2010年04月26日327号 「そりゃ無いだろう!」

「そりゃー無いだろう!」… 最近、仕事をやっていてそう思う事が本当に多くなりました。 仕事とはもちろんロコハウス、保険代理店のハナシです。

私は店舗経営という客商売から40歳でこの業界に入った時から そのようなクールな視線で今日まで見てきたわけですが もう毎日が「そりゃー無いだろう!」の連続なのです(^_^;)

こんな事を書くとロコハウスのお客様から心配されちゃうかも知れませが、ご心配無く(^_^) 私はこの仕事に誇り持っていますし、 もっともっとお客様との絆を深めながら楽しく末永くやっていこうと思っているのです。 「そりゃー無いだろう!」と思うのは、 保険会社の最近の政策は、お客様との絆をどんどん希薄にしていく事、 保険業界そのものがそのような方向に向かっている事です。

確かに保険は効率性の悪い仕事かもしれません。 でも保険代理店は保険料から手数料を頂くだけでテマヒマは完全に自前です。 テマヒマかけようと効率的営業をしようとソレは代理店の力量や考えでいいはずです。 でも、最近はすべてパターン化、システム化、スピード化、に拍車がかかり 保険商品も目まぐるしく改定が続き、そのつど分厚いテキストが何冊も配られ、 質問も受け付けいない無機質な講習会が数回開催され、その度にパンフレットや帳票は入れ替わり 大量の紙資源が破棄され… ただ忙しく急き立てられ、思考能力を低下させられていくようです(^_^;)

そんな中で保険会社が代理店に求めるのは何かと言えば【早期更新】! すなわち既契約者の更新契約は1日でも早く、最低でも更新日の3日前までに証券が必着する事。 それがお客様に対する最も重要なサービスで代理店はソレを厳守すべき!…というのです(^_^;) でも、私も20年以上代理店をやっていますが更新契約で証券が届かないと苦情を受けたことはありません。

それに、保険商品が大きく変わって、それが値下げになればまだ良いものの、 こんな時代にどちらかと言えば保険料が高くなる傾向にあるのです(^_^;) それも色々な種類の保険商品が次々に変っていく時期に合わせるのですから、 お客様に納得頂けるご案内やアプローチも考えなくてはなりません。

もともと、のんびりやの私で、お客様にはじっくり納得頂く事を信条にしている不器用者です。 どうしても、そのペースにはついていけません(^_^;) その結果ロコハウスは早期証券到着率が低い、お客様の最も大切なニーズを満たさないという事で 本年度の手数料は下げられてしまいました(^_^;)

でも、こんな事がありました。 横浜のTさんは積立傷害保険を3年ごとに掛けてその満期返戻金を楽しみにしているお客様ですが、 些細な書類が届かないという理由で更新日より2週間も遅れて満期返戻金を送金しました。 でも保険会社はその満期返戻金から更新分の保険料を更新日にしっかりと差し引いて受けとっているのです。

愛媛県にお住まいのKさん超保険で自動車とご自宅の火災補償にご加入です。 火災保険が抜本的に改定されたためTさんの場合は 建物と家財の補償が3・4割は上るのという不運なパターンに入るのですが、 どういうわけか3・4割でなく、建物が1.8倍、家財が2.7倍も上ってしまいます。

ご案内する前にソレに気付いた私は必死でその理由を調べましたがどうしても判りません。 超保険の商品ヘルプデスクに問い合わせたら「商品固有の保険料については答えられない」というのです。 支社に問い合わせたら「超保険の事はよく判らないから本店の専門個所に聞いて連絡する」というのです。 回答は「付加保険料に関する事は企業秘密で教えられない」というものでした。 保険料が3倍近くも上って、その理由を契約者に一切教えられないなんてあるでしょうか(^_^;) 私は支社の担当者に「Kさんはただソノ理由だけでも教えて欲しいと言われているので…」と お願いしているのですが、更新から一ヶ月たった今も何の連絡も無いようです。

契約者が一番望んでいるのは証券が1日でも早く届くことであって それ以外はどうでも良いと保険会社は思っているのでしょうか(^_^;)

保険会社の社員も代理店も何だかしらないほど忙しくて、 そんな事を考える余裕もないようです。

2007年12月17日204号 KY

今年の流行語大賞は逸したものの、印象に残った言葉に『KY』があります。 『空気が読めない』 辞任した前首相の安倍さんのチグハグな言動を揶揄して使われたのが流行語になったようです。

それから、いろいろなヒトを指して「あのヒト、空気よめないじゃない!」などと 言って大笑いをしたりする光景をよく見る1年でありました。 うちのYUKIなんか、その代表かもしれません(^_^;) この私ですらハラハラすることが日常茶飯事なのですから。 でも何でも思ったことを、そのまま素直に言うことは悪いことでは無いように思います。

安倍さんは空気が読めない政治家としてレッテルが貼られてしまったようですが 彼の【美しい国・日本】という本がベスト・セラーになっているという話を聞いた時… なんだか”イヤな空気”を私は感じこの週間KENでも少し触れました。 その時は安倍さんは”空気”を利用する政治家と思ったのですが ”空気”が読めなくて?1年で退陣しちゃったのにはびっくりしました(^_^;)

世の中で何が怖いかといったら… 一つの空気でワーっとひとつの方向に行ってしまうことです。 バブルの時もそうでしたが… もっとも怖いのは”戦争”です。 特に日本人はひとつの空気でワーと行き易い国民であることを 肝に銘じておくことが大切だと思っています。

沖縄の集団自決や従軍慰安婦の問題で国家の介入が有ったか?無かったか? などという議論がなされたようですが、 政府が言うように、そんなものは無かったかも知れません。 しかし、そのような”空気”はあったのではないでしょうか? 武士が切腹をする時も、特攻隊に志願するのも… どうにも逃れられない”空気”の中で追い詰められて”自分の意思”で行なわれることに してしまうのではないでしょうか? この”空気”を政治家や権力者が利用するのは怖いことですが… それに国民や民衆が同調し大きなウネリになると、もっともっと恐ろしくなるということです。

ようするに”空気”など読んだらロクなことはないのです。 したっがて空気を読まないYUKIはエライと思います(^_^;) じつはこの私もブログでは、 空気を読みまくって硬直状態にある保険業界に対して 空気を無視してホンネで書きまくっているのです(^_^;)

『KY』が今年の流行語大賞を逸した事は喜ばしいことだと思いますが…

ロコハウスは来年も『KY』で行きたいと思っています。 もちろんロコハウスの『KY』とはKENとYUKIのことですが(^_^)

2007年10月15日195号 素晴らしい仕事(^_^;)

この仕事をやっていると… 日曜日・祭日もありませんし、夜だって遅くまで仕事をしている、 時によっては朝まで仕事をしている事など月に何度もあります。

しかしYUKIは私が”仕事の鬼”だ、なんてまったく思っていません。 それどころか、これほどの”ナマケモノ”はいないと思っているようです。 このように思われてしまう、もっとも大きな要因が 自宅を仕事場にしている事、 もっと厳密に言えば生活と仕事をゴッチャになってまったく同じ場所でやっている事です。

このマンションを選んだ時は玄関の直ぐ左横の部屋を独立した事務所にと 思っていたのですが、YUKIが手伝うようになりパソコンの回線やなんやかやと やっているうちに、いつのまにかリビングの大きなテーブルで食事をしたり仕事をしたり… クルマで買い物に行ったり出張に行ったり…と 24時間365日朝から晩までYUKIと一緒にいるハメになってしまったのです。(^_^;)

これはこれで大変なことでケンカも絶えませんがヒロコにも呆れられながらも地道に生きています。

仕事とプライベートはキッチリと分けてやるべきだ!…という考えは根強くあります。 「そんな事をやっているから何時までたっても保険屋と低くみられて休日でも深夜でも 電話をかけてきたり呼び出したりされるのだ」…なんて嘆く代理店仲間もいます。 でも事故は日曜祭日や夜間を避けてくれませんし、 個人のお客様とじっくり保険のお話をしようと思えば日曜祭日や夜間の方が都合が よい場合の方が多いのです。

お客様あっての保険代理店が、それではお客様本位の仕事が出来ません(^_^;) だからと言って月曜から金曜まで朝9時から一心不乱に働いて、しかも休日も夜も… となれば、身体にも精神的にも大変です。

この仕事は楽しく長く続ける事がとても重要だと私は思っていて そのためには仕事とプライベートを分けないで、仕事とプライベートを同時に楽しむというのが 極意だと最近で強く思うようになってきたのです。

…という事で、土曜日の午後7時に ロコハウスのお得意様である”ゼン君のパパ”のところにYUKIとヒロコと3人で集金に行きました。 その前に今年5月に亡くなった”ゼン君のママ”に供える花を買いにいきました。 ”ゼン君のパパ”は”ゼン君のママ”が亡くなってちょっと元気を無くしていて 得意の料理を作る気力も失せて、元気がありませんでした。

そこで我々が集金にいく機会に 我々家族の為に料理を作ったらリハビリになると薦めておいたのです。(^_^;) ”ゼン君のパパ”は気力を振り絞って?料理を作ってまっていてくれました。 従来の繊細さにはまだ少々欠けていましたが、どうにか立ち直る兆しが見え われわれファミリーは美味しい夕食にありつき 同時にロコハウスの集金業務も無事終了する事が出来ました。

本当にこの仕事は人助けになって われわれファミリーも助けられる素晴らしい仕事だという事を実感した一日でした(^_^;)