2006年07月03日128号  まだ少しドイツ時間で

10日間の休暇のタタリ?で鬼のような忙しさで、時差ボケも飛んでしまいましたが この週末にきて…またドイツ時間に戻ってしまいました。

原因はワールドカップのベスト8が戦う準々決勝4試合のテレビ生中継です。 金曜日の夜11時のドイツ対アルゼンチン、その後、午前4時からイタリア対ウクライナ 土曜日は同じく夜11時からイングランド対ポルトガル、午前4時からブラジル対フランス 全ての試合を見てしまいました(^_^)

特に今朝までやっていたブラジル対フランス戦は3人揃って見ていたので ソレから就寝、起きたのは午後の1時過ぎ…(ドイツ時間だと朝6時で早起きですが^_^;) それからも昼寝をしたりグタグタしたドイツ時間の休日を過ごしています。

ドイツではクロアチア戦をナマで見る事が出来ましたし(これが目的ですから) 大型スクリーンの生中継で湧き上がる街々でのファン・フェスタもたくさん楽しみました。 街をねり練り歩く各国のサポーター達とも声を掛け合い友好?を深めました。 しかし、よ~く考えてみると、 W杯の試合をじっくりテレビ観戦するなんて時間はまったくなかったのです。 なんせ、毎日エネルギッシュに夜遅くまで走り回っていたのですから(^_^;) でも、それはまったく後悔はしていません、W杯の生の雰囲気を充二分に味あえたからです。 後は我が家でじっくりテレビ観戦をすればいいからです。

日本は残念でしたが… ワールドカップは”お祭り”だという事を私は実感しました。 ”お祭り”だから本当の本当は勝敗なんかはどうでも良いのです。 でも勝敗にコダワり、それで大騒ぎするお祭りです。 したがって勝ったら大喜びをして、負けたらものすごく悔しがらなければいけないのです。

大切な事はお祭りを楽しむ事です。

小さな子供から大の大人までが、顔にペインティングや仮装までして、 大声を出して、泣いたり喜んだり、踊ったり…普段出来る事ではありません(^_^;)

アメリカン・フットボールのような華やかなハーフタイム・ショーやチア・リーダーはいません。 簡単な選手の入場セレモニーの後、すぐゲームが開始されます。 でも地響きがするような喚声と熱気は、ものすごいく鳥肌がたつほどの興奮があります。

野球少年だった私はサッカーにはそれほど興味はなかったのですが サッカーの国際性には野球は及びもつかないと事を思い知らされました。 私の少年時代は今の少年野球と比べたら、とても貧しく、みすぼらしいものでしたが それでもボール以外にバットが数本、グローブも必要でした。 ボールが遠くに飛んでしまうと、試合を中断してみんなで探しました。 グランドも、あるていど整備されていないとゲームになりません。

それに比べるとサッカーはボールが一つ、それに広場があれば 誰でも参加が出来て、楽しむ事が出来るのです。 発展途上国の貧しいこども達でも、みんなが夢中になれるスポーツだという事です。 FIFAの加盟国がオリンピックIOCの加盟国より多いというのも納得できます。

その中で勝ち抜いた32ケ国がワールドカップに参加して、お祭り騒ぎが出来るという事です。 参加出来なかった国の人達も、このお祭り騒ぎをテレビで観戦して、 それなりに大騒ぎをするようです。 その視聴率は大変なもので紅白歌合戦の数百倍!?にもなっちゃうようです。

こんな国際的なお祭りは他にあるでしょうか? 4年前のこの国でのワールドカップはお祭り気分の外人?から見たら寂しかったようです。

ワールドカップはお祭りです! やっとサッカーのルールが判ってきた程度の我が家の3人ですが 準決勝2試合と決勝戦の3試合、 ドイツ時間にもどってテレビの前でお祭り騒ぎの仕上げをしたいと思っています(^_^)

特別増刊号 ドイツの旅10日間 – 6月18日 第3日目 【W杯・クロアチア戦の日)

いよいよクロアチア戦の日がやってきました。 昨晩は門限ギリギリのチェック・イン(安いホテルなので門限付き^_^;)で夕食は抜き! 朝から3人はサムライ・ブルーのユニホームを着て、まずはホテルの朝食ビュッフェを制覇に向かいます。

何と狭いビュッフェには、サムライ・ブルーのユニホームの日本人がほとんどです。 もう挨拶も自己紹介もなく、いきなり普通にサッカーの話で盛り上がります。 クロアチアのユニホームを着た人もいて、気持ちはハイになるばかりです。 食事のテーブルも日本人同士であれば、何の抵抗もなく相席になってしまいます。 ロスから見に来たという熱狂的なサッカー・ファンと話がはずみました。

試合開始は午後3時からですが、この日はサッカーに集中です! レンタ・カーはホテルにおいて、なにはともあれ競技場まで電車を乗り継いでいく事にしました。 ホテルを出るとき、ビュッフェで一緒だったクロアチア人とも記念撮影です。

ホテルから競技場までの道のりは結構遠く複雑ですが、 ブルーのユニホーム姿の流れについていけば、どうにかなりそうな雰囲気です(^_^;

地下鉄で一緒だった3人の若者は次回のW杯の開催地の南アフリカから来たとようです。 ニュルンブルグに着くとクロアチアのあの赤と白のユニホームが溢れています。 彼らは身体も声も態度も、すべて大きく…圧倒されます。 我々に向って「すしボール!すしボール!」と、合唱されたのには 思わず笑ってしまいましたが…笑っている場合ではありません。

地下鉄から競技場のある駅までの向う電車のホームはJR状態で、日本人でいっぱいです。 駅から競技場までも、けっこう歩きますが近づくにつれ クロアチア人が多くなっていきます。 彼らはバスやクルマを使って直接やってくる者も多いよいうです。 なにせ、直線距離だと500㌔ぐらいしか離れていないのですから。

競技場の近くはナチス・ドイツを象徴する建物と大きな池の公園になっていて どこも、かしこも、ブルーと赤白チェックのサポーターで溢れかえっています。 ライバル心と友好心とが入り乱れ、W杯ならではの楽しい雰囲気です。 日差しは暑いのですが、木陰に入れば涼しく、空気か乾燥しているのが救いです。

軽い食事を済ませて早めに競技場に入る事にしました。 チケットは2枚しかないので、YUKIとはひとまずお別れです。 実はダフ屋も出ていて、ギリギリになれば200ユーロぐらい出せば、手に入るというのです。 しかし、競技場の外にも大きなスクリーンが用意されお祭り騒ぎで… YUKIはドキドキしながら実戦を見るより、こちらでのんびり見るのも楽しいそうというのです。

競技場な入るのには荷物とボディ・チェックがひとりひとり丹念に行なわれ、 ペットボトルはすべて没収されてしまいます。 こから競技場までも、かなりの距離があり、ほんとうによく歩きます(^_^;) いよいよ、改札ゲートをくぐって競技場です。 3時のキック・オフ1時間前ですが競技場には熱気があふれ、 両国のサポーターも応援合戦がすでの始まっています。

我々の席はメイン・スタンド側で、とても見やすいなかなかの席です。 でも、ココはW杯のスポンサーで、今回我々が当選したマスター・カードが抑えている席のようで 日本の応援席というものではなく、国際的なものになっていました。

試合の経過や結果はもう皆様、ご存知のことと思いますのでココでは書くまでもないでしょう。 でも、本当に楽しく、そしてアッというまに終わってしまった感じでした。 ひさびさに興奮してスポーツを見ました、ココで飲んだビールも最高でした。

競技場を後にする時は、 ブルーと赤白のユニホームが混じりあって みんなおとなしく帰っていくところが、とても良い雰囲気でした。 ユニホームをサポーター同士が交換しているところも、たくさん見ました。

YUKIも大変、たのしく過ごしたようで、たくさんの外人?とも、お友達になれたようです。

ニュルンブルグの街には路面電車で向かいました。 ここでも、日本人とクロアチア人でごったがえして原宿状態です。 今日はクルマはホテルにおいています、したがってビールの見放題の日と決めたのです。 いやはやドイツはビールが旨いのです!

ニュルンブルグの観光もしなければなりませんし… 日が長いの本当に疲れます、イヤ助かります(^_^;) […]

特別増刊号 ドイツの旅10日間 – 6月17日 第2日目 【フランクフルトからニュルンブルグへ】

ホテルは朝食付という事でしたが期待していませんでした。 本当はとても期待しているのですが、裏切られた時のショックが大きいので 期待しないように心がけているのです。 そもそも私の経験上からも欧州は質素というイメージがあるのと、 なんと言っても一人5000円くらいの安宿です(^_^;) しかし、しかし…朝からハッピーです、どこのホテルにも負けない朝食ビュッフェです!

2台のパソコンをフル稼働したあと…慌しくチエックアウトだけはすませて、 大きな荷物はホテルに預けて、レンタカーを借りにハーツまで行きました。 カーナビは英語仕様が借りられ、ヒロコがたよりです。 レンタカーでホテルに一旦戻って荷物も積んで、いよいよスタートです。 一泊目のホテル…部屋からの景色も抜群!大きなバスタブ!、朝食も最高! ドイツがとても好きになるホテルでした(^_^;)

小型ベンツは好調に走ります。 問題はカーナビです…日本のカーナビのように住所を順番に選択していったり 電話番号を入力すれば検索されるのではなくて… 目的地の名前(それも駅名とか検索されるのは極僅か)か住所を アルファベットで一字づつ入力して行かなければならないのです。 画面表示もとても簡素で、案内音声は英語(ドイツ語よりはマシですが)… そんなわけで、ヒロコは当分、ナビ係りという事で、私が運転に専念です。

まず向ったのは【マインツ】 ライン川が流れる8世紀頃に栄えた宗教都市です。 ここで食べたジェラートはとても、とてもナイスでした(^_^)

アウトバーンはクルマが多く、車線も思ったより狭く、それでも 平均130㌔~140㌔は出す事が出来、この日の最高が185㌔くらい もう、それ以上は怖いのでヤメました。 でも目的には日本の感覚より早く着きます、あたりまえですが。

次に向かったのは【ハイデルベルグ】です。 カーナビは狭い石畳の市電の走る古い街角を右だ左だと誘導し、 いきなり、大きな橋とその向こうに見えるあのハイデルベルグの壮大な風景が 現れた時はヒロコも思わず喚声をあげるほどの絶景です。 三人で撮ってもらった写真には絶景が写っていませんが(^_^;) (コチラを) お城までの道のりは大変ですが…見所マンテンで、上からの景色も抜群です。 でも、なんと言ってもココでの最高はビール(私はクルマを運転するのでアイス・ティー) と食事でした、こんな観光地でチップ込みで22ユーロ(3300円位)…生き返りました。 ハイデルベルグは見所いっぱい、堪能することが出来ました。

次に向かったのが【ローテンブルグ】です。 着いたは午後8時頃、まだまだ陽は沈みませんが… 私の影がこんなに長くなっていました この街もビックリです!…だいたい、我が家の旅は国内もそうですが、いきあたりバッタリの 予備知識もないまま行っちゃうのでビックリ度が高いのです(^_^) まーようするに中世の大きな街が大迫力でそのまま残っているのです。 よく歩きました、写真もビデオもたくさん撮影しました。 この写真を撮ったのは9時10分頃です。

カーナビのセットは今回の最大の目的地ニュルンブルグです! ニュルンブルグのホテルは門限11時で、そのギリギリに到着しました。 途中…ちょっとした!?トラブルがあったのですが(^_^;) これを書き出すと長くなるので、別途ご案内をします。

なには、ともあれ、いよいよ明日は午後3時から日本・クロアチア戦です!!

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2006年05月08日120号  【ワールドカップ】が何と!

先週号のタイトルは【保険選びネット】が何と!…でしたが 今週号のタイトルは【ワールドカップ】が何と!…です。

先週の話は【保険選びネット】がウェブの総合大賞を取った話でしたが… 【ワールドカップ】はサッカーの総合大賞ですから 【ワールドカップ】が総合大賞を取る事はありません。

【ワールドカップ】の『チケット』が何と!当たってしまったのです。 『チケット』が当たるのは大変喜ばしいのですが 国立競技場だとか埼玉アリーナだとかなら、まったく問題ありません… 北海道でも、九州でも、沖縄でも、最近はとても旅馴れてきたので問題はありません…が 問題は『ニュルンブルグ』です。

YUKIが私の名前でネットから応募したので、私はまったく知りませんでした。 カード会社から私に電話と聞いた時は「預金不足の連絡か…」と思ったぐらいです。 それがいきなり、ペアチケットが当選しただの、ニュルンブルグだの、クロアチアだの、 電話口で言われても、状況がつかめません。 オレオレ詐欺ではなさそうですが、巧妙なセールスかもしれません。 私が不審そうな口調で話しているのを横で聞いていたYUKIが 急に興奮してぴょんぴょんと跳ねだしたのを見て状況がつかめたのです。

当選したのは6月18日(日)午後3時 日本対クロアチア戦のペア・チケットです。 それだけでも、大変なプラチナ・チケットなのでしょうが… 自己負担で競技場まで行かなければならないようです。 くりかえしになりますが、問題は『ニュルンブルグ』です。

実は6月に私の還暦祝いを兼ねてローマに行こうという計画があったのです。 なぜローマかというとヒロコが短期留学していたところで私達を案内したいというのです。 もちろん我が家の伝統?で、いかに安い予算内で格安運賃と安宿を駆使して…という事ですが 6月に入ると、安い航空券もホテルも見あたらないのです。 なぜだろう?と思っていたのですが、ドイツのワールドカップの影響だったのです。 6月をは外すか、いっそシアトルでイチローでも見に行こうか?…なんて言っている矢先に この事件?が勃発したのです。 問題は『ニュルンブルグ』です(^_^;)

ドイツでのワールドカップの影響のあるヨーロッパ避けよう! 6月は避けよう!…と言っていたのが、避けるどころか、 そのど真ん中のワールドカップが開催されているドイツが私達を呼んでいるのです。 当選したペア・チケットは転売する事が出来ません。 また逆に、我が家3人での旅行計画なのにチケットは2枚しかありません。 でも、これは天の恵みか!、運命の悪戯か!こうなったら何が何でもドイツに! 『ニュルンブルグ』がどこにあるのか?どのようにして行けばよいのか?どんな宿が取れるなか? 今はまったくの白紙です。 ただ言える事は【最低限の予算】で… 家族3人がワールドカップのドイツに、競技場のある『ニュルンブルグ』に、 乗り込まなければならないという【ミッション・インポシブル】です。

キック・オフまで、あと一ヶ月とちょっとです。