2009年08月31日293号 飯山のカサギさん

28日(金)と29日(土)に飯山に行ってきました。

金曜日だと高速道路の週末割引がないため 高速道路に午前6時前に入れば3割引になるのを利用しようというYUKIの命令?で 早朝我が家を出発しました。 早朝に我が家を出れば必然的に早く目的地に到着します。 今回飯山にいくのは特別なイベントがあるわけでもなく、 ちょっと田んぼの様子をみて草取りでもしたいというヒロコの希望からです。

どこかでゆっくり朝食をと思っても 数少ないファミレスですら10時オープンで、午前中からやっているところなどどこもありません。 飯山の自然にここまで惚れこんでも、こんな事を思う根性に反省です(^_^;)

結局、遅い朝食を取れたのは4月に北竜湖のカヌーに来た時に利用した湖畔のお店です。 その時はオープンしたばかりでしたが、とても商売っ気がなくスローで安くて美味しくて… お店には誰もいなくて声をかけると中から返事があり、やっているようです(^_^;) 前回は創作オリジナル・メニューの塩天丼800円が気にいりましたが、 カロリー制限生活に入った私は、おにぎりセット600円でガマンです(^_^;)

注文が入ってからご飯を炊いたり…待つこと1時間弱 涙が出るほど美味しいおにぎりと小さなお蕎麦を噛み締めて食べることが出来ました(^_^;)

田んぼの稲穂はもう頭(こうべ)を垂れて昨年よりは豊作のようです。 今回は我われが来るという事で【森の家】のスタッフが田んぼの”防鳥糸はり”を 手伝ってほしいという事で、何が何だかわからなけど手伝う事にしました(^_^;)

畑の端に竹ざおを等間隔で何本か挿していき、 そこに黄色い丈夫な紐を田んぼの上にジグザグに張りめぐらしていくというものです。①  ② ③ ④ ⑤ たしかに雀が稲を食べた形跡はあるのですが、こんな糸を張るぐらいで効果があるのでしょうか? わからない事ばかりですが、ひとつひとつが勉強になります。 ① ②

農作業の後は湯滝温泉での露天風呂が定番です。 この日は珍しく誰もおらず撮影をする事も出来ました(^_^) ① ②

【森の家】には昨年から何度も来るようになりましたが、 ここでバーベキューを楽しもうという思いがずっとあって今回はソレを実現する事になったのですが… 一日1600カロリー制限中の私としてはトホホの心境です(^_^;)

今回はゲストとしてカサギさんに来てもらう事にしました。 カサギさんは4月に飯山の雪のブナ林探索でご一緒した名古屋からやってきた39歳の男性で、 その時に私は飯山の素晴らしさを力説し、ここで私たちがやっている稲作を薦めたのです。 そのカサギさんはナント名古屋から飯山に越してきて、 まったく経験の無い農業にとりくでいるのです(^_^;)

私のヒトコトが彼の人生を変えてしまったかも知れないと思えば責任重大! と私の方が熱くなっているのですが とうのカサギさんはいたってマイペースで飯山の生活を楽しんでいるようで…羨ましい(^_^;)

バーベキュー直前大雨に振り出して結局室内で鉄板焼きに、 ① ② ③ カサギさんはクルマで来たので、持参のノンアルコールのビールでまずは乾杯! 私は久々のビールが身体に染み渡ります(^_^)

1日1600カロリーですが、この日はこれまで”おにぎりセット”のみでせいぜい500カロリー 1100カロリーは摂取出来る計算です。(^_^)

バーベキューの肉類は極力押さえ野菜とビールです! カサギさんはアサヒのスーパードライ500mlを6本持って来てくれました。 カロリーは100mlあたり42カロリーで1缶210カロリーになります。 そこで私が持参した麒麟ZERO500mlに切り替えると カロリーは100mlあたり19カロリーで1缶95カロリーになるのです! カサギさんのノンアルコール・ビールといい…日本の技術に酔いしれます(^_^;)

カサギさんのハナシを書こうと思っていたら ① ② ③ ④ カロリーのハナシになってしまいましたが、カサギさんはからは目がはなせません(^_^;)

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2009年06月15日282号 長靴を履いたKEN

6月6日(土)7日(日)と飯山で今年も田植えをしてきました。 本来なら先週の【6月8日号】でお伝えすべきなのですが… 日曜日の帰宅が遅くなった場合は、 その日の模様を月曜未明(すなわち日曜日の就寝前)にアップするのは厳しいのです。

ま~簡単な日記やブログ程度の短かい文章だけなら書くことも出来ますが 私自身も一週間に1回のコラムを書く事が楽しみであることと よせばいいのに写真をけっこうたくさん撮っていて それを選んで画素数を落として写真をアップするのも、それなりに時間がかかるのです(^_^;) それに週3回のブログとも日曜の夜は重なって大変なのです。 大変なのです…と言っても誰に強要されているわけでなく私が勝手に書いていることで 当然YUKIからも同情される事もありません(^_^;)

てなわけで一週間遅れで飯山での田植えの模様をお伝えしようと思うのですが… ブログの方で3回連続で… ●私が飯山に魅かれる理由 ●私が飯山に魅かれる理由~その2 ●私が飯山に魅かれる理由~その3 を書いてしまいました。

今回で5回目の訪問になる飯山ですが、とんでもないドジをしてしまいました。

いつもの事ですが前日は1時間ほどの睡眠で6日土曜日は午前5時に起床し出発の準備をしました。 雨が降る中、クルマに荷物を積んだり、ゴミを捨てにいったり 我が家とクルマの間を何度か慌しく往復したあと、出発しました。

飯山の森の家に到着し、靴を脱ごうとした時、私は思わず声を上げてしまいました! 「靴が片方違ってる!」…と(^_^;) 我が家を出る前に、寝ぼけたアタマで何度かクルマと家を往復し、 薄暗い玄関で靴を履き違えてしまったようです。 とりあえずは、田植えですから持参した長靴があればどうにかなります(^_^;) でも、それ以外代わりの靴はありません。

田植えが終れば、夕方からバスで温泉に行って汗と汚れを落として、 それから村の集会場で、村の人たちとの交流会の宴があります。 そこでは当然、靴を脱がなくてはなりませんが、長靴のままでいくしかありません。

実は昨年、私はこの集会場での交流会で、これまた靴に係わるドジをしているのです。

宴が終るとバスで宿まで帰るのですが、最後の一人が中々バスに戻ってきません。 やがて係員がバスに乗り込んで来て、我われバスの乗員に向かってこういいました。 「みなさま、今履かれている靴をご確認下さい、ご自身の靴でしょうか?」 自分の足元を見ると、どうも自分の靴ではないようなのです(^_^;) 私は恐る恐る手を上げると、皆は大笑い、私は急いでバスを降りて集会場の入り口の下駄箱に 向かうと、私の靴はちゃんとそこに残されていました。 私は靴の持ち主に最敬礼をし、二人でバスに戻った時は大きな拍手に迎えられ すっかり酔いが醒めてしまいました(^_^;)

そんなことがあって、また今回もとなると、私はまるでバカのように思われます。 YUKIはとっくに「まるでバカ!」と言っていますし、 こんな事をココで書いてしっまったら…やっぱりバカですね(^_^;)

なにしろ、この時点で私の少ない脳みそで考えたのは さりげなく長靴を履いてやり過ごすということです。

ズボンの裾をおろしてしまえば長靴はそれほど目立たないものですが、 団体行動で脱いだり履いたりする時はけっこう大変ですし 下駄箱におくととても目だってしまうのです(^_^;)

定宿の森の家は宿泊のロッジとメインのターミナル・ハウスとは パソコンの無線ランの関係上からも何度も行き来をする事になるのですが そのたびに靴をイヤ長靴を脱いだり履いたりしなければならないのです(^_^;)

田んぼでの農作業で長靴もどろだらけになってフル活動し… 朝夕は長靴をツッカケ代わりにフル活動し… まる2日間、こんなに長靴を履いたのは当然、初めての経験でした。(^_^:)

※今回の飯山での写真集です ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳

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2008年10月13日247号 稲刈り

稲刈りに行ってきました。 生まれたはじめて田植えをしたのが5月30日でした。 私の誕生日の7月12日には田んぼの草取りをして、その田んぼで蛍の鑑賞をしました。 そして我われが植えた苗が見事に実ったのです。

なんて…偉そうな事を言っていますが(^_^;) ま~サワリのとこだけ数時間やって米を作ったような事を言ったら 農家の方にしか叱られてしまいます。 でも、そのサワリだけでも一通り経験させて頂いたことにとても感謝するのと、 この体験を通して自然農業の重要性と楽しさ そして色々な方と交友を深めること出来たことは 何事にも変えられないほどの喜びでもありました。 こういった経験をこれからも出来る限り続けさせて頂こうと思っています。

さて 現地に到着するまでは天気をま~ま~でしたが クルマが山道をのぼり定宿の【なべくら高原森に家】に到着した時は ドシャブリ状態です。 12時からメンバーが集合し… 「普通の農家ならこんな日は稲刈りをしないのが常識なのですが この会は、そうは言ってられないので雨天決行いたします!」という事で 地元の食材で作った昼食をとったあと、 雨の中、田んぼに向かいます! 田んぼには稲穂たちがたっぷりと実をツケてコウベを垂れ私たちを待っていてくれました。 まず田植え初心者の私たちに地元の農家の人から稲刈りの手順、 特に刈り取った稲尾をワラで束ねる方法を指導して頂きます。

そしていよいよ稲刈りの開始です! ま~稲を刈る事はそれほど問題は無いのですが… やっぱり稲を束ねるのは我われ初心者にはタイヘンなのです(^_^;) ① ② ③ 悪戦苦闘がんばってタイムオーバー!  ① ② ③ 実は雨天でむりやり全作業をやってしまうと後の処理が大変なため 田んぼの四隅だけをキレイに刈り取る、というのが雨天バージョンだったのです。 それでも、田植え初心者の我われにはかなりの重労働でした(^_^;)

恒例のティータイムも楽しく 田植え初体験は無事終了しました(^_^;)

そして一旦、宿に戻ってから、バスで恒例の温泉(湯滝温泉)で一風呂あびて 飯山の公民館で地元の農家の人たちの手料理と地酒で懇親会です。 ① ② ③

恒例の自己紹介が回ってきました。 「田植えはYUKIと二人で参加! 草取りはプラス、ヒロコとボーイフレンドのヒロシ君の4人で参加! そして今回は我われ夫婦とムスメのヒロコの3人で参加ですが…」 とそこまで私が言って、ヒロコにいきなりマイクを私ました(^_^;) ヒロコは私のマイクを受け取って 「いや彼にフラれたわけじゃありません、彼はどうしても仕事があって稲刈りには 参加出来なかったのですが、仕事を終え今こちらに向かっています!」 と言って、なぜか大きな拍手を頂きました(^_^;)

大いに盛り上がった懇親会を終え ① ② バスに乗り込んだのですが、なかなかバスが発進しません、 どうしたのかな?と思っていたら、 「誰か靴をまちがって履かれておられる方はいませんか?」 とバスの乗客に向かって大きな声でたずねられました。 私は一瞬イヤな予感がして足元を見ると見慣れない靴です(^_^;) 実は宿からバスに乗るとき新しい靴を始めて履いて出かけたのです。 ま~そんな事は言い訳にはなりません。 YUKIとヒロコに物凄く冷たい目で見られる中、バスから駆け足で 公民館の下駄箱に到着すると私の新品の靴はちゃんと置いてありました(^_^;)

これも恒例の宿【なべくら高原森に家】での二次会も楽しんだあと ① ② ③ […]

2008年07月14日234号 誕生日・草むしり・ホタル

7月12日は私の62回目の誕生日でした。 そしてこの日、41日ぶりに飯山(長野県)に行ってきました。 田植えをした田んぼの草むしりをするためです。 何も誕生日に300kmも離れた飯山の山奥で草むしりをする事もないだろう? と思う人もいるでしょうし、私もまったくそう思わないわけではありません(^_^;) ”田植え”や稲刈り”ならともかく”草むしり”です。 でも無農薬のお米を作る以上”草むしり”はとても重要な作業で、 これをやらないでエラソウな事は言えないのです(^_^;) ま~”草むしり”を1日やったぐらいでエラソウな事が言えるわけではありませんが、 ほんの少しエラソウな事を言うためにも(^_^;)経験しておかなければなりません。

でも、そんな理屈より何より飯山の自然が私を呼んでいるのです! 田んぼの近くの大きな木の下で地元のお米と食材だけで作ったお弁当を食べて いよいよ、草むしりの開始です。 私より11歳年上の小山会長が先頭を切って模範を示してくれます。 今回、初参加のヒロコもこわごわ田んぼに足をつっこみます。 田んぼにはカエルをはじめ色々な生き物がいて、なかなかエキサイティングです。 そして思った以上に重労働でもありました(^_^;) 第一ラウンドが終り、冷たいお茶とキュウリとクッキーのおやつは最高です! そして第二ラウンドへ! これはもう写真など撮る余裕など無いくらい疲れ果てました。 ① ② そして一人の女の子から声をかけられました。 「田植えの時、くつしたを失くしたオジサンでしょう?」って(^_^;) よっぽど印象に残っていたのでしょう。 キレイに雑草を取った田んぼを見て、地元の人が持ってきた”謙信ずし”を食べたら 少しは元気が出て、最後の力をふり絞って帰路につきました。

前回同様、露天風呂で汗と汚れをおとして 今回はその温泉の2階にある広間で夕食です。 ① ここでの恒例となっている、家族やグループごとでの自己紹介がありました。 まず私がマイクをもって… たまたま見た映画がきっかけで前回この田植えに参加し長野県にハマッタこと。 たまたま2週間ほど前に知った色平医師が私が理想と思っていた 地域医療をしている人で長野県で活躍されていること。 そして今回、我われ3人家族ともうひとりムスメのボーイ・フレンドがここに来ていて 彼の出身が長野県の佐久市であること。 もう私はすっかり”長野モデル”になりきっていますと挨拶、 またヒロコが今日は私の誕生日と紹介し大いにもりあがりました(^_^;)① ② ③

そして、いよいよ私たちの田んぼに出かけてのホタル鑑賞です。 月明かりしかない畦道を歩くと田んぼの上を薄い光を点滅して通りすぎる 平家ボタルを最初に見た時はおもわず感激の声をあげてしまいました。 田んぼの一番奥まで行って目をこらすと、無数のホタルが田んぼの上をゆきかって いるのが見えてきた時は、その美しさに鳥肌がたつほどの感激を覚えました。 ホタルが田んぼの上をゆきかうという事は無農薬である証でもあるのです。 そして田んぼの少し上にある清流の流れるところには鮮明な光を長くはなつ 源氏ボタルがひゅうーひゅうーと暗闇にクロスしながら飛ぶすがたも カエルの鳴き声や清流の音の中で言語に出来ないほどのファンジックな世界です。 不思議な事にヒロシ君が手を伸ばすとホタルが寄ってきます。

何でも写真に撮ってしまう私ですが(^_^;) この暗闇でホタルの光を納めることは出来ません。 もし出来たとしても言葉同様ホンモノの感激を伝えることは出来ません。 したがって、そのぶん心にしっかり焼き付けることが出来たようです。 今年の誕生日は一生忘れないような気がします。

バンガローでまたビールを飲んで、 セルフ・タイマーで写真を撮って心地よい疲れとホタルの余韻にしたりながら ぐっすりと休みました。

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2008年06月02日228号 田植えに行ってきました!

この土日(31日・1日)YUKIと田植えに行ってきました。 長野県の『蛍の宿を守る会』、宿は【なべくら高原・森の家】です。

ここに「田植えに行こう!」と言い出したのはもちろんYUKIです(^_^;) なぜここに行こうという事になったのかと言えば『阿弥陀堂だより』という映画です。 YUKIは日本映画をほとんど見ない人ですが、私がNHKのBSで録画したこの映画のDVDを たまたまクルマの中で見たことがきっかけです。 ゆったり流れる日本の美しい風景にすっかり魅せられてしまったのです。 YUKIはそれいらい、この映画の舞台となった撮影場所を突き止め そこでホタルも集まる有機農法の農園があることや いろいろと情報収集をしていて今回のイベントになったという次第です。

31日は朝から雨が降っていました。 11時半に現地集合で、我が家を朝6時30分に出発! 田植えなど初めての二人は、まともな準備もしないで飛び出しました。 本当は半ズボンの裸足でやろうと思っていたのですが100円でレンタルの長靴が あるというのでそれを借りて、雨をしのぐためにクルマに積んであったビニールのポンチョを着て こんなスタイルで田植えに挑戦することになりました。 ところが大変です(^_^;) というか当たり前の事なのかもしれませんが…足元がぬかるんでいるのです。 足を動かそうにも足がぬかるみに深くめりこんで、なかなか抜けないのです。 もう田植えどころではありません(^_^;) むりやり抜こうとして、ついに長靴が抜けてしまいました。 その時に私は田んぼの中で尻餅をついてしまい 長靴はあきらめて靴下のままやっていたら、靴下もぬかるみに消えていきました。 もうカメラなんて持っておられません、他の人の迷惑にならぬよう ドロだらけになって賢明に田植えをするしかありません。 温度も低く雨は降り続いていますが、汗びっしょりで雨もまったく気になりません。

無農薬の田んぼはオタマジャクシやミミズやいろいろな生き物がいて 子供たちはおうはしゃぎですが、そんな余裕もありません。 田植えが終わった時の姿です(^_^;) 足元のアップです。

このあと近くの温泉でひと風呂あびて 町のボランティアの人たちが作ってくれた山菜料理や地酒で大盛りあがり、 宿に戻ってからも毎回訪れるというIさんご夫妻や米研究の東大ゼミの青年たちと もうひと盛あがりして、森のコテッジでバンタンキューで寝てしまいました。

翌朝はうって変わっての良い天気。 昨晩のIご夫妻と屋外で軽い朝食を。 近くの畑まで出かけてアスパラ収穫。 ① ② ③ ④ チェックアウトの後、 ここにくるきっかけと映画『阿弥陀堂だより』のロケ地を探索。 ① ② ③ ④ ⑤ 横川のサービスエリアで峠の釜飯を買って我が家に帰りました。

7月には雑草取りとホタルを見に、 秋には稲刈りに そして来年は田植えにリベンジしたいと思っています(^_^;)

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