2008年11月3日250号 ふだんの白根さん?

ここのところYUKIはとても忙しいようです。 ほとんど24時間一緒にいるYUKIに対して『忙しいようです』と言うのはちょっとヘンですが 最近YUKIは私に対して「KENはヒマそうでいいわよね」とよく言うのです。 ま~忙しくてたまらいという事はないのですが 私は私なりになんやかやとそれなりにやることはあるのです。(^_^;)

たしかに、これもヘンなハナシですが、 保険会社は商品や業務を簡素化をすると言って”抜本計画”を進行中ですが 実際にはどんどん複雑化しているようです。 書類にマルがひとつ漏れてるだけで複雑な内容のFAXが何枚も送られて来て それに複雑な訂正を入れてた返事をFAXで送ると、それに不備があるとまた数枚のFAXが来て…と 紙をやたらに使わされるため、 その紙が無くなったと探しまわり~なにかと忙しいようなのです(^_^;)

そんなわけで、いつもYUKIと二人で行っているアカラックスのセミナーですが 今回はYUKIは多忙のため二次会から顔を出すということで、一人で出かけることになりました。

今回の講師は週間『保険情報』編集発行人で(株)保険社の社長でもある白根毅之助氏。 なんて書くと私にはしっくりこないアカラックスでの飲み仲間です(^_^;) テーマは『小額短期保険会社の現場から』、 白根さんが『保険情報』の連載記事として取材を続けてきたテーマです。 とても丁寧な口調でトーンも低く講演がはじまり”ふだんの白根さん”らしくないのです。 いや私が知っているのはお酒の入っている白根さんですから ひょとしたらコレが”ふだんの白根さん”なのかもしれません。 しかし内容が豊富すぎて時間が押してきたら ”ふだんの白根さん?”のべらんめい口調も出て本調子になったところでタイム・アウト。 セミナーは終了し二次会の居酒屋で乾杯です!   ① ② ③

そして居酒屋から数分歩いて 由緒ある建物のアカラックス・オフィスでの三次会です。 今回はいつも我が家から持参する宮崎の焼酎を切らしてしまい、 角倉家御用達のタイカレー店イムエム自家製のパウンドケーキ。 ヒロコの中国四川省のお土産の熊猫(パンダ)チョコ。 それに先日我われが長野でもぎとってきたリンゴ…3点です。 時節柄中国産のチョコはどうかな、との心配もどこふく風でキレイに無くなりました(^_^;)

YUKIは結局、銀行にも支社にもいけないほど忙しいかったようで 我が家から直行で7時過ぎに到着! でもアカラックスにくれば、とてもリラックスしてしまうYUKIなのです。 『超保険解体新書』の著者でもあるinswatch代表の長さんとも歓談することが出来、 すっかり私の知っている”ふだんの白根さん”に戻った本日の主役とJR神田駅で別れました。 白根さん、ほんとうにお疲れさまでした(^_^;) ① ② ③ ④

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2008年04月21日222号 なまけもの

毎日、毎日YUKIと向かいあって仕事?をしている私ですが… YUKIは私にたいして最近やたらに「なまけもの!」…と罵るのです(^_^;)

たしかに私は”はたらきもの”ではなかったと自分のコレまでの人生を振り返っても思います。 一生懸命やったことは沢山ありますが、それは仕事上であっても好きなこと事だったようです。 ようするに好きで無いことは基本的にやりたくないのです(^_^;)

ま~誰だって好きでない事はやりたくないに決まっています。 それをやるのが仕事だという考えもあるようですが、それがイヤなのです(^_^;) ま~ワガママと言われてしまえばそれまでですが、 イヤな事をムリヤリやっては自分はもとよりお客様に損失をかけるなんて思ってしまうのです。 ま~ヘリクツはともかくとして(^_^;) 結果的に私はこれまで”好きな事”を仕事にしてきたようです。 ヒロコの学費を稼ぐため1994年から2年間、朝3時に起きて新聞配達をしましたが 自分なりにはけっこう楽しいアルバイトでした。 保険の仕事も最初は馴染めませんでしたが、自分なりの営業スタイルを確立し 保険とインターネットという未知への挑戦も興味深く ライフワークとして楽しみにやっていこうと思っています。

それではなぜ?YUKIから「なまけもの!」と罵られるのかと言えば やりたく無い仕事というか事務処理が山ほど増えたからです。 それがどのようなものであるかは、書き出したら止まらなくなりですからカットします。

簡単に言ってしまえば、何でもかんでもマニュアル化され、 マニュアル通りにやる事が目的化されてしまったことです。 このような仕事ならロボットにでもやらせればよいと思われる仕事です。

お客様にはとうてい消化しきれないほどの確認書類が用意され、 その書類に少しでも不備があると、お客様の訂正確認や書類にハンコが漏れているとか、 やたら言ってくるのです。 もともとバカバカしいと思っているので、そのような書類が溜まっていき 保険会社から「あの書類のハンコはまだか?」 「あれはどうした?」「これはどうした?」…と電話が入ってくるとマスマス いやになって後回しにしてしまうのです。

そこでYUKIから「なまけもの!」と罵られるのですが(^_^;) だんだん私も”うつ病”や”ひきこもり”の人達の心理が判るようになってきました。

先日なにげなく見ていたテレビで驚いてしまった事があります。 サラリーマン風の背広を来た男が朝のラッシュアワーの中、 虎ノ門の地下鉄駅を出てオフィス・ビルに入っていきます。 エレベータを出たところのオフィスのドアが開くと、そこは普通の事務所になっていて 多くの人達が背広を着てデスクに向かっています。 しかしちょっと不自然なのは、みなマチマチに新聞や本を読んだりして 具体的に仕事をやっているという雰囲気はないのです。

ここで初めてナレーションが入って、ここが医療施設である事がわかります。 欝(うつ)で会社を休業している人達が会社復帰するためのリハビリをしているそうです。 でも、私にはどうしてもロボット再生工場のSFの世界でも見ているようで怖くなってきました。

なんでもマニュアル化され人間性が失われていく企業社会で欝(うつ)になるのは ある意味、そちらの方が正常なように思うことすらあります。 そんな企業社会からはサッサと足を洗って収入が少なくても好きな事をすれば良いのです! 一度しか無い人生なのですから!

てな事を思ってしまうきょうこのごろですが… いやな仕事をYUKIにおしつけて、好きな事だけやっていたのでは YUKIから「なまけもの!」と罵られてもしかたないかもしれません(^_^;)

2007年08月20日187号 インターネットな日々

17日の金曜日にはブログ【損害保険業界ノススメ】のOFF会にYUKIと参加してきました。 昨年暮れに第一回、今回は第3回目のOFF会ですが…私とYUKIは皆勤賞です(^_^;)

インターネットはバーチャルなものと思われがちですが、 私はとてもリアルなものとしてビジネスにも結びつけています。 ネットを通して知り合った…というかネットが無ければ知り合えなかっただろう 世代を超えた多くの人達と仲良くなる事も出来ました。

ブログの管理人は”ある大手の損害保険会社”の社員です。 私も”ある大手の損害保険会社”の代理店ですが(^_^;)…会社は違います。 でも、保険会社に限らず、我が国の大手金融機関の現役社員がブログを書く!というのは、 とても度胸がいるようで、めずらしいのです。 たてまえだらけの保険業界に、こんな若い社員がいる事が嬉しくて ただそれだけで…OFF会には欠かさず参加しているのです。

OFF会が楽しいのは、たとえ初対面でもブログやコメントを通して、その人の人となりを 知っていることです。 この日も、第一部の意見交換会で隣に座っていた女性に「はじめまして!」と挨拶すると… 「スペイン旅行記、楽しく読ませて頂きました」と言われてしまいました。 彼女のブログは私も読んだ事があり一瞬で親しくなってしまいます。(^_^) 第二部の交流会も大いに盛り上がりアッというまに終ってしまいました。

ここで知り合って【182号】で紹介した”うるめクン”ももちろん参加していました。 その”うるめクン”にYUKIは何やら話したあと、私にいいに来ました。 「日曜日の”コンサートのホームページ”の打ち合わせ”うるめさん”は参加してもいいって、 言われてるけど、どうなさります?」 もちろん断る理由など、ありません(^_^;)

日曜日、池袋のサンシャイン・ビルのプリンス・ホテルのラウンジで午後3時からの打ち合わせです。 横浜の上大岡から池袋までリチギな”うるめクン”は時間どうり来ていました。 このボランテァ仲間は優雅な人達の集まりで、まずは食べ放題のデザート・バイキングです(^_^)

私がうるめクンの実力を紹介すると、がぜん打ち合わせは盛り上がり 是非、次回の9月2日のニュー・オータニの打ち合わせにも来て欲しい! ボランティアのメンバーにまでなって欲しいとの要望まで出て来て、 ちょっと可哀そうになってきましたが、助かります。

ついでに…とういうより渡りに船というタイミングで、 ロコハウスのホーム・ページを”うるめクン”に見てもらおうという事になって その打ち合わせをすることになりました。

保険会社を退社までして保険代理店のポータル・サイトを立ち上げた”うるめクン”は 以前から私のホーム・ページには注目していたというのです。

保険の事が判って、チャレンジ精神があって、Webのプロである ”うるめクン”が我がホームページの知恵袋になってもらうことは願ってもないことです。

インターネットでの新しい保険営業を模索する二人にとっては理想的パートナーと言えるのです(^_^;)

てなコトで… お腹いっぱいになったサンシャインをクルマでアトにして、 どこか駐車場があるファミレスで気分を変えてジックリと、 と探しているうちに結局”うるめクン”の自宅近くの上大岡の『サイゼリア』で ヒロコと3人で打ち合わせ。 一番ホッとしていたのが、ロコハウスとコンサートの2つのホームページのプレッシャーから ほんの少し開放されたヒロコだったかもしれません。

2006年08月14日134号  自分の頭で考える

私はナニゴトもまずは自分の頭で考える習慣があります。 大学を出て中堅の洋菓子店に就職した早々から、 生意気にいろいろな意見を言ったり企画をするものだから、 上司から「だまって!バカになって仕事をしろ!」と怒られたのが、今でも鮮明な記憶として残っています。

あれから40年近くたったわけですが、人間の性格は変わるものではありません。 【ケーキ屋KENちゃん】時代はそれでも、好き勝手な事をやらしてもらい、 それなりに会社にも貢献したという自負もあります。 【保険屋KENちゃん】になって20年以上が経過しましたが… この保険業界は…自分の頭で考えちゃいけないという”風習”があるようです。

先日、ある同業者から私のHPの掲示板に投稿がありました。 「約款にも載っていない事を勝手に書くな!」というものです。 私がネット上で、ある保険商品の保険料の仕組を説明するうえで 「いわばそれは暫定保険料…」と”たとえ”として表現したのが気に入らないようです。 暫定保険料なんて事は約款のどこにも載っていないというのです。

そして私がネット上で独自の考えを書いている事に対しては、 保険会社が代理店向けに出している簡単な問答集を持ち出して 「コレを基準に解答すべきで勝手な考えを書くな!」と結んでるのです。 その問答集には質問に対して 「一概に説明する事は困難でケースバイケース…」と書かれているだけなのです。

実はこのような考えは保険の世界では一般的なのです。 昨年の私のHP閉鎖騒動もこのことが根源にあると私は思っています。 少しでも判りやすく具体的にとの思いで表現すると同業者から袋叩きにあうのです(^_^;) そのほとんどが”プロ”とか”専門家”との表示はあっても匿名で正体不明です。 私にクレームをつけてきたP氏は自分のURLを表示していますがイマイチ名前や顔はもちろん 何をHPで表現したいのかも私には見えてきません。 それは当然かもしれません、 自分の考えを判りやすく伝える事はいけない事だと思っているのですから。

こんなことで消費者に何が伝わるというのでしょうか? 私がネットやHPで書いている事が絶対に間違いが無いとは私も断言出来ません。 しかし契約者にとって重要だと思われる保険の情報開示は圧倒的に少ないのです。 こういったことを公開されたネット上であるからこそ、 自由に自分の考えを公表し議論をし、それを消費者が見て、自己責任で判断するというのが 健全な姿ではないかと私は思うのです。

この根源にあるのは”何か?”です。 それをつきつめると…【責任を取りたくない】という事につながるように思われます。 そして、この傾向は一般の契約者や相談者にまで転移しているようです。

保険相談の掲示板には毎日、数多くの保険相談が寄せられますが… その中で最近とても多くなって来たのが、生命保険に加入する時の”告知”に対する相談です。 告知書に ☆5年以内に以下の病気(別表で表示)をしたことあるかとか… ☆3ヶ月以内に医師の診察をうけたか、投薬があったとか…色々な質問がされているのです。 もちろん、わかっている限り正しい告知をしなければなりません。 問題は本人も忘れてしまったことや、5年前だったのか、5年以内だったのかが定かでない場合です。 このような事について、掲示板に、どうかけば良いかの相談があります。 それに対して、多くのプロが、それは全部、正確にしらべて告知しなければならないと ”タテマエ”の解答をします。 それをネット上で見た人が、「そういえば自分はそこまで正直な告知していない!」と不安になって 掲示板に投稿してきます。 それに対して、また多くのプロが「それはいけまん正直に調べて至急追加告知をしてください、 保険金が支払われなくなる可能性があります」…また”タテマエ”の解答をするのです。 こうなったら、もう次から次に同じような質問と解答が繰り返されます。

私はこのような質問には、なるべく解答しないようにしているのですが… あまりにも低次元のやり取りに見かねてコメントをいれます。 「ココに路上駐車して良いかと警察官に聞くような事はしないで、契約者の自己責任で 判断したらいかがでしょうか?」と…。 […]

2005年06月06日072号 KENは眠らない

アッというまの一週間です! そして後一週間でハワイです! それまでに何とか、私のホームページも再開させたいと思っています。 寝る暇もないせわしさです(^_^;)

ヒロコは「KENは眠らない」と言います。 ヒロコが寝る時も、起きた時も、私がパソコンの前にいるからですが… 「野口英世は眠らない」という本をもじっているのです。 この本の著者である山本厚子さんとメキシコ大使公邸で ヒロコと一緒に逢いする事が出来ました。 何でこの本と出合って?何でメキシコ大使公邸なのか? それを書きだすと、またもや長くなりそうなのでやめます。 普段は(日本語の)本をあまり読まないヒロコが一気に読んだくらいです。 面白い本なのでお勧めです!

また日曜日にはヒロコが今春卒業したテンプル大学の卒業生から 選ばれた生徒の家族を、お食事にご招待いただけるという、 ありがたいお誘いに、家族3人大学近くの都ホテルに出かけました。 我々のテーブルは学長の隣でしたが、 なごやかに楽しく美味しい食事をご馳走になりました。 ヒロコはなかなかのスピーチ上手で会場を沸かせていましたが… しゃべりだしたら止まらないのは誰か?の血のようです(^_^) この土曜日(11日)には同じホテルで卒業式があり、 今度はアメリカ大使の前で卒業生を代表してスピーチが出来るとはしゃいでいます。

以上は私にとってマー骨休めのような話しです。 問題は「KENは眠らない」いや「KENは眠れない」のです。 何と言ってもホームページ閉鎖での対応が、なんやかやと時間が取られます。 【保険選びネット】の掲示板もレスが200を越えて、私がなぜか犯罪人のような 意見も飛び出してきて、穏やかではありません。 ネット上での誹謗中傷には馴れている私ですが、 今回はロコハウスの看板を背負っての騒動ですから 私のお客様に不安な気持ちを少しでも与えたら申し訳ないとの思いがあります。

どんなに遅くともハワイに行くまでにはホームページを再開するつもりですが 保険会社からの具体的な改定箇所を指摘した山ほどの書類が 私の手元に届いたのが金曜日の夕方でした。

今回の騒動で私の励みになっているのは坂本さんの存在です。 たまたま、坂本さんのセミナー直前に”事件”が起きてしまったという因縁で お気の毒に…私が巻き込んじゃったようですが(^_^;) こんな時に、これほど頼りになる人は他にいるもんではありません。

国内生保のアクチュアリー、外資生保の立上げから常務取締役、 再保険会社の立上げから撤退を代表として遂行、日本アクチュアリー会の重鎮、 現在はアカラックスという会社を経営し保険会社や共済のコンサルタントから大学の講師、 ついでに?アカラクシアという売れない(余計でした)保険代理店まで経営しているのです。

おそらく、今この日本国に於いて現存する、 ”生命保険に最も詳しい人”ではないかと私は推察しているほどの”お方”です。 そんな坂本さんですから、通常なら数十万円いや場合によっては数百万円の コンサルタント料を取る”そう?”ですが… 今回の私どもの件に関してはハワイ土産のマカダミアナッツのチョコレートと 引き換えという、特別レートにてお引受け頂いたのです。

金曜日の夜、YUKIと坂本さんの神田のオフィスに相談に伺いましたが… 何時ものように?お酒を頂きながら、保険談義に花を咲かせ、 ラーメンをご馳走になって楽しく帰りました。

今、その書類の山に一人埋もれて…今夜も眠れそうもありません。