今年もキューバのサルサ・バンドのロス・バンバンを見に行くことが出来ました。
実は今年は同じ時期の8月、同じ会場の木場のライブ・ハウスで
ベネゼイラのオスカー・デ・レオンのライブがあり、それを3人で見に行きました。
これはこれで大満足でしたので、今年はロス・バン・バンは来日しないものと諦めていました。
ところが月末の何かとバタバタとしている時にヒロコが興奮して
「ロス・バンバンのライブが2日にあるけど、もちろん行くでしょ!」というのです。
もちろん行きたい気持ちはあるのですが突然言われても、私もいちおうは仕事をしていますので(^_^;)
スケジュールというものもあります。
ヒロコは我が家で最もスケジュール帳がビッシリ詰まっている人なのです。
でもサルサ命(さるさいのち)の人ですからサルサとなれば、すべてが超越されるのです。
私もサルサもロス・バン・バンも好きですがヒロコほどではありません。
で…私とYUKIが口をモゴモゴさせていたのですが翌日にはヒロコは嬉しそうに3枚のチケットを
買っていました。
2日当日、ライブの前に訪問しなければならないところもあり朝からバタバタしていると、
そういう時に限って、もっとバタバタに拍車がかかる事態が発生し、飛び出すように
私とYUKIはクルマで我が家を出る事になりました。
考えてみたら、渋谷でのライブと聞いていましたが、どこの会場かは知りません。
だいたい、このようなライブの会場は私のようなオジサンには馴染みの無いところが多いのです。
チケットを見るとやっぱり馴染みの無さそうな【SHIBUYA O-EAST】と書かれています(^_^;)
こうなれば渋谷育ちの私ですがカーナビに頼るしかありません。
カーナビは私が予想したとおり道玄坂から懐かしい百軒店に入って行きます。
狭い坂道を左にまがってすぐ道なりに右にまがると、
私が幼少の頃から大学時代までよく通った映画街がありました、
左側にテアトル・ハイツ、右側にテアトル渋谷、そして突き当たりにテアトルSSで、
どれもこれも皆、思い出深い映画館であり映画街でしたが
その姿は見事なぐらいキレイに消えて殺風景な小さなビルが並んでいるだけです。
この突き当たりのテアトルSSを左右に入ると幼い私でも”ちょっと違う”と思うような所でした。
いわゆる花街というところで、お茶屋さんと温泉旅館、今でいうラブ・ホテルが立ちならんいたのです。
そこに目的地の【SHIBUYA O-EAST】があったのです。
ラブ・ホテルはたくさんあるものの何とも不思議な新しい空間が出来上がったいるのです。
会場は木場のSTUDIO COASTよりこじんまりしている代わりに座るところがありません(^_^;)
前日の睡眠不足と朝からのバタバタで、しかもバタバタと知らぬ会場にたどり着いた疲れもあって
これからずーと立って見るのは辛いもので「まいったなー」という気持ちでした。
やがてヒロコも仕事からかけつけ、いつものワン・ドリンク500円のチケットでビールを一杯だけ飲んで、
演奏が始まったらもうノリノリで元気一杯、とてもとてもエンジョイしました!
やっぱりラテンは血が騒がずにはいれないのです(^_^;)
ロス・バン・バンのライブも無事終了!
すぐ近くのパーキング代は30分500円で4000円も取られて
YUKIは少々ご機嫌ナナメでしたが、ライブ代は今年もヒロコのおごりで
エキサイトなキューバン・ナイトを過ごすことが出来ました。