2007年12月17日204号 KY

今年の流行語大賞は逸したものの、印象に残った言葉に『KY』があります。 『空気が読めない』 辞任した前首相の安倍さんのチグハグな言動を揶揄して使われたのが流行語になったようです。

それから、いろいろなヒトを指して「あのヒト、空気よめないじゃない!」などと 言って大笑いをしたりする光景をよく見る1年でありました。 うちのYUKIなんか、その代表かもしれません(^_^;) この私ですらハラハラすることが日常茶飯事なのですから。 でも何でも思ったことを、そのまま素直に言うことは悪いことでは無いように思います。

安倍さんは空気が読めない政治家としてレッテルが貼られてしまったようですが 彼の【美しい国・日本】という本がベスト・セラーになっているという話を聞いた時… なんだか”イヤな空気”を私は感じこの週間KENでも少し触れました。 その時は安倍さんは”空気”を利用する政治家と思ったのですが ”空気”が読めなくて?1年で退陣しちゃったのにはびっくりしました(^_^;)

世の中で何が怖いかといったら… 一つの空気でワーっとひとつの方向に行ってしまうことです。 バブルの時もそうでしたが… もっとも怖いのは”戦争”です。 特に日本人はひとつの空気でワーと行き易い国民であることを 肝に銘じておくことが大切だと思っています。

沖縄の集団自決や従軍慰安婦の問題で国家の介入が有ったか?無かったか? などという議論がなされたようですが、 政府が言うように、そんなものは無かったかも知れません。 しかし、そのような”空気”はあったのではないでしょうか? 武士が切腹をする時も、特攻隊に志願するのも… どうにも逃れられない”空気”の中で追い詰められて”自分の意思”で行なわれることに してしまうのではないでしょうか? この”空気”を政治家や権力者が利用するのは怖いことですが… それに国民や民衆が同調し大きなウネリになると、もっともっと恐ろしくなるということです。

ようするに”空気”など読んだらロクなことはないのです。 したっがて空気を読まないYUKIはエライと思います(^_^;) じつはこの私もブログでは、 空気を読みまくって硬直状態にある保険業界に対して 空気を無視してホンネで書きまくっているのです(^_^;)

『KY』が今年の流行語大賞を逸した事は喜ばしいことだと思いますが…

ロコハウスは来年も『KY』で行きたいと思っています。 もちろんロコハウスの『KY』とはKENとYUKIのことですが(^_^)