2011年08月08日 第394号 夏のハートコンサート

6日(土) 毎年12月も暮の押し迫った時に開催する【クラシック・ボランティア・ハートコンサート】の
特別バージョンが西東京市の公会堂で行われました。
もちろん今回もボランティアですが、年末恒例のボランティアは演奏して頂く若手の音楽家を
ささやかでも応援しようというボランティア活動ですが、
今回は出演して頂く音楽家も全てノーギャラのボランティアでのコンサートです。

今回のコンサートのタイトルは【ともにがんばろうハートコンサート】
そう、今回の大震災で我われに何か出来る事はないのか?…という事で企画したイベントです。
この会の会長ノブさんが仕事でも関係のある西東京市にも大震災で一時避難されている方が
多くおられる事を知って被災者の方々に少しでも元気になって頂こうというものです。

…とエラソウに書いていますが今回の企画から具体的な準備や打ち合わせには
私とユキはほとんど参加しておらず、先月のうどんの会の後の役員会で役割分担が決まり
私はお弁当や飲み物の手配と写真撮影、ユキは受付と決められたのです(^_^;)
さて、コンサートですが本当に心あたたまる素晴らしいものでした。
これだけのアーティストや音楽スタッフを集めて頂だいた、
我われの仲間でありこの会の音楽プロデューサーの武蔵野音大の亀井教授と…
それに気持ちよく応じてくれた人たちに頭が下がります。

会場は満員の盛況!…と言いたいところですが実はそれほどではありませんでした。
実は今回の主賓であるはずの被災者の方たちの参加が予定より大変少なかったのです(^_^;)
詳しい事情は私は判りませんが、でもこれは仕方ないことです。
企画したのが数ヶ月前、一西東京市に一時避難されている方も少しづつ減っていきます。
その方たちに、ここまで準備したんだから出席して貰わなくは困るとは言えません。
普段からコミニケーションのある人たちだったらともかく、
私が被災者の立場でいきなりこんなイベントに招待されたら、
なんだかサラシ者にされているようでちょっと抵抗を感じるかも知れません(^_^;)

だけど、やらないよりやって方が良いと思っていますし今回もやって良かったと思いました。

来場して頂だいて方々だれもが感動され喜んで頂だいたからです。

司会の佐藤雄太クンも最後は感動で言葉を詰まらせていました

何が感動と言われれば、それは音楽の素晴らしさです!

観客の音楽家の心が繋がって一体となっているのが空気で伝わってくるのです。
クルマ椅子で痴呆の進んだご老人をクルマ椅子でつれてこられた方が、
長いコンサートをジッと気持よさそうに最後まで聴いておられたと言って頂きました。

それではコンサートのハイライトを!

第一部

●    こどもヴァイオリンアンサンブル… リハーサルYouTube
小学2年生から中学2年生の9人の演奏です。

●    丸山由里子(ヴァイオリン)丸山剛弘(チェロ)亀井美奈子(ピアノ)の三重奏
実は↑の子どもたちは丸山夫妻の教え子たち、亀井美奈子さんは亀井教授の奥様です。

●    齊藤誠二(フルート)亀井美奈子(ピアノ)

2009年武蔵野音大を主席で卒業し、指揮者として、ピアニストとしても活躍する鬼才です(^_^;) 

●    石川和夫(ピアノ)
とてもカッコいいピアノ演奏!マイクをもってしゃべると福島弁(^_^;)
今回の大震災で何か出来ないかと思っていたそうで喜んで参加して頂だいたようです。

●      二井田ひとみ(トランペット)河田夏記(ピアノ)
昨年暮のハートコンサートに出演して頂き大好評だった女性トランペッター
河田さんとの息もピッタリに今回も楽しい演奏で会場は盛り上がりました。  YouTube
第二部

合田真貴子(箏)
二十絃箏というちょっと珍しい琴を優雅に演奏し大変興味がそそられました。 YouTube

飯島幸子(ソプラノ)齊藤誠二(ピアノ)
ステージが終わって実際にお会いしたら小柄なのでビックリ、
それほど歌うときはダイナミックで魅了させらます。
フルート演奏で出演した齊藤さんのピアノ演奏はエルトン・ジョンのように楽しそうでした。  
●亀井陽二(バリトン)飯島幸子(ソプラノ)亀井美奈子(ピアノ)
我らが亀井先生ご夫妻の歌と伴奏、 飯島さんとのデュオもステキでした。 YouTube
●みなさんと一緒にうたいまよう…
出演者全員がステージにあがり【見上げてごらん夜の星を】【故郷】を歌いました。    

だれもが笑顔で…    
なんだかよくわからないけど、日本人は素晴らしいと思った一日でした。

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