2007年07月30日184号 選挙速報を聞きながら…

毎週月曜日発行の週間KENは毎週日曜日の午後11時頃から月曜日未明に書くのが、 私の生活パターンに、すっかりなってしまいました。 …というわけで、29日に行なわれた参議院選挙の選挙速報を聞きながら書いています。

私は特定の政党を支持したことのない、いわゆる無党派層ですが… 私の自慢のひとつに”選挙を棄権したことが無い”というものです。 それを意識したのは10年ほど前ですが、そうなると記録は継続したくなるものです。 今回の選挙も日中は用事があり夜8時ちょっと前、雨の降りしきる投票場にすべり込みました。

今回の参院選は予想通り、というか予想以上に自民党が大敗し民主党が躍進しているようです。 私は前回の週間KENでも書きましたように、 『憲法9条』を支持していますので安倍さんはちょっとコワイ政治家だと思っています(^_^;) 小沢さんは「憲法9条はあってもいい」…と言っていますが、言い方がイマイチです。 社民党や共産党は「憲法9条は守るべき」と昔から言い続けていますが 平和も年金も福祉も、何でもかんでも「与えろ!」という考えがイマイチです(^_^;) そうそう、もうひとつ公明党がありますね(^_^;) ここも母体が宗教団体ならもう少し平和という事を前面に出せないものかと思うのですが 戦争好き?な自民党との連合を優先するのはイマイチです。

しかし、今回の選挙戦は『憲法問題』は論点にはならなかったようです。 論点になったのは『年金』『雇用』『格差』『政治と金』と言ったような問題でした。 年金問題についても私のブログで少々ふれていますが これも私には、どこの政党の意見もイマイチです。(^_^;)

投票日の前日、すなわち28日の土曜日の夜、私は仕事の帰路、クルマのテレビ(カーナビ)で 選挙戦を闘う各党党首のドキュメント番組をやっていました。 この番組を見て(といっても運転をしながらですから、じっくりは見ていませんが^_^;) 民主党優勢の下馬評と聞いていたけど、けっこうキビシイのでは、という思いがしました。

それは、民主党の小沢代表の選挙演説がどうにもイマイチだからです。 小沢さんは「グランドキャニオンでさえ柵がないのに我が国はどこに行って柵だらけ…」 と日本人の自己責任や自立を訴えていた人とは思えません。 健康状態も悪いようで、この人は選挙戦に負けたら政界から身を引くと言っていたが 勝っても、もう表舞台には出てこないと思ってしまいました。

投票日は天気も悪く、思ったより投票率も低いので、民主党は伸びないのでは と思っていたら、予想に反して驚くような躍進振りです。 でも民主党が伸びたというより、自民党が「年金問題」や「政治と金の問題」などで コケたということなのでしょうか? でも、これは安倍さんの全責任というわけではないのに、この惨敗はどうしてでしょうか?

私は選挙を棄権したことはありませんが… 国家も政治も必要なものであっても 21世紀は、それらが前面に出るのは極力おさえて 地球規模での思考や個人・個人が自立した中での国家を超えた コミニティが必要だと思っているのです。

したがって、あまりにも政治にたよってはいけないのです(^_^;) その事を多くの国民は意識していなくても何となく感じとっていて そのフラストレーションが、このような現象を起こしたのかもしれません。

だから民主党にも、あまり過度な期待はしないほうがいいのでしょうが しばらくは興味深く見守っていくことにいたしましょう?(^_^)

2004年6月7日020号 私も年金未納ですが

茶番はあったもの予想通り年金法案は参議院でも与党の賛成多数で可決されました。 国民のコンセンサスも取らずに、なんでもなし崩しで強行採決する、今 の政権に私はウンザリして いますが、それを選んだのも我々国民です。 野党もイマイチ迫力に欠けます…なんてたって年金未納では、与野党大連合をしているのですから。 未納から出たサビです。

さて、エラソウなことを言っている私も、実は年金未納者です。(誰も驚かないでしょうが) でも「 知らなかった!」とか「うっかり忘れてた!」なんて言い訳はしません。 「払えなかった」正確にいうと「今も払えないまま…」なのです。 「保険を商売にしている人間がトンでもない、そんな代理店とは契約できない!」なんて言われたら ますます、払えなくなるので、そこのところはご慈悲のほどをお願いします!。(泣)

年金は最低25年以上支払っていないと一銭ももらえません。 私の計算ですと、あと8年分を収めないと 17年間払った保険料は、まったくムダになるのです。 私の年齢からいって、よっぽど追い込みを駆けなければ、かなり厳しい状態というわけです。 でも、これは自己責任だとしっかり自覚しています。

私の学生時代の友人のサラーリーマンは後2年ぐらいで定年を向かえます。 話題は退職金が減っただの、年金がどうしただの話で、商売柄ヒトのシュミレーションはするですが…、 私個人としては 、うらやましいような、気の毒なような複雑な心境です。 私なんぞは、退職金も年金も無縁な話で、その代わり死ぬまで働かなくてはならないダケの話です。

でも、ココに年金問題解決のカギがあるような気がするのです。 長年サラリーマンを勤め上げ、やっと労働から解放され老後はのんびり好き勝手に暮らしたい… という気持ちは、よ~く分かりますが死ぬまで平均20年間もあるのです。 このような人達が溢れかえる少子高齢化社会を公的年金だけで支えていくこと事態 常識的に 考えても困難なことではないでしょうか。

それを抜本的な見直しや、根本的なホンネの議論もせず、問題の先送りをしてどうしようというのでしょう。 これは【年金問題】だけでなく、これからの我が国の有り方 や生き方の問題だと思うのです。

貧しくしくても、楽しく仕事をしながら人生をエンジョイする方法なら…私には自信があるのですが(笑)