2009年05月25日279号 菓子と花と野菜のフェスティバル

24日(日曜日)東大和のエノちゃんのお店で 『お菓子とお花と野菜のフェスティバル』が開催されました。

この日はクラシック・ハートコンサートの定例役員会があったのですが、 そっちはヒロコに任せて、YUKIと私はそのお手伝いに行くことにしました。 なんと言ってもフェスティバルというのでから、 エノちゃんに応援を頼まれたら、ボランティアの定例役員会なんて のんびり行っている場合ではありません。

でも天気はあいにくの雨です。 お花の協力をしてくれるエノちゃんの友人のスギウラさんが 店頭にいっぱいにお花を並べ、近所の野村農園から提供されら野菜もすでに置かれていて 準備万端で特別にやることはありません。 まずはコーヒーをゆっくり飲んで、タウン誌の取材の方と歓談したり… 特別、忙しいわけでもなくのんびりとするしかありません。

店頭に前もって貼られているポスターを見ると【雨天中止】となっています(^_^;) 「おいおいコレャなんだよ!」とエノちゃんに聞くと あんまり深く考えないで書いたというのです。 私も朝から雨が降っているのに、そんな事は気にしないで来たので ま~あんまり深く考えないのがいいようです(^_^;) ま~こういったユルイところがエノちゃんの魅力です。

雨が降っていてもボチボチお客様はやってきます。 とは言っても花を売るのはスギウラさんがプロでボチボチのお客様なら一人で充分です。 第一、花の名前すらほとんど判らない私がお客さまの質問に答えられるわけがありません(^_^;) エノちゃんのお店のケーキなら、なんとか販売出来ますが エノちゃんもエノちゃんの奥さんもいるのでボチボチなら私の出る幕はありません。

そのうち雨も上がりボチボチからソコソコにいくのですが… もうほとんどが御得意様かエノちゃんの知人で、 エノちゃんがお客様の相手をするので、やっぱり私の出る幕がありません(^_^;) でもエノちゃんとの付き合いが長いおかげで… お客様の半分以上が、私も知っている人たちで、けっこう楽しく過ごしました(^_^;)

結局、暗くなるまで私の出る幕がないままフェスティバルは終りました。 ほとんど儲けはなかったと思いますが、とてもアットホームで楽しい一日でした。 エノちゃんに「何もしなくてゴメンね」と言ったら 「店の前でブラブラしてるだけで賑やか感じになるから…」と優しい言葉を頂き たくさんのお土産を頂だいて帰路につきました。

この日の楽しい写真集です。 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱

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2009年04月13日273号 野菜作りは止めましたが(^_^;)

今年2月から毎週土曜日に二人そろって欠かさず参加していた農作業でしたが 11日で突然ですが辞めてしまうことになりました。

東大和の地域活性化が悲願のエノちゃん(^_^;)を通して知り合った自然農法の内野さんが 都から借り受けた農場でのボランティア野菜作りをしていて、まだ知名度が低く苦労しているというので ”広報”の立場からお手伝いをさせて頂こうというのがきっかけです。 詳細は【262号】

農業の楽しさは昨年、長野県の飯山での稲作に通って体感していたので その楽しさを自ら楽しみながら実況中継していくようなホームページを作っていけたら との思いがあったのです。

その新年会で私が名刺を配ることに不快感を示した副会長のO氏と結局 最後まで折り合いが悪かったということのようです(^_^;) 私が農作業の合間にちょくちょくポケットからデジカメを取り出し写真を撮っていると 「いいかげんにして仕事をやってくれ!」と言われたのです。 これは私が参加する根本的な問題なので休憩時間にメンバーの前で確認を取っておこうと思いました。 しかし議論を避ける日本人の習性なのか(^_^;) 「ま~ま~時間も無いので…」と仲介が入って、そのままになってしまったのです。 そんな中でも決まったことは… ホームページで個人情報(と言っても顔ぐらいですが)が公開されることに抵抗がある会員もいるので 具体的なイメージが出来てから会員の了解をとってスタートして欲しいという事です。

でも農作業は面白い!(^_^:) 時間や季節の経過で全てが変化しながら、次々にやる事が生まれてくるのです。 私にとっては”たい肥”作りも、土を耕し畝(うね)にするのも、何から何まで初めてだらけです。 最初は何が何だか判らないでやっているのですが、それがカタチになっていくと 「なるほど」とうなずくことばかりです。 種を植えた野菜が成長していくのはもちろん、雑草や虫たちにも注目がいってしまいます。 農作業のメンバーが少ない時は必然的に写真の枚数は減りますが 天気が良くて参加者が多いときは、のんびりと談笑しながら農作業をする人たちを撮るのも、 楽しさを伝える写真として私の好きなショットです(^_^;) 農作業をやりながらドロだらけになって写真を撮るから面白いのです。 「毎週よく欠かさずに参加されますね!」と言われてきましたが 「今週はどうなったか?」との楽しみがあり農場に着くなり何十枚もの写真を撮ってしまうのです。 1日だけ雨で農作業が中止になった時がありますが撮影だけでも行こうかと思ったぐらいです。

O氏が写真を撮る私に不快感を示しているのを肌で感じていた私は 今度また同じような指摘をO氏から受けるような事があったら ”はっきりさせてもらおう”という気持ちを持っていました。 そのO氏が先日(11日)ツイに私にハッキリとまた言ってきたのです。 「忙しいのだからいいかげんに写真を撮るのは止めて欲しい!」と。(^_^;) 「何が忙しいのですか?これだけ人がいるのに!」という私に 「仕事はいくらでもあるのだから写真を撮るな」と言うのです(^_^;)

また休憩時間に、私がこの会に参加している主旨と考えを伝えたうえで それを副会長が認めて頂けないのなら「退会させて頂きます」と言ってしまったのです(^_^;) もちろんコレには私なりの計算もありました。 75歳でこの会の人気者でムードメイカーのAさんが助け船を出してくれると思っていたからです。 案の定「いいじゃなですか!写真を撮って頂くのも意味がある事だし、 それに奥さんだって毎週かかさず楽しみに参加されておられるのだし…」との発言に いつも参加し懇意にしているメンバーからは多くのうなずきが上がったのです。 ところが普段は参加してないメンバーから「写真はほどほどにして農作業をやって頂くのが本質」とか Oさんを支持する意見も出てきて、最終的に会長である内野さんの意見を聞くことになったのです。 内野さんは ホームページでオープンにする事に抵抗があり、それに同調する人もいて Oさんの意見に近くなっていることが判りました。 そうであるならば「退会する」という私の意見を通すしかありません。 ひとのいい内野さんとしてはOさんの意見を尊重するしかなかったのかも知れません。

YUKIとエノちゃんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした(^_^;)

毎週土曜日の農作業を楽しみにし、午後からの内野さんご自身の農園でのお手伝いも […]

2009年02月23日266号 毎週土曜は農業に

実は今月の7日(土曜日)から 毎週土曜日、朝の9時から昼過ぎまでYUKIと一緒に野菜作りをしています。 この21日(土曜日)も14日に続いて3回目の参加でした。

場所は東大和、そうエノちゃんの地元で、 【週間KEN262号】でも紹介した自然農法研究会の農場です。 これを紹介した数週間前は、 ことの成り行き上、エノちゃんのためにも何回かは顔を出さなくてはならなかかな、 とは思っていたのですがココまで入り込むとは思っていませんでした。

予想を裏切ったとはYUKIの行動でした(^_^;) 朝まるで弱くて土日は昼近くまで寝ているYUKIが、なんと7時前に起きて行くというのです。 それも初日(7日)で懲りるかと思っていたら… 次回のために作業用の長靴を買いにいったり、気合が入っているのです(^_^;)

3回目のこの日も、朝7時にクルマで家を出ました。 東大和はウチから30キロほどですが、けっこう渋滞があったりして1時間ちょっとは 見ておかなければなりません。 もちろんスムーズにいけば40分ほど余ります。 東大和のガストでゆっくりと朝食とコヒーの時間を過ごすも楽しみのひとつです。

この日は先週ちかくの楢(なら)と橡(くぬぎ)の雑木林から集めてた落ち葉の山に ① ② ③ ④ 糠(ぬか)と水とをブレンドして、堆肥を作るといういう大作業です(^_^;) これを6回から7回ほどやって豊かな土になっていくわけですが、 その第一回の作業なので、落ち葉のカサが相当なもので人海戦術がモノをいい 思ってよりもはかどりました。

また7日に5本の畝(うね)をつくったままで終了した畑に ① ② 大根・人参・小かぶ・小松菜・ほうれん草の種を植えて ビニール・カバーをかぶせるまでの作業をしました。 5月~6月には収穫が出来るようで楽しみです。

農作業の合間の仲間との団欒もたいせつなひと時です。 今回からマイ・カップとマイ箸を持っていきましたが 今回はマイ箸の出番はありませんでした(^_^;) これに子ども達が参加するようになったらもっともっと楽しくなるのではないでしょうか。

帰りにはエノちゃんの店によって 手を洗って、ケーキとコーヒーをご馳走になって、 エノちゃんのアツイ議論を聞いて帰るのも、定番になりそうです(^_^;)

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2009年01月26日262号 エノちゃんとの飲み会

エノちゃんはお酒を飲みません。 お酒がなくても、たくさんしゃべって東大和(東京都)では ほんのちょっと有名なお菓子屋さんにはなったのですが、 まだまだエノちゃんの思いは通じていないようです。 エノちゃんが思っていることは簡単にいってしまえば東大和の町おこし。 特に人と人との繋がりが希薄な今日の社会をとても憂いて 昨年の3月には東大和の公民館でエノちゃんが発起人となってシンポジュームを 開いたぐらいの情熱家です。

私とはエノちゃんは、いつもホンネでヅケヅケと言い合うのですが… 東大和のキーマンたちとのホンネが今もってよく判らないと嘆くのです。 「エノちゃんはお酒を飲まないからなー」 私が何気なく言ったのがエノちゃんの心に刺さったようで 「だったら今度飲み会があったら,誘うから一緒に行ってよ」と私に言いました。

25日(日)エノちゃんに誘われて東大和での飲み会に行くことになりました。 11時までに東大和に来てほしいというのです。 なぜ飲み会がそんなに早い時間からあるのかよく判りませんし、どのような集会なのか 一応エノちゃんは説明してくれたのですが、なんだかごちゃごちゃして(^_^;) ま~東大和のおおざっぱなアウトラインは私も分かっているので気軽に出かけることにしました。

飲み会にいくわけですから、いつものようにクルマで行くわけにはいきません。 東大和には何十回、いやもうそれ以上行っていますが、電車で行ったことは1度もありません。 南武線で立川まで行ってモノレールで桜街道で下車、そこからエノちゃんのクルマで 会場に向かいました。

私はエノちゃんのクルマの中で 「11時から飲むって早すぎない?それに何時まで飲むの?」 「そもそも今日は何の為の飲み会なの?」…と再度聞いても 私も面識のある自然農法の内野さんの研究会の集まりというだけで エノちゃんも詳しくは判らないようです。 あくまでエノちゃんの目的は私を”酒の場”に連れ出して ホンネを探ろうというもののようです(^_^;)

会場は和食【ななかまど】と言う居酒屋風店舗で、 「おいおい午前中から宴会かよ」と 立川駅で食べたばかりの立ち食いソバを後悔しながら店員に奥へ案内されると なんとカラオケの個室が並んでいます。 「おいおい午前中からカラオケかよ」と 部屋のドアを開けると20名近い人たちが集まって、なにやら会合のようなものが 始まっていました。 テーブルの上には一応、ビールやお刺身やオードブルがならんでいて ま~なんとなく納得がいく雰囲気です。

会は内野さんが主催する『自然農法研究会の新年会』というのが 正式な名称であることがココで始めてわかりました。 途中から入ったエノちゃんと私は黙って会の進行を見守るしかありません。 私はいつものようにデジカメを撮ったりして時間を過ごしました。

会場がひと段落した時に、ひとりの女性から声をかけられました。 「さきほどから写真を撮られていますが、どうされるのですか?」と冷たく言われました(^_^;) そこで、遅ればせながら自己紹介などさせて頂き、 ビールや料理もつまみながら、やっと落ち着かせてもらい、いろいろと談笑することが出来ました。 ① ② ③ ④ 一応場も和み、ひとりひとりに私の名刺を渡して挨拶をしていると ちょうど最後の一人を残して、面識のある女性市会議員のKさんが 私に名刺を配るのは「ココでストップ!」と必死で止めるのです(^_^;) 残っているのは内野さんをサポートしている副会長?の男性ひとりだけなのですが、 挨拶もさせようとしないのです。

ま~まだまだカラオケもあるようだし慌てることも無いと思っていたら 会場は1時までとなっているので、これでお開きという事になってしまったのです。  ① ②

新年会に参加したわけですから 「会計はおいくらでしょうか?」と訊ねると非会員は3500円ということでした(^_^;) […]

2008年08月11日238号 きょうはひとり

今日はYUKIが宮崎の実家に帰ってしまったので、久しぶりに一人で夕飯を食べました。 YUKIとトラブルがあったわけではありません(^_^;) 宮崎でトラブルがあったのでYUKIが急遽行くことになったのです。 宮崎の86歳の義母(YUKIの母)がころんで骨折をしたのです。 もともととても元気の良い義母なのですが入院をした病院から ケータイでYUKIに不安を訴えていまいた。 またケータイにもまだ馴れていないため間違って留守番モードにしてしまい YUKIからの連絡が受け取れなくなったりのテンヤワンヤで… なにしろYUKIだけでもお見舞いがてら宮崎に行ってきたら、ということになったのです。

てなことで… 今朝(もう昨日ですが)7時20分の羽田発の全日空でYUKIは出かけました。 もちろん私が空港までクルマで送りました。 7時20分の飛行機に乗るためには1時間ほど前には羽田空港に到着していなければならず、 そのためには我が家を5時半頃に出発しなければなりません。 昨夜はこれもいつもの事ですが3時過ぎまでバタバタしていて ほとんど寝ていません。 ま~これはYUKIと二人で出かける時のいつものパターンなのですが 今回は私は飛行機には乗らないわけで機内で仮眠することも出来ません。 この日は、午前中に坂戸市(埼玉県)のお客様のYさんのところに行くことになっています。

家に一旦帰るのも中途半端なので… 羽田からそのまま坂戸に向かう事にしました。 ひさびさに羽田から環八を北上, 練馬から関越高速道路を利用して鶴ヶ島インターを降りてしばらく走ったたら、 ゆっくり走ったつもりだったのすが8時前にYさんの家の近くに着いてしまったのです。

いくらYさんが午後から用事があるから午前中に来てもらえないか?と言われても 日曜日の8時前では寝ているかも知れません(^_^;) ファミレスもこの時間では開いておらず、ひさびさにマクドナルドに行きました。 8時30分にケータイでYさんに 「早く着きすぎたので近くのマクドナルドにいるので、ゆっくりでいいから連絡を頂ければ」 …と伝えました。 でもひとりでボーとしていると睡魔が襲ってきてウトウトしていると 10時ちょっとすぎにYさんから連絡が入りました。

Yさんはもう20年近いお客様で最初にお会いしたのは柿生(川崎市麻生区)の美容院で 独身の美容師だった頃で町田のアパートにも何度か訪問しました。 それから埼玉に居を構え美容師として独立、紆余曲折があって何度か引越し。 Yさんは稼げる運送会社に勤務して元手を作って、自宅兼店舗となる新築一軒家を購入したのです。 美人の奥様も美容師、2年前には長男も誕生して、 夢がいっぱい詰まったマイホームの火災保険のご契約なのです。 お店のオープンはあわてず来年の秋頃に考えているようで、 それまでYさんは金になる運送の仕事を続けるそうです。 オープンの時にはまた週間KENでご紹介したいと思います。 ①

帰りは、ちょっと寄り道をして東大和のエノちゃんの店によってみました。 まったく連絡せず突然行ったのでビックリしたようですが… 土曜日も午前中、内野さんの指導で畑仕事をしてきたそうで 私に話したいことがヤマほどあって終りませんでした(^_^;)

そうそう宮崎のYUKIから電話がありました。 義母はおもったよりとても元気で、毒舌も絶好調だそうです(^_^;) まだ身体が不自由なのですから、これはこれで気をつけて頂だかなければ。

2008年08月04日237号 水と土

またガソリンが値上がりしました。 8月から1リッター180円を突破したようで、 年間3万キロは走る我が家の経済に打撃をあたえています。 しかし、こんな事をいつまでも続けられていたら、 近い将来われわれはガソリンを使わない生活をするようになるでしょう。

このような高騰が続くのは”投資マネー”が原油に集中しいるからだそうです。 まったく迷惑な話ですが、この調子でいけば原油の次は”水”だそうです。

日本人は「水と安全はタダ」と考えてる人種なので、”原油”の次は”水”だといわれてもピンときません。 たしかに最近では飲料水などはペット・ボトルやミネラル・ウオーターを購入する人が 増えたようですが全体の水使用量からいったらごく僅かなものです。 しかし、この僅かな飲料水でも飲めなくなったら大変なことになります。 原油やガソリンが無くなっても人間は死ぬことはありませんが、水がなければ人間イヤ すべての生物は生きていくことが出来ないのです。

長野県の飯山で田んぼの草取りをして夜はその畑でホタルを見たことを書きましたが、 次の日は信越の尾根をガイド付きで歩いてみました。 厳しい自然の生態系の中で生き抜く動植物と美しい景色… そして何よりの感動したのは冷たい自然水の美味しさでした(^_^;) ① ② ③

飯山で田植えをしたり草取りをしているのは【蛍の宿を守る会】です。 蛍はとてもデリケートな昆虫で自然のキレイな水があるところにしか生息できません。 その為には田んぼや畑で農薬を使うことは出来ないのです。

この会の会長の小山さんは最初はどんな人かまったく知らなかったのですが(^_^;) 飯山市ではとても有名な元市長さんで自然保護やグリーン・ツーリズムの先駆者だそうで 今でも地元では大変な信望がある人だったのです。 【蛍の宿を守る会】はまったく営利を目的としておらず 地元の人たちと交流や、夜は地酒がたっぷりと用意され… 多分、小山さんが自腹を切っているのではと心配してしまうほどなのです。 そのような会だからこそスタッフや地元の後援者そして全国から集まる会員たちの 思いは熱く人間的な魅力に溢れているのです(^_^;)

水の大切さを思い知らされる飯山の【蛍の宿を守る会】ですが… 土の大切さを教えてくれる人が身近なところにいました。 それはエノちゃんの東大和市(東京都)で自然農業をやっている内野滋一さんで 3月の公民館セミナーでパネラーとして私とご一緒した方です。

31日(木)エノちゃんとオザキさんとで彼の農場を訪問しました。 といってもエノちゃんは毎朝!早朝に起きて内野さんの農場を手伝っているそうです。(^_^;) 内野さんが自然農法に取りくんだ原点は農大恩師の 『土は総ての生物の生命を保つ場所である』という言葉でした。 16年前に一切の化学肥料・農薬の使用をやめて堆肥のみによる栽培方式に切り換え それまで大変な苦労があったようですが、 今ではとても豊な土が定着し、自慢の土を拝見し、 ① ② ③ ④ とても美味しいトマトを頂きました。

日本はもともとはキレイな水や肥えた土に恵まれた美しい風土をもった国でした。 それが高度成長の中で農業も大きく変わり、水や土も農薬や公害で汚染されていきました。 海外からは安い農作物が輸入され日本の農業はますます疲弊していきます。 そんな中で、飯山の小山さんや東大和の内野さんのように自然と共存しながら 農業をやることの大切さを、訴えていく人たちも少しづつ増えているようです。 しかし、このような農業は国は積極的には応援せず、 まったく逆の大型の効率性の良い農業の方に向かわそうとします。 でも、これでは日本のキレイな水も、肥えた土も荒廃し、 水は高価な値段で売られるようになっていくかもしれません。

私の考えはこうです! 遺伝子組み換えや農薬を使った安価な穀物は日本では生産せず輸入で賄う。 日本では徹底した自然農法で農薬を一切使わずキレイな水と土にこだわり テマヒマを充分にかけて安全で美味しい農作物だけを生産する。 これが実現すれば海外、特に中国からはいくら自国の農作物の数倍の値段がしたとしても 充分な需要が予想される。 […]

2008年06月16日230号 だんご作り

ここのところ田植えに行ったり、社員旅行に行ったり、何かと忙しい?私ですが… 先日は『だんご作り』に行ってきました。 今回は私ひとりで場所も東大和市(東京都)の公民館です。 そうパティシエのエノちゃんの地元です(^_^;)

「何でだんご作りか?」という事ついては223号【エノちゃんの熱弁】で その経緯に触れていますが、 私は『だんご作り』が好きというわけでもなく、どうしてもやりたいと思ったこともありません。 実はこの日、急用が出来たのでエノちゃんに 「どうしても行かなければならないのか?」と電話で確認したら 「参加すると約束したのだからどうしても来てヨ!」と言うのです(^_^;)

定刻5分前に公民館に到着すると 会場には『だんご作り』の言い出しっぺの地元の名士Oさんが 責任を感じてなのか、だんご作りのレシピと材料をキチッと用意して待っていました。 そこにエノちゃんと進行役の芽門さん、プラス3名の参加者と公民館の館長も加わって 計8名で『だんご作り』のスタートです。

言いだしっぺの地元の名士Oさんをはじめ、だんご作りは誰も初めてで レシピをみんなで見ながら手探りでこわごわ始めるしかありません。 でも「たかがだんごです!」 そんな事を言ったら『だんご作り』に命を懸けてる人に失礼かもしれませんが… 我われが作ろうとしているのは、出来合いの上新粉を丸めて、 だんごを作ろうという、とても低次元の『だんご作り』なのです。

したがって、この緊張感のなさがほのぼのとしていいのです。 また人数が思ったように少ない(^_^;)のも、ほのぼのとしていいのです。 言い出しっぺの地元の名士Oさんも、とても謙虚で、仕事が丁寧で、 だんご作りを心から楽しんでいるようで、これまたほのぼのとしていいのです。

ある程度の作業が終るころ、地元で農業を営む内野さんが 遅れてきたお詫びに、奥様に作らせたという”だんご”を持参してやってきました。

みんなでだんごの試食会です。 こうして改めて”だんご”を食べてみると、なかなか簡単に出来て美味しいものです。 エノちゃんがお米で粉で作ったというクッキーもナカナカでした。 もちろん今回もエノちゃんの熱弁もありました。

エノちゃんのお店の名前は【お菓子の文化村・茶屋エポック】で、茶屋という名がついてるのだから 『茶屋の団子・えぽっく』なんてネーミングの新商品も閃いてしまいました(^_^;)

なにはともあれ今回は楽しく終わり、 次回は東京空襲を経験された地元の方のお話を聞くことに決まりました。

そんな中で私はあることを提案させて頂きました。 地元で農業をやられている内野さんも来られたから聞いてみたのです。 毎月1回、例えば第三日曜日の10時から正午までとかを決めて 内野さんの農場で草むしりでも虫とりでも何でも良いから参加させてもらうという事です。 参加者は誰でもOKで、天気がよければ畑で昼食のお弁当でも食べて解散というものです。 1年を通して地元の畑を見るというだけでも、とても有意義なことだと思うのです。 内野さんも私の提案に同意して頂き、具体的に考えて頂けるようです。 もう私のアタマはすっかり農業モードになってきたようです(^_^;)

そうそう地元の名士Oさんですが… お父さんが東大和の元市長さんでOさん自身も前回の市長選挙で立候補したのですが 200票差で惜敗した人なのです。 そのような人が次回の選挙のための票集めで参加されたらイヤだなと思っていたのですが… 私どうように単なるエノちゃんのファンのようで安心しました。(^_^;)

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2008年04月28日223号 エノちゃんの熱弁

東大和の洋菓子屋さん、茶屋エポックのエノちゃんの強い要請で先月、 計3日間のボランティアをした事は【220号】で書きました。

そのエノちゃんから電話がありました。 私が「どうしたの?」と聞くと… エノちゃんは「どうしたの?じゃないでしょ、昨日の会合なんで来なかったの?」 と怒っているのです。(^_^;) 私はそんな事をすっかり忘れていたのです。

たしかに公民館での最終日に次回の打ち合わせの日時を決めたのは覚えています。 しかし…そもそも東大和市の地域のコミニティの集まりです。 そこにゲストとして参加した気持ちでいましたから、 次回の集まりには参加しなければならないという責任感がなかったため すっかり忘れてしっまたようです。

それは、ともかくエノちゃんはまた困っているようです。 その私が無断欠勤?した会合で、なんとなく次回の会合が『だんご作り』に決まったというのです。 エノちゃんのファンで先月の2回目のイベントにも顔を出した東大和の名士のOさんが 『だんご作り』を提案したので、そうなっちゃったというのです。 それに対して同じく東大和の商工会の大御所で、やはりエノちゃんファンのMさんが 「なんで夜の7時からダイのオトナが集まって団子を作らなければなならないのか?」 とムクレテしまったというのです。 たしかに私だって川崎クンダリから東大和まで夜に出かけていって 団子を作らなければならないのかよく判りません(^_^;)

でもエノちゃんは… 自分の熱い思いをくみ取って少しでも協力してあげようという、 せっかくの町の実力者がこんな事で仲たがいしては…夜も眠れないというのです。

そこで24日の午後7時にエノちゃんの店にOさんとMさんを呼ぶことにしたから 私がそこで、いろいろとうまくマトメて欲しいというのです。 私も無断欠勤の責任もあるので断るわけにもいきません。

定刻を少し遅れてエノちゃんの店に着くとOさんとMさんは楽しそうに歓談しています。 そこで、4人が揃っていよいよ打ち合わせですが こうなるとエノちゃんは決まって熱弁を振るうのです。 そのエノちゃんの熱い思いは充分に理解している3人が集まっているのですから、 いまさら聞く事もないのですが…(^_^;)

問題はエノちゃん自身に具体的なビジョンがないまま『だんご作り』になったのが いけなかったようです。 公民館でのイベントに引き続き司会進行役を務めた芽門さんが、会の最後に 「それでは次回は何時、何をするか決めたいと思います!」との提議に Oさんは自分の事務所にまだ一度も使われたことのない”だんご作り”の道具があるので、 なんと無くそう言ってしまったら、決まっちゃったというのです。(^_^;)

誰もが善意でエノちゃんの情熱に押されて何となく参加しているので誰も責めることは出来ません。 しかし、あるていどのビジョンやコンセプトは明確にしておく必要はあるでしょう。

ただこのような活動が難しいのは あまり大きなスローガンやビジョンを掲げても支持されませんし エノちゃんの店が儲かるためだとか政治や宗教活動と思われてもつまりません。

ただ、このような気運が出てきた事もたしかです。 というより環境・食糧・教育・介護・高齢化社会・経済などなど、 21世紀に課せられた、あらゆる問題の鍵が地域の活性化にある事はまちがいないのです。

そのためには、ひとりひとりが、たとえ僅かでもコツコツと地元の物産や顔の見えるお店で 買い物するだけでも大きく変っていくはずです。

東大和市は人口8万人の小さな東京都の市ですが… エノちゃんのお店の一日平均の来店数は20名で店を維持するのにも四苦八苦しているのです。 年間客数は休日もあるので延べで約700名 その中には私のような市外からのお得意様(^_^;)も少なくないはずです。

この東大和市民8万人の1%の800人が年にたった一度だけ 新たにエノちゃんの店で買い物をするだけで倍以上の売上げが望める計算になるのです。

これ以上の売上げは多分エノちゃんは望んでいないでしょうし限界でしょう。 […]

2008年04月07日220号 ライフコンサルタント?

先月の3月15日・22日・29日(土曜日3回連続)東大和市公民館で行なわれて集会に 私はパネラーの一人として【ライフ・コンサルタント】という肩書きで参加してきました(^_^;)

ココでも何度か登場している茶屋エポックのエノちゃんの要請によるボランティアです。 私はエノちゃんのブレーンですので(^_^;) 私は彼の店に行くたびに、ひとりで黙々と菓子作りをしているエノちゃんの横で 小さな椅子に座って、ケーキの試食?とコーヒーを飲みながら談義をするのが楽しみです。 ECOにこだわり、町おこしにとても熱心なエノちゃんですが いつも出るのは「この町は、とても閉鎖的で横のつながりもない!」という愚痴です。 それでも熱心なエノちゃんは近くの公民館での市民講座の枠を取ったというのです。 何をやるか具体的には決めていないが、基本的テーマは「町おこし・横のつながり」というのです。

私のアイデアは週1回2時間で3回連続、好評だったらシリーズ化というのなら… 東大和の例えば魚屋さん・酒屋さん・コンビニ店長と3人ムリヤリでも呼んで(^_^;)… 3人を並んで座ってもらい、最の1時間はこちらから同じ質問をする、例えば ①この仕事をココで始めて何年になるか? ②やりがいやこだわりは? ③仕事に将来性を感じるか? ④東大和をどう思う? 残りの1時間は、参加者からの質問コーナーにするのです。 これで9人の地元で働く人が紹介され、もちろん終ったら居酒屋で親睦会です。(^_^;) これがシリーズ化されていけば 市民にとって地元の街がもっと身近になっていくはずです。

この企画は我ながら面白いと思い、司会者がいなければ引き受けても良い… とまで言っていたのですが、どういうわけかボツになってしまいました。 だったらもう勝手にすれば、と思っていたら… エノちゃんから、自分も含めて3人の講師が決まったから 私も講師の一人として参加してほしいというのです。

東大和と関係ない私がどうして講師として出なければならないのか? とエノちゃんに尋ねると、「そりゃー心強いからだよ」と言われてしまいました。 そう言われてしまうと、その気になってしまう私です(^_^;)

「肩書きはライフ・コンサタントでいいかな?」と言うのです。 私は”単なる保険屋”である事にプライドを持っているのですが、 保険代理店とか、まして保険屋などと云うと怪しまれるというのです。 私としたら【ライフ・コンサルタント】の方がよっぽど怪しいように思うのですが(^_^;)

第一回が3月5日(土)午前10時から12時まで行なわれました。 こんな講座に何人来るかと危惧していたのでが、 さすがエノちゃん、彼のファンが集まってくれました(^_^;) この日は4人の講師が30分づつ専門分野について話せというのです。 スタートしたのが定刻10時を10分過ぎの開始となりました。 最初は地元で有機農法をしている内野さんの話ですが予定の30分をオバーしてしまいました。 次がエノちゃんで持参した手作りのチョコレートとお茶を飲みながら熱い思いを語りはじめました。 参加者はエノちゃんのファンがほとんどですから思わず時間もオーバーします。 気が付けば残り時間は40分足らずで、年金コンサルタントの大野さんと私の二人が残っています。 司会役を買って出てくれた裁判所の書記官をやっている芽門さんが 「大野さん、時間が無いので20分以内でまとめて下さい」と言ったのですが きっちり準備をして資料を揃えて来た大野さんには気の毒なハナシです。 結局、最後の私の持ち時間は5分たらずです。

でも、これも予想の範囲で、だからこそ私の順番を最後にしてもらったのです。 5分ではほとんどしゃべる事などありません(^_^;)

私は【ライフ・コンサルタント】なんて職業でなく川崎に住んでいる単なる保険屋で なんで東大和に来てこんなところにいるかといえば… エノちゃんの古くからの親友で、彼の熱い熱い思いを良く知っていて エノちゃんのサポーターとして参加させて頂だいているということ。 したがって決してエラソーでも怪しいものでも無いと締めさせてもらったのです。(^_^;)

第2回の22日は Mさんという年配の方が参加されていました。 […]

2007年11月12日199号 ボランテァから学ぶもの

我が家のカレンダーの11月9日金曜日の欄には早くから 『茶屋エポック』と大きく書き込まれていました。 今年初めの157号で東大和(東京都)の洋菓子店『茶屋エポック』が地元の イトーヨーカ堂(東大和店)での催事にボランティア参加した事を書きましたが ヨーカ堂さんもよっぽど企画が無いのか(^_^;)今年3回目の催事が模様されているのです。

2回目の催事も、早くから店主のエノちゃんにボランティアを頼まれていたのですが すっかり忘れてしまいスッポカしてしまったのです。 翌日になって、その事に気付いて私は大慌てで 「こんどある時は、もう万難を排して参加するから…」と謝罪したら 「うん、このあと11月の初めにもあるから」とあっさり言われてしまい カレンダーの11月9日金曜日に大きく『茶屋エポック』と書き込むハメになってしまったのです。(^_^;)

さて9日当日です。 今回は銘菓・芋窪街道の原料となっている野村農園の焼き芋担当です。 でも、なんだかとても暇で前回も隣で、前回も美味しいコーヒーを差し入れしてくれた 地元珈琲店の社長さんが訊ねてきました…「完全にボランティアなの?」 「それゃそうでしょ、こんな売上げで日当はもらえないでしょ」と私、 「それにしてもココの店主は人使いが上手いね、入れ替わり立ち代わり手伝いが来て…」 と珈琲店の社長が言っていたらエノちゃんが戻ってきました。 「クシャミしなかった?」…と二人で笑いながらエノちゃんに言いました。

次の日はニートの青年が手伝いに来るそうで、これも恒例になっているようです。 彼の母親も『茶屋エポック』のファンで、息子がそんな事を自らするのに最初は驚いたようです。

なぜニートの青年がボランティアでエノちゃんの店を手伝うのか?…私は考えました。 そう云えば先月テラさんのタイ・カレー店が区民祭に出店した時も沢山のボランティアでした。 エノちゃんの店もテラさんの店も…共通点がある事に気がつきました。

それは、両者ともスローフードで効率性も生産性も悪いという事です(^_^;)

ニートやヒキコモリが増えた理由として、社会が豊かで平和だから、親が悪い…諸説あるようですが、 私は彼らの多くが非常に繊細な神経と潜在的予知能力を持っていて、 効率性や生産性を追いかけマニュアル化され個性までもが平準化されていく競争社会に 『警報』を鳴らしているように見えてならないのです。

隣のブースで無添加の食材を売っている店主が声をかけてきました。 「あんなケーキ食ってて大丈夫なのかね?俺にはわからねーよ」 この日から、すぐ前に【100円ケーキ】のブースが設けられ、そのおかげで? こちらの食材を厳選した手作りのケーキ380円は煽りをうけているのです。 そう言っている無添加食材の店主が粉だらけになってテマヒマかけて作ったうどんも かなり売れ残っています。(^_^;)

私はココでの前々号で触れ、私のブログでも議論になっている【赤福騒動】に話題が移りました。 「こまった問題だね、なんせ消費者が大量生産で安い商品ばかり買い漁るのだから 表示に頼るしか無いって事なんだろうけど、我々は毎日その場で作って、その場で売ってんだから… まったく、わけのわからない、いやな世の中だよね…」 …まだまだ愚痴が続きエノちゃんとも話がはずんでいました(^_^;)

この日は夜、この近くのお客様の所に寄る事になっていて、 その帰りの夜の9時過ぎに『茶屋エポック』によってみました。 やっぱりエノちゃんは明日の催事で売るための【銘菓・芋窪街道】を午前1時まで作って 翌朝は6時からその日に売る生のケーキを作るのだ、とボヤイテいました。

ほんとうに効率の悪い商売ですが、けっこう楽しそうで コンサルタントのつもりで係わった私ですが多くの事を学ばせて貰っています(^_^;)