】 数学に弱い私にはイササカ辛いテーマでしたが、クーポンの割引率とリスクの相関関係を 頭に浮かべながら、なんとか居眠りせず無事セミナーは終了しました。

楽しみは、毎回このセミナーの終了後に近くの中華屋さんで会費2000円でやる懇親会です。 今回は私がDr.KENとして活躍させて頂いている超人気サイト【保険選びネット】の管理人・山浦氏も 参加して何時ものように大いに盛り上がりました。写真提供は保険情報の岡田氏 「生命保険を知り尽くした坂本氏のセミナーは奥が深く、その価値はあるのだが、硬い!」と 私も酔った勢いで(YUKIは酔わなくても、何時も酔ってるみたいと申しまが…) 色々云ってしまったのがアダ?となって次回5月17日のセミナーは私と山浦氏を壇上にあげて テーマは【保険販売とインターネット】で行こう!と云う事になってしまったのです。

まー硬さは無くなっても価値があるかは保障しませんが、私も楽しみです。 で…5月のセミナーに貴重なクーポン!使うのでしょうか?坂本さん!