2010年01月11日312号 減らす時代?

昨年は体重を14キロも減らすことが出来ました。 それに関連して食べる量も、間食も、外食も、そしてアルコールも少し減って 食費も減ったと思います、たぶん(^_^;) 食費も体重も減って健康になれば、こんな良いことはありません(^_^;) 統計によると人間は好景気の時より不景気の時の方が長生きするそうです。

日本は二酸化炭素を2020年までに1990年比で25%減らそうという目標を持ちました。 これに対してはいろいろと物議もあるようですが… たった4ヶ月で体重比20%削減を実現し私に言わせて頂ければ 10年もあれば、やる気にさえなれば充分に出来る数値です。 問題はやる気になるかダケです(^_^;)

「アレも喰いたい、コレも喰いたい」と…欲望のおもむくままに好きなモノを食べ続けていたら ”現代人”は遅かれ早かれ確実に健康被害をきたすのです。 なぜ”現代人”と前置きしたかといえば、昔の人は「アレも喰いたい、コレも喰いたい」と思っても 経済的にも物理的にも好きなものを自由に食べることが出来なかったからです。 しかし今は、日常生活の中に食べ物が溢れています、街を歩けば安価で美味しそうなファスト・フーズ店が 軒を並べ、コンビニで手軽に何でも手に入れることが出来ます。 スーパーの安売りでまとめ買いをしたスナック菓子やアイスクリームはいつでも食べる事が出来ます。 それでいて現代人は日常生活でエネルギーを消費する事はほとんどありません。 アメリカの貧困層に肥満が多いと言われますが日本も、そして私も同じパターンでした(^_^;)

ようするに…「アレも喰いたい、コレも喰いたい」と思わせる”罠”がそこらじゅうにあるのです。 そんなに人間は際限なく食べる事は出来ないのです。 大病をしてからの食事療法は大変かもしれませんが… 食事の量を主体的に減らし、納得出来る食材を吟味して”ゆっくりと味わいながら食する”… というのは、これまで使っていなかった知的満足度をも満たすものです。 もちろん私は今、飯山(長野県)で自分の手で田植えをし、稲刈りをした 無農薬の米を玄米で食べています(^_^;)

私は10年以上前から、これからの時代はデフレ基調でインフレを前提にしてはいけないと主張し 超長期に渡る生命保険も、その事を前提に提案してきました。 しかし今だに”デフレ克服””景気回復”と政権が変っても同じことが唱え続けられ、 その政策のため国の借金が840兆円!にふくらみ危険水域の1000兆円が目前に迫っているのです。

ようするに経済も地球環境も、食べ過ぎと同じで”減らす”ことも重要になってきたのです。

インフレの時代は、何でも”増やす”時代で借金をドンドンして経済が活性化します。 デフレの時代は、借金を減らし、ムダを減らし、お金をかけずにECOに生きる時代です。

もちろん、どちらの道を選び行動するかは自由で自己責任です。

怠け者の私は早くからデフレの道を選択しているだけですが… やっと体重が減っただけで、借金もまだそれほで減っていません(^_^;) そして…この連休はガラクタに溢れた我が家の”ゴミ?”を減らそうと格闘しているのです。

2005年12月12日099号 インフレ期待?

最近、新聞を開けると「インフレ期待」とか「デフレ脱却」とかの見出しが飛びこんできます。

でも、ほんとうに国民みんなが”インフレ”を期待しているのでしょうか? インフレとは物価が上がる事です。 ウチの YUKIなんかマルエツに行くたびに 「何でもかんでもジワジワと高くなってきて…」と文句を言っています。

少なくともウチのYUKIはインフレなんかを期待していないようです。 でも、私は本当の事を言えばインフレをとても期待しているのです。 なぜならば、バブルのピークに購入したマンションの負債が我が家の最大の 不良債権だからです。

マルエツの輸入発泡酒が98円から110円になろうと ガソリン代が100円から122円になろうと… インフレによって4000万円の住宅ローンが楽になったほうが断然助かるからです。 インフレを期待しているのは、私同様(^_^;)大きな借金を抱えた政府や企業です。

私は昭和44年に大学を卒業し高度成長とインフレを身を持って体験してきました。 初任給38000円から20年ほどは給料も物価も右肩上がりで、上がり続けました。

でもここ十数年はどうでしょうか? もう20年ほど前になりますが、私は、この仕事をする前に赤坂でお店をやっていました。 お昼のランチは650円で超人気でしたし、コーヒーも350円でした。 アルバイトの時給も交通費・食事付きで800円だったと思います。 今とほとんど変わっていないのではないでしょうか?

ぎゃくに【ケーキ屋ケンちゃん】から【保険屋ケンちゃん】に変わった私の収入は 大きく減少してしまいましたが、物価が上がらない事で辛うじて生き延びてきたのです。 インフレ期待と言いますが…物価と同時に給料も一緒に上がっていくのでしょうか? 物価だけインフレで給料がデフレじゃ、生活者にはたまったものではありません。 でも、現実の流れをみていると、そうなっていくような気がしてなりません。

そもそもインフレはどうしておきるか?です。 中学生程度の解答ですが(^_^;)… 供給より需要が多いと物価が上がりインフレになっていくという事です。 もの不足の時代はインフレです、北朝鮮は今でも大変なインフレです。 戦争をしていると海外から輸入も出来ずモノ不足になってインフレになります。 さて、今の日本、これからの日本、そして世界をみて、 モノ不足でインフレになる要素があるでしょうか?

エネルギー問題がこれからの大きなインフレの要因になっていくという意見があります。 たしかに国際的なオイル高が昨今のインフレ要因のようです。 しかし、ガソリン代はせいぜい2・3割のアップでそれも微妙に上がったり下がったりしているのです。 高度成長の時は右肩上がりで一直線に値上げがされていったのです。 あの時代はガソリンがいくら高くなっても、それにかわるモノもなく、またそれ以上に稼げたのです。

しかし現代において例えばガソリン代が数倍になったとします。 すると、クルマはアッというまにプリウスのようなハイブリットカーに変わってしまい やがてガソリンをまったく使わないクルマが普及してしまうかもしれません。

先日、YUKIがマルエツでトイレットペーパーが高くなったと文句を言っていましたが、 ガソリンの例と同様に数倍になってしまったら、ウォシュレットのトイレがいっきに普及して トイレットペーパーがいらなくなってしまうかもしれません。

消費税を上げるという事もほぼ決まっているようですが、私はどうせやるなら30%とか40%に していまえば、面白いと思っているのです。 そうすると国民は消費する事をやめてしまうのではないかと思うからです。 インターネットやバイオが普及したら、何もモノを新しく買わなくても生活が出来るからです。 ネット・オークションのようにお互い必要なモノをやり取りしたり、 ベランダ程度のバイオの畑で好きなものを作ったり、 地域のコミニティで自給自足の生活を楽しんだりとか…生活パターンを大きく変えてしまえば、 老齢化問題や地球環境問題にとってもいいことではないかと私は思うのです。

デフレは消費者にとっては、とても良い事なのです。 それを政府が日銀に圧力をかけて、お金を印刷させムリヤリにインフレに持っていったりしていたら それこそハイパーインフレになって国の700兆円の借金はパーになるかもしれませんが それと引き換えに、国民の総資産1400兆円もパーになってしまうかも知れないのです。

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