2006年07月17日130号  新60代

ツイに7月12日で60歳になってしまいました(^_^;)

”60歳”というと私は’60年代の初めにヒットした【悲しき60歳】という曲を思い出してしまいます。 あの時代は曲名のアタマに”悲しき”とつけるのがはやりで 【悲しき16歳】【悲しき雨音】【悲しき街角】【悲しき少年兵】などなど、数え切れないほどのが ヒット曲が生まれています。 その頃まさに16歳だった私ですが【悲しき16歳】より【悲しき60歳】がお気に入りでした。 前都知事の青島幸男がトルコの曲に歌詞をつけたもので、その内容は… トルコのムスターファという貧乏な青年が恋した彼女は奴隷の身… 青年は彼女のために一生懸命頑張って大金持ちになるのですが、 気がつけば…60歳になっていた、とういう悲しい?コミック・ソングです。 10歳下の私の妹が幼稚園生で♪ヤ・ムスターファー・ヤ・ムスターファ♪と 舌足らずに歌っていたのが昨日のように思い出しますが、その妹も50歳になり、 私も気がつけば…60歳になってしまいました。

そして最近は、私の還暦が話題になると反射的におどけて ♪ヤ・ムスターファー・ヤ・ムスターファ♪を口ずさむため YUKIもヒロコも、すっかりこの曲を覚えてしまいました。 (YUKIは同世代でも宇宙人ですから当然この曲を知りません、新鮮なようです)

この曲がヒットした頃、私から見た60歳は大変な高齢者のイメージでしたし 社会的にも立派な?高齢者の時代だったようです。 したがって今の私の”60歳”と、【悲しき60歳】での”60歳”とは…実は 私の頭の中でまったく一致しないのです。 そう!何が言いたいか?というと…『まだまだ若い!』という事です(^_^)

幸か?不幸か?…私には定年がありません。(^_^;) YUKIからは「死ぬまで働け!」と終身刑が命じられています。 先日、還暦のお祝いを兼ねて…という大義名分でドイツ旅行をしましたが およそ”還暦祝い”とは思えない(予想通りの)ハードな旅でした。

そしてYUKIからこんな事を言われました。 「ホームページやネット上で還暦だ!還暦だ!と書かれるものだから メールでの保険相談が最近、減ったような気がするのですが…」と。

たしかにホームページへのアクセス数は好調ですが、 ひと時のようにメール相談の返事を書くため、 寝るヒマも無いという事はなく、すやすや寝てる私を見て… 家計への危機感を募らせているのです(^_^;)

メールでの相談者は30歳前半が多く、保険期間が長い生命保険の場合 自分達の契約を最後までフォローして貰えないと思われてしまうようです。 だから…できるだけ若い代理店や募集人から加入した方が良い、と思われる事があるのですが そんな時、私こう答えます。

「たしかに長期間のフォローを考えれば、少しでも若い担当者がいいでしょう、 しかし彼らが10年後、20年後にどの位、保険の仕事をやっているでしょうか? 10年後に関しては、若い担当者より、私の方がかなりの確立でフォロー出来ると思いますヨ」と…。

私が20年前に保険の仕事を始めた同期は10年で大多数が消えて、今では数%しか残っていません。 代理店として生き残るのは大変なのです(^_^)、 ココまで来たら、多くのお客様という財産を持っているのです。 金銭的財産はまったく無い私ですから、それを大切にしていくしかありません(^_^;)したがって… 何らかの形で、お客様のフォロー体制を作っていくと明言します。

最近…【保険の世界がよく見えるようになってきた】と感じるのです。 もちろん、私の錯覚か?ウヌボレ?はたまたガンコになったのか? さだかではありませんが、自分ではそう確信しているのです(^_^;) それは保険の仕事を20年経験した、というより人生を60年経験したからだと思うのです。

ケーキ屋KENちゃんから40歳で保険屋KENちゃんになった私です。 私より若くて保険業務に詳しくキャリアの長い専門家はヤマほどいるでしょう。 でも、フンベツのつく年齢から保険業界に入った私は 常に客観的な視点で保険に接して、いろいろな事を感じてきました。

保険、特に生命保険にかせられた社会的責任は大きくなっていきます。 少子高齢化、自己責任の時代に向けて自分の事は自分で手当てしなければならないからです。 […]