2005年08月29日084号 ドタキャン

「私は24時間、365日働いている」と言えば YUKIは「KENは24時間、365日遊んでいる」と言います。 ヒロコは「KENとYUKIは毎日毎日よく一緒にいられるよねエライよ!」と両親を尊敬?します。

見解の相違はいろいろありますが、我が家も3人で夏休みを取ろうという事になりました。 ところが具体的にどうするかとなると悩みます。 お金もないので、家でのんびり…と云っても、それでは普段とあまりかわりません(^_^;) クルマでどこか一泊旅行…と云っても、それも普段とあまりかわりません(^_^;) そんな時、YUKIの大学時代の友人から格安で大型客船による一泊二日の ワン・ナイトクルーズに行かないかとのお誘いがありました。 ”格安”にすぐ反応するYUKIは、友人からの誘いでもあり「行きましょうか?」と聞きますので 私は素直に「行きましょう」と答えました。 忙しいヒロコも25日(木)と26日(金)は休みを取って楽しみにしていたのです。

ところがその前日になって【明日のクルーズ中止】のドタキャン情報が飛び込んできました。 台風11号が接近の為と云う事です。 私は一生で最も高い買い物であるマンションを、バブルで最も高い時に、最も高い金利で 購入してしまった不運な男です。 そして、この夏、いくつのクルーズがあったかは知りませんが、よりによって、その日を狙って 台風が来てしまうという我が身の不運を嘆いてしまいました。

しかし、捨てる神あれば、拾う神ありです! 先週号でも一緒だった【保険選びネット】のバードさんから電話が入りました。 「大地一成さんと今日一緒に飲み会をやる事になっていたのですがドタキャンが 一人でちゃったので、来られませんか?」というものです。 保険評論家の大地さんとはネットを通して5年来のお付き合いで、数回はお逢いしているのですが じっくりと呑んだ事がありません。

2年ほど前に、大地さんのHPにお邪魔した時、調度ピッタリのアクセス200000件目でした。 その商品としてビール3本分は奢って頂けることになったのですが…それもそのままでした。

私は仕事を早く片付けてクルマを置いて小田急線で町田(大地さんの地元)の焼き鳥屋さん に向かいました。 大地さん、バードさん、そしてインターネットでの新しい保険戦略の会社を立ち上げた Nさんとは初対面でしたがすぐ打ち解け 先週に引き続き、大いに飲み、大いに語り…保険談義でもりあがりました。

さてお会計は4人で3万円でした。 したたかに酔った大地さんもサイフを出した時に、バードさんが言いました。 「アッ大地先生は今日は結構です、3人で払いますから…」と。 そういうわけで3人が1万円を出して、手回し良く、それぞれ領収書を貰いました。 まーそれでも思ったより安い予算で済んだのですが… 考えてみれば事情も知らず急遽参加したわけで、何で4人の割り勘じゃないのか判りません。

でも、その時に閃きました!ドタキャンがあったからと誘いの電話があった事を。 マージャンならともかく、焼き鳥屋で呑むのが4人から3人になったところで、 慌てて一人探すことも無いような気がしたからです。 でも…やっぱりそれは私の思い過ごしでしょう。 バードさんもNさんもとてもリッチな人で割り勘の負担減の為に、私をワザワザ呼び出すような ケチな人達ではありません。

どうも貧乏生活が長く続くと、いろいろくだらない事を邪推をしてしまう自分が悲しくなります。 でも、いつかは必ず、大地さんからビール3本分は奢ってもらうのだ!!

2005年08月22日083号 個人情報保護法

お客様との信頼関係でなりたっている保険代理店にとって【個人情報】は命のようなものです。 でも今年4月から施行された【個人情報保護法】というのが、どうもよく判らないのです。

たとえば、お客様が事故にあって現場から慌てて私のケータイに連絡してこられたとします… こんな時【個人情報保護法】施行後の対応は まず、相手が本人であるかを証券番号等で冷静に身元を確認して 「事故による情報は個人情報になり、私はお客様の個人情報を取得する事になりますが、 それでも、よろしいでしょうか?」と確認せよ、というのです。

そんな事を私がケータイで答えたら「おまえはバカか!」と云われてしまいます(^_^;) これでは通販の事故受付センターと同じで、代理店制度そのものを否定するようなものです。

私のような零細保険代理店が大切にもっている個人情報といのは、それほど多いものではありません。 今回の法律で対象になるのは5000件以上の個人情報を扱う業者なのです。 でも莫大な個人情報を持っている保険会社と提携している保険代理店もその対象になるというのです。 しかし保険会社の社員や、インターネット等やデーター処理の委託会社ならともかく 代理店が保険会社が保有する大量の個人情報など見る事すら出来ないシステムになっているのです。

それでも、施行前には全保険代理店に保険会社から山ほどの書類が渡され、書類に判子を押さされ、 保険会社指導のもと【個人情報取り扱いの声明文】まで作らされてしまいました。

自分の命が大切だから命を守るための約束や宣言をさせられたようで、 わかったようで、わからないようで、何だかヘンとしか言いようが無いのです。 命(代理店の)を他者(保険会社)にゆだねる事によって、 心無いものに悪用されたり盗まれたりする事の方が問題ではないでしょゆか。

そんな思いをしていたところ… 8月のアカラックス・セミナーのテーマは【あらためて個人情報保護法とは何か】 そして今回の講師は坂本さんではなく、アアラックスの総務部長の新越さんだと云うのです。

新越さんはいつも坂本さんのセミナーが始まる前にスチュワデスじゃなかった客室乗務員のように、 トイレはどこの、喫煙はどうの、自動販売機は…なんてどーでもいい、じゃなっかた人によっては重要な事を きっちりと説明する人で、この人がいないと坂本セミナーは始まらないのです。 優しそうで、もの静かで、育ちは良さそうで、ホンの少し怪しそう?な新越さんは… 坂本さんが国内生保にいる時から今日までずっと運命を共にし オフィスの中にレコード(CDではありません)セットをそろえてしまうというマニアックなヒトなのです。

話が飛びますが(^_^) 私は最近、クルマで午後4時頃になると始まる【水戸黄門】の再放送にハマっているのです。 クライマックスになるとワンパターンで、悪代官が家来に向って「斬れ!」と号令を出して スケさんやカクさん達に次から次に逆に斬られちゃうのですが、そんな号令を素直に聞く家来を持っている 悪代官って、とても人望がある素晴らしい人なのかも…なんておもっちゃうのです。 で…アカラックスの下川さんやマドンナの高橋さんや新越さんという素敵なスタッフを見ていると 坂本さんって、とても人望がある素晴らしい人なのかも…なんておもっちゃうのです。

話を戻します(^_^) その新越さんの初セミナーが終って、会費2000円の中華料理屋での二次会で 「YUKIさんから今回の私のセミナーの感想をお聞きしたいのですが」と新越さんが聞いたのです。 どうしてYUKIをわざわざ指名したのか判りませんが、 コノ人は絶対にお世辞が言えるヒトではないのです、案の定… 「新越さんが講演されるという事で期待していたのですが、つまらなかったです」と言ったのです。 新越さんはとてもショックだったようで、そのあと恒例アカラックスのオフィスでの 三次会でも、可愛そうなぐらいこだわってYUKIに質問をしているのです。

保険の情報誌のSさんは「個人情報をリスク管理の視点からとれえたのは目からウロコだった」 と絶賛しているのです。 私もセミナー・デビューとしたら新越さんらしい個性も出ていて及第点だと言っているのです。 誰もが誉めているのです。 だから聞いた相手がワルイだけなのです。(^_^;)

「だったら私に感想を求めないで下さい!」…とYUKIは言ってます。 もうこれは私もYUKIから日常茶飯事に言われている言葉なのです。(^_^;)

【保険選びネット】の管理人バードさんが私に囁きました。 「なるほどDr.KENのネットでの打たれ強さはYUKIさんに鍛えられているのだ…」 そうですYUKIがあって今日のワタシがあるのです!

午後2時30分にセミナーが始まって、夕刻から二次回、そして三次会とおおいに盛り上がりました。 […]

2005年08月15日082号 キューバ音楽

ほんとうに何年ぶりかのライブ・コンサートに行ってきました。 キューバのロス・バンバンというサルサバンドです。 ヒロコのサルサのパフォーマンスでもロス・バンバンの曲は数多く取り入れていて 私もYUKIも曲だけは、とても馴染んでいたのです。

会場は新木場に最近出来た(カーナビに入っていない)STUDIO COASTという なかなか洒落た劇場というかライブハウスです。 お客様も、いかにもサルサ風?という女性多数に、サルサ風男性?もチラホラ 気分は盛り上がります。(^_^) 入り口でチケットを渡すと、別に500円徴収され大きなバーカウンターで好みのカクテル類などを 作ってもらい会場に入るとビックリです! そこはコンサートホールというよりディスコといった感じの大きなフロアーで、 前座バンドにあわせて、多くの人がサルサを踊っているのです。

ヒロコも友人と先に来ていてもう踊っているのでしょうが、 広くてぎっしりつまった会場では、どこのいるかも判りません。 少しぐらい踊るならともかく、最初から最後まで、こんなところでYUKIと二人で 立ちっぱなしでは身体が持ちそうにもありません。 ステージの反対側を見ると、その高いところに椅子席のスペースが 少々あるのを発見!、そこに一目散です、ナサケナイ(^_^;)

ロス・バンバンはやっぱり凄いです! まず音が違います、ひとつひとつの楽器がパワフルでクリアーでリズミカルで… 前座の国内サルサバンドも上手になったものだと感心していたのですが 音が出た瞬間にレベルの違いが炸裂!します。

次にボーカルが違います、5人のボーカリスト(歌わない時は楽器演奏)の 歌唱力はもちろん声にそれぞれ個性があり、なんでこんなに凄いのが こんなにいるの?という感じです。 高い位置からステージをみていると、バンドの一人一人の動きや 個性がよく見えて、とても面白ものです。 私はメンバーの名前は誰ひとり知りませんし、私の知ってる曲は数曲しか 演奏されませんでしたが、とても感動的なライブを見る事が出来ました。

エネルギッシュなステージに会場は盛り上がりに盛り上がって最後は アンコールの大合唱になりましたが、演奏は定刻でピタリと終了しました。 少々がっかりしましたが、我が家に帰って彼らのスケジュールをネットで見て納得です。 今、彼らは3ヶ月の海外ツアー中で2日前にはジュネーブ(スイス)でコンサートを したとばかりだというのです。

共産主義のキューバから外貨獲得の使命?でやってきて、このハードスケジュールを ノルマのようにこなす彼らにアンコールを求めるのは気の毒なような気がします。

キューバの老ミュージシャンをドキュメントした名画ブエナ ・ビスタ・ソシアル・クラブの イブライムがこの数日前に78歳で急死したニュースはショックでした。 ヨーロッパツアーから帰った3日に様態がわるくなり入院して6日に亡くなったというのです。 ヒロコが大好きだったピアノのルーベンも、キューバ旅行に行ってツーショットが撮れたと 大喜びした大御所コンパイ・セグンドも…そしてイブライ ムも今はいません。 世界的に脚光を浴びることが彼等にとって、ほんとうに幸せだったのか考えてしまいます。

でも、キューバの音楽が素晴らしい事は、間違いありません。 ヒロコも久々に我が家に帰り、興奮はさめやらず午前3時頃までライブの話で盛り上がりました。

2005年08月07日081号 今年も花火に

昨年、鎌倉の豪邸から花火を見ながらご馳走を食べて早一年が経ちました。 こんな好いことはめったにないので、来年も是非誘って下さいとM氏にお願いしていたら 律儀なM氏はちゃんと私達ファミリーを約束通り誘ってくれたのです。 今年1月には北京ダッグのお誘いもあり、3回目の訪問です。

現在家出中のヒロコは仕事も超多忙で 「鎌倉に花火を見に…」なんて会社のボスに言える状態ではないようですが、 どんなに遅れても駆けつけると、はりきります。 花火も素晴らしいのですが、ノンベイでグルメのヒロコはマーちゃんをはじめ その仲間達と美味しく飲むことをとても楽しみにしているようです。

当日夕刻、YUKIと私はクルマで鎌倉に向ったのですが、大渋滞に巻き込まれ 結局ヒロコを最寄の片瀬山駅(モノレール)でピックアップして3人揃って到着した時は、 宴はたけなわ!花火も絶好調!です。 昨年とても感激したM氏のお母さんが鎌倉の山で春先に獲った”せり”の佃煮。 今回もありました!美味しいお赤飯と食べたら最高に幸せな気分になってしまいます(^_^)

今回、初めて参加したのは大学4年生で就職活動中のお嬢さん二人と 芝居の演出をやるという若干24歳の中野クンです。

私は二人のお嬢さんにどういう関係でココに?と尋ねたところ、 「Mさんが出入りされてる出版社で、アルバイトをしていて…」と、とても遠慮がちに言うのです。 私は「いやーボクなんか保険屋としてMさんにお逢いしたが最初ですから」と言ったことから 保険の話で盛り上がりDr.KENの宣伝もしておきました(^_^)

中野クンは童顔で最初は高校生かと思ったくらですが中々の人物。 それもそのはず、演劇界の鬼才”唐十郎”の愛弟子で この9月に、唐十郎原作の【黒いチューリップ】を新国立劇場で公演、その演出をやるというのです。

唐十郎というと…花園神社、テント劇場、腰巻お仙・横尾忠則のサイケなポスター等々 私の大学時代の光景が蘇ってきます。 ただ【黒いチューリップ】というと、アラン・ドロンも思い出す世代でもあるのです。 それを私が口にだすと、YUKIは続いて「あのデュマの作品を?」と聞くのです。 YUKIは気取っているのではありません(配偶者として庇っておきますが)唐十郎を知らないのです。 私と3歳しか違わないYUKIですが、私が懐かしいと思う、その頃の流行歌や日本映画や 風俗、流行と言ったものには一切、関心を示さなかったようなのです。 そんなYUKIがなぜボクに関心を示してしまったのかは、未だに大きな謎なのですが(^_^;)

中野クンを帰りに送って行きました。 車中で私は言いました「テント劇場の唐十郎の作品を国立劇場でやるとは時代が変わったね…」 中野クンは言いました「だから思い切って、私のような若者に演出を任せたのかもしれません…」 なるほど、でも唐十郎のエスプリを充分に吸収した中野クンの芝居は是非、見たいものだと思いました。

2005年08月01日080号 優雅な生活

実はヒロコは6月から家出をしているのです。 まー家出と言っても8月までの期間限定で所在も解っているのですが。

ヒロコの職場の先輩がニューヨークに3ヶ月ほど行く事になり その留守宅を月7万円で使わないかと持ちかけられて、 ヒロコは二つ返事で引き受けたということのようです。

彼女(先輩)の家は職場に近く、家財道具も調っていて優雅なようです。 また家賃を払っているからには使わないとソンと思っているのか、 ほとんど我が家には帰ってきません。

したっがって、ここ2ヶ月ばかり、そしてこれから1ヶ月も… 毎日、毎日、YUKIと二人っきりです(^_^;)

YUKIはヒロコがいないととても家事に手を抜くのです。 私は毎朝7時には起きているのですが、YUKIはゆっくり起床して 食事はお昼前のブランチになるのが通常です。

昨日もYUKIとクルマで外出して午後6時頃になって 私がYUKIに「お腹がすいたね!」言いました。 これもいつもの返事で「さっき食べたじゃないですか!」と言われるのです。 さっきとは、朝食のことです。

「じゃー松屋のスープカレーを食べましょう!」とYUKIの提案です。 実は最近二人は390円の松屋のスープカレーにハマっているのです。

これを紹介してくれたのは1年ほど前に紹介した【八百屋のマイケル】です。 実はマイケルも最近パソコンを購入してインターネットをするようになったのです。 1年前には、彼が私のHPを見ることはないとの前提で、彼自身も知らない ”八百屋のマイケル”のあだ名を載せたのですが… 今ではすっかり週間KENの愛読者になって頂いたようです。 そして感想メールはマイケルの名前で送られてくるのです。

マイケルも【お~いお茶・濃い味】の大ファンで感動しあいました。 【タイ・カレー】のお店にも早速行って美味しかったとの感想です。 でも量が少し足りなかったようで、帰りにセブンイレブンのカレーパンを 食べたようですが、またそのカレーパンで盛り上がりました。 そして、マイケルが「松屋のスープカレーも安くて旨い!」との話しになり さっそくYUKIと食べにいったのです。

基本的にYUKIは食べ物に興味がないのですが、安さには興味があるのです。 大きなジャガイモと人参がボコッと入ったスープカレーは中々のものです。 小食のYUKIとは、ライスと人参・ジャガイモの交換をすれば調度良いのです。 松屋なら、少しクルマを走らせばどこかにあるので便利でもあるのです(^_^)

まーこんな生活をしているわけであります… ヒロコの、そしてYUKIの…優雅?な生活もあと一ヶ月です。

2005年07月18日078号 ビーバ 59歳!

7月12日、私の59回目の誕生日は 世田谷にあるメキシコ料理店【posada del sol】に行きました。

ヒロコのサルサ・クラブ(テンプル大学)のイベントの時には お世話になっていたアルマンドさんのお店で メキシコ通(拓殖大学ラテン・アメリカ研究会4年間在籍!?)の 私の誕生日の度に行こう行こうと言っていたのですが、やっと今年は実現したのです。

なぜ?今まで実現しなかったかと言えば… YUKIがサイフの紐をしっかり閉めていたからです。 なぜ?今年は実現したかと言えば… 今年就職したヒロコが招待してくれると言ったからです。

こうなったら、もうYUKIもワタシもゲンキンなもので こんな歴史的出来事を先送りなぞできないと、スケジュールを急遽調整して 誕生日当日の夜、仕事帰りのヒロコとはお店で待ち合わせという事で 私はクルマをおいてYUKIと電車で向かいました。 なんせワタシはタップリと呑ませて頂こうと思っているのですから(^_^)

下高井戸駅から歩いて数分、 洋菓子店ノリエットの2階にある【posada del sol】はすぐにわかりました。 「アルマンドがヒマで嘆いていた」とヒロコが言っていたとおり、 店内に一組のファミリー客がいるだけで、 一番奥のリザーブ・テーブルが寂しそうに我々の到着をまっていました。

ヒロコから仕事で少々遅れるとの連絡がケータイに入りました。 初対面のアルマンドはヒロコが来てから歓待しようと思っているのか? 人見知りをしているのか?気遣っているのか? 店はヒマなのに、どこかに引きこもってオーダーも取りにきません。

私のイメージでは店に入るや「OH!ヒロコのパパとママ!マッテマシタ!」と 陽気にハグぐらいしてくるかと思ったのですが…(^_^;) 静かな店内でYUKIと二人で向き合ったまま、いつ来るかわからないヒロコの到着を ジッと待っているのはツライものがあります。 もうこうなったら呑むしかありません!アルマンドに生ビールと とりあえずはチョリッソ(豚肉)のタコスを注文し二人で乾杯です。 旨い!生ビールとタコスがこんなにマッチするとは!生ビールは直ぐに空になり 2杯お替り、ビールばかり飲んでいたら、このあとのメイン・ディッシュが入らなくなってしまいます。 でも…本日誕生日でメイン・ゲストの私が、 本日のホスト役のヒロコに遠慮することはありません、ガンガン飲んで待つしかありません!

ビールはここまでにして、メキシコといえばテキーラ・ベースのカクテル【マルガリータ】です。 これがまた”つぼ八”で出てくるようなナサケナイ?ものではなく、本場物の迫力です。 これもお替りして、かなり気持ちよく?なったところでやっとヒロコの登場です。 仕事が忙しいことはケッコウ!大いに稼いで!本日はご馳走様!…ともう 私はすっかりハッピーになっていました。 (YUKIに言わせると私は基本的に常にハッピーでおめでたいとの事ですが)

お腹がぺこぺこというヒロコがメキシコ料理を何点か矢継ぎ早に注文して ひと段落したところで、アルマンダが奥のBARコーナーで、 とっておきのテキーラでも飲まないか?と私達を誘いました。

正直テキーラのストレートには抵抗があったのですが、 さすがアルマンダ自慢のテキーラは違います、 もうこんなの飲みだしたら”アル中”になってしまうのでは と思うほどグイグイの飲めて旨いのです。(^_^;)

アルマンドもココでは実に楽しくラテン気質まるだしで時間を忘れて 終電車ギリギリになるまで楽しい時間を過ごしました。 「あんなアルマンドは初めて見たし、今まで聞いたことがない話ばかりで とても楽しかった」とヒロコの感想です。 […]

2005年07月11日077号 お~いお茶・濃い味

昔、私が子供の頃、冷たい飲み物で憧れたのがカルピスでした。 バヤリ-ス・オレンジや三ツ矢サイダーも懐かしい飲み物でした。 学生の頃はコカコーラやファンタが全盛期で、 夏の合宿で、海岸でコーラーの早飲み競争をやって、 その優勝賞品がコーラーなんてバカな事をしていたことが思い出されます。 (その頃のコーラーは全てビンで競技には1リッタービンというのを使いました)

ところが最近はコーラーをあまり見なくもなりました。 考えてみたら私もここ数年飲んだ記憶がないほどです。 では、何を飲んでいるかといえば”お茶”です。 それも、私の場合は決まっています。 伊藤園の”お~いお茶”【濃い味】です! もう、これ以外は基本的には飲みません、 たまに他の”お茶”を買ったり貰ったりしても飲み残してしまうほどです。 もう完全に”お~いお茶”【濃い味】の中毒と言っていいほどなのです(^_^;)

あの天然カテキン400㎎というのもシビレます! 天然カテキン400㎎は500mlのペットボトルで、2リッターのペットボトルは 何と天然カテキン1600㎎もが入っているのです!(あたりまえですが…) 何だか聞いただけでも… 体内の脂肪が燃やされ、血がサラサラになったような気がしませんか!? YUKIは「しません!」と言いました。  いいのです、しあわせならば(^_^)

自然で飲みやすく渋みがあっても喉を通るのです。 どうしてかな?と考えたのですが、昔から飲んでいたお茶に近い事がわかりました。 【十六茶】や【爽健美茶】は緑茶ではありまでんし,【生茶】はイマイチ、 【伊右衛門】は繊細すぎて、私にとって懐かしい庶民のお茶ではないのです。

毎日、クルマの中には【濃い味】が置いてあります。 YUKIとの長距離ドライブには絶対に欠かせません、眠くなったら 天然カテキン400㎎です! 生保担当のM君とあんしん生命で打ち合わせする時も、M君は黙って 自販機から【濃い味】を買って来てくれるほどです。

最近感動したのはホノルルのABCストアに【濃い味】があった事です。 しかも2リッター入りが!値段は5$チョットで600円ほどせしたが、 迷わず買って、ホテルの部屋に戻るたびに氷を入れて美味しく飲む事が出来ました。

ホノルルのバス停に太った両親と可愛い金髪の女の子3人の 米国人家族がバスを待っていました。 その3人の女の子(4歳~8歳くらい)は、小さな身体に不つりあいな 大きなコカコーラのボトルがそれぞれが抱え、はしゃいでいました。 「あれじゃー、十年もしないで両親のようなデブになるな」と私が笑うと… YUKIは「ヒトの事を笑える身体ですか!」と言いました。

やっぱり日本人には”お茶”があっているのです。 何かの会合やセミナーの時に、それぞれが自販機で買って机に置かれている ペットボトルを見ると、ほとんどがお茶になってきたようです。 その中で【濃い味】の人を見つけると仲間を見つけてようで嬉しくなるのですが… 単なる眠気防止で買った人も結構いるようです(^_^;)

なにはともあれ、私はこの【濃い味】で、この夏を乗り切ろうと思っています。 ありがとう伊藤園!

2005年07月04日076号 タイ・カレーのお店

5.11のホームページ閉鎖事件から約一ヶ月半、 てんやわんやのバタバタで過ぎていってしまいましたが… やっと通常に近いペースを取り戻してきました。

私の愛車も見違えるように綺麗になって車検から戻ってきました。 この1年ほどは洗車もせず、ただただ乗り続けてきたのです。 何もココまでキレイに洗車して磨き上げなくてもと思うのですが、 ディーラーはとてもうるさい客だと言う事で、気を使ってサービスをしてくれたようです。 問題の窓ガラスのキズも知らなければまったくきずかないほどです。 でも、ここまで綺麗にされると、何だか自分のクルマじゃないみたいで疲れます(^_^;)

近所に美味しいタイ・カレーのお店があります。 ここを紹介してくれたのは29号(鎌倉の花火大会)54号(北京ダッグ)での グルメでリッチなM氏が私の家から近いようだからと4月の始めに メールを頂いたのがきっかけです。 お店の名前は【タイカレー イムイェム】 とても美味しく、値段も安く、お店の雰囲気もよく… 日曜日が休みというのが難点なのですが、これがまたこのお店らしいところなのです。 先年の8月にご夫妻で開店したアットホームなお店ですが、我が家と同じく 一人娘のお嬢さんがいらして日曜日は家族で過ごしたいというのです。

ここのご主人、M氏の情報によると前職はGデザイン事務所を経営し 将来は自分達の村をつくるのが夢という…ちょっとユニークな人なのです。 私達が最初に食べに行った時も、 カウンターの中に一人とてもマイ・ペースの”おじさん”がいて、不思議な時間の 流れ方をしていて、その昔、飲食業のプロだった私は… なんだか大丈夫かな?と心配してしまったほどだったのです。

でも、慣れてくると、このペースがとても、このお店にあっていて、心が和むのです。 先日、ボルネオから帰ったばかりのヒロコがタイ・カレーを食べに行こうといいました。 ペアのお客様が1組いるだけで、何時ものようにガランとしていましたが、 それから次々とお客様が入ってきます、面白い事にほとんどがペアのお客様です。 みんな馴染みのようで、ご主人もお客様も少しも慌てず、みんなマイペースで静です。

ヒロコは食後にココのマンゴ・プリン(200円)を食べるのが楽しみですが ご主人はマイ・ペースとはいえ、カウンターの中で一人で奮闘しています。 なんだか、食後のマンゴ・プリンをオーダーするのは気がひけます。 YUKIの隣に座った男性客は状況を判断してまだ注文をしていません。 やっと主人は男性客に「注文聞いたっけ?」と聞きました。 男性客は笑いながら「いや、まだですよ」といいました。 私も「お手スキの時で結構ですからマンゴ・プリンを二つ頂きたいのですが…」 と言ったら店内のお客様がみんな微笑んでいました。

フィリピン育ち?のヒロコはマンゴにはウルサイのですが、なぜかボルネオの マンゴ・プリンは不味かったらしく、口直しが出来たとよろこんでいました。

【イムイェム】の帰りはパソコンの【PCデポ】にいくのが我が家のパターン。 なぜかといえばクルマを【PCデポ】の駐車場に入れておくからです。 ヒロコのパソコン選びは数ヶ月前から続いているのですが、ソニーのVAIOが 安くなっているのにビックリ、私も欲しい!!

2005年06月13日073号 それでは、行ってまいります!

ハワイ行きが決まった時、この【73号】はホノルルから送ろうと決めていました。

このコラムは毎週月曜日発行となっていますが、 通常は日曜日の夜に原稿を書いて、就寝前(月曜日未明)にネットに流す… というパターンで連載しています。 今回のハワイ行きは日曜日(12日)の夜、成田を発つ便ですが ホノルルには時差の関係で同じ日曜日の朝に到着し、 その日の夜にコンベンションがあります。 すなわち現地時間で考えれば、何時ものように日曜日の夜に原稿を書いて ホットなハワイ情報を【週間KEN】でお伝え出来るという算段でした。

ところが先月11日にホームページの閉鎖騒動が勃発。 ハワイ出発までにはHPを再開するとの思いでやって来ましたが、 結局HPが再開したのがハワイ出発日の前日未明! このことを何も報告しないで、いきなり、♪浮かれてハワイ♪から… では、ケジメがつきません。

まずは、この場で、皆様にご心配をおかけしましたが、丸一ヶ月で あらためてホームページを再開する事が出来ました。 これは、ひとえに私を支えて下さった多くの皆様のお蔭と心から感謝しています。 詳しくはココをご覧頂ければと思います。

この件については、このような短い報告とリンクでお知らせ出きますが、 もう一つ、我が家にとって大きなイベントが土曜日(11日)にありました。

ヒロコの大学(米国のテンプル大学日本校)の卒業式です。 ヒロコが卒業生を代表してスピーチをするというのです。 そのために宮崎からおばあちゃん(YUKIの母)も上京し、 ヒロコもYUKIも着物も着せてもらってと大騒ぎの一日です。 こんな一大事!?を【週間KEN】に書かずに、いきなりハワイ号では 今度は留守番役で”出たがり屋”のヒロコからクレームが来そうです。(^_^;)

さて、卒業式は思ったより遥かに盛大で厳かで感動でした。 会場は先週の学長との食事会と同じ、都ホテル(港区白金)の大会場。 完全にアメリカ風卒業式で、フィラデルフィア本校の学長は勿論 在日アメリカ大使も迎えての一大セレモニーです。

特別に成績優秀という事でもないヒロコが卒業生代表に選ばれたのは 4年間の大学生活を100%エンジョイしたからではないでしょうか? サルサクラブを創設し、あらゆるイベントに積極的に係わり、 ほとんどの教授や講師、そして学長とまで仲良くなって、 アルバイトはもちろん結局、就職までその関係できめちゃたようなのです。 よーするに、先生や生徒の間でも認知度の高い生徒だったのです。

そんなヒロコのイベントがあるごとに私もビデオを持って参加していたのですから、 けっこう私も有名(親バカとして)になっていたのです。 実は私は…ヒロコを保育園時代から撮り続けて来たのです。(^_^;)

ヒロコが大きな壇上にあがりました、何時ものように落ち着いて ユーモアに満ちたスピーチが会場を沸かせますが… 英語ですので少し理解出来ないところもあります。 しかし、ちょっと真を置いて ビデオを撮っている私に向かって感謝の言葉を言っているようなのです。 少し目を潤ませ、声が震えています、コッチもたまったものではありません… あとで私の撮ったビデオを見たら、画面が揺れていました(^_^;)

その後の立食パーティーでヒロコは誰からも声をかけられ、 その模様をビデオで撮る私をヒロコは「My father」と紹介してくれるのですが、 誰からも…「以前から知っているヨ」とのお答を頂きました。

宮崎のおばあちゃんも「小さい時には大変なハニカミヤだったヒロコが…」と とても感動されたようです。

てなわけで【73号】はハワイからではなく、我が家から送りました。 【74号】を書く時は我が家に戻ってきてからです。 そうすると画期的企画?ハワイ発【週間KEN】は無いというのも寂しいので… 臨時増刊号としてでも、出せたらと思っています。

[…]

2005年06月06日072号 KENは眠らない

アッというまの一週間です! そして後一週間でハワイです! それまでに何とか、私のホームページも再開させたいと思っています。 寝る暇もないせわしさです(^_^;)

ヒロコは「KENは眠らない」と言います。 ヒロコが寝る時も、起きた時も、私がパソコンの前にいるからですが… 「野口英世は眠らない」という本をもじっているのです。 この本の著者である山本厚子さんとメキシコ大使公邸で ヒロコと一緒に逢いする事が出来ました。 何でこの本と出合って?何でメキシコ大使公邸なのか? それを書きだすと、またもや長くなりそうなのでやめます。 普段は(日本語の)本をあまり読まないヒロコが一気に読んだくらいです。 面白い本なのでお勧めです!

また日曜日にはヒロコが今春卒業したテンプル大学の卒業生から 選ばれた生徒の家族を、お食事にご招待いただけるという、 ありがたいお誘いに、家族3人大学近くの都ホテルに出かけました。 我々のテーブルは学長の隣でしたが、 なごやかに楽しく美味しい食事をご馳走になりました。 ヒロコはなかなかのスピーチ上手で会場を沸かせていましたが… しゃべりだしたら止まらないのは誰か?の血のようです(^_^) この土曜日(11日)には同じホテルで卒業式があり、 今度はアメリカ大使の前で卒業生を代表してスピーチが出来るとはしゃいでいます。

以上は私にとってマー骨休めのような話しです。 問題は「KENは眠らない」いや「KENは眠れない」のです。 何と言ってもホームページ閉鎖での対応が、なんやかやと時間が取られます。 【保険選びネット】の掲示板もレスが200を越えて、私がなぜか犯罪人のような 意見も飛び出してきて、穏やかではありません。 ネット上での誹謗中傷には馴れている私ですが、 今回はロコハウスの看板を背負っての騒動ですから 私のお客様に不安な気持ちを少しでも与えたら申し訳ないとの思いがあります。

どんなに遅くともハワイに行くまでにはホームページを再開するつもりですが 保険会社からの具体的な改定箇所を指摘した山ほどの書類が 私の手元に届いたのが金曜日の夕方でした。

今回の騒動で私の励みになっているのは坂本さんの存在です。 たまたま、坂本さんのセミナー直前に”事件”が起きてしまったという因縁で お気の毒に…私が巻き込んじゃったようですが(^_^;) こんな時に、これほど頼りになる人は他にいるもんではありません。

国内生保のアクチュアリー、外資生保の立上げから常務取締役、 再保険会社の立上げから撤退を代表として遂行、日本アクチュアリー会の重鎮、 現在はアカラックスという会社を経営し保険会社や共済のコンサルタントから大学の講師、 ついでに?アカラクシアという売れない(余計でした)保険代理店まで経営しているのです。

おそらく、今この日本国に於いて現存する、 ”生命保険に最も詳しい人”ではないかと私は推察しているほどの”お方”です。 そんな坂本さんですから、通常なら数十万円いや場合によっては数百万円の コンサルタント料を取る”そう?”ですが… 今回の私どもの件に関してはハワイ土産のマカダミアナッツのチョコレートと 引き換えという、特別レートにてお引受け頂いたのです。

金曜日の夜、YUKIと坂本さんの神田のオフィスに相談に伺いましたが… 何時ものように?お酒を頂きながら、保険談義に花を咲かせ、 ラーメンをご馳走になって楽しく帰りました。

今、その書類の山に一人埋もれて…今夜も眠れそうもありません。