今年の3月の北陸ツアーで本場の【越前ガニ】をゲットした話をしましたが、 【越前クラゲ】が今、異常繁殖しているそうです。
冷やし中華にクラゲが入っているとゴージャスな気分になりますし、 中華料理のコースで最初にクラゲの前菜が出てくると、 「さー食うぞ!」とハッピーな気分になります。 しかし、クラゲを腹いっぱい食べてみたいと思った事は、 私の長い人生の中でも1度もありません。
日本海を見た事が無いと言っていたYUKIですが、今年は今までに… 2回の北陸ツアーで越前海岸や能登半島、そして鳥取のイカ釣り船の漁火、 舞鶴訪問では天橋立、若狭湾と日本海を堪能してきました。 その美しくてのどかな日本海が【越前クラゲ】で覆い尽くされて漁業が出来なくなっているというのです。 なんだか他人事とも思えず、このニュースに注目してしまいます。 これが【越前ガニ】に覆い尽くされているなら、その駆除?に協力するという名目で 現地に駆けつけるのですが、【越前クラゲ】だと「漁師さんが気の毒だなー」と思うだけで 終わってしまいます、ごめんなさい。
【越前クラゲ】の繁殖はしばらくは続くようで、日本海側から太平洋側にもひろがり その数は5億匹にも及ぶと言われているようです。 地元では、その有効利用も色々考えてクラゲ入りのアイスクリームも開発されたそうですが そんなものが少々売れたからと言って、5億匹の大型クラゲ対策にはなりそうもありません。 だからと言って巨大投資をして、たとえばコラーゲンの抽出工場を作っても 大量繁殖はこの年だけならビジネスとしては厳しいかもしれません。 これが【電気クラゲ】なら原発に変わる発電所を!…なんてアイデアが一瞬閃いたのですが(^_^;)…
そもそも、どうして【越前クラゲ】がこんなにも異常繁殖してしまったのでしょうか? あるテレビ・ニュースで地元の漁師さんが 「クラゲが悪いのでなく、人間が悪いのだ…」と言っていたのが印象的でした。 魚が乱獲されて、プランクトンを食べる魚が減ったため、プランクトンがまず増殖して それを食べるクラゲが地球温暖化と中国の工業排水との関連で異常繁殖したというものです。 ようするに、中国の乱獲と工業排水にも問題があるということでした。 しかし、最近のニュースではもっぱら地球温暖化だけが取り上げられているようです。 これは小泉さんの靖国問題で中国に遠慮しているのかもしれませんね。
大きさ1メートルもあるという巨大クラゲが環境破壊の中で5億匹!そして繁殖を続けていると聞くと なんだかSF小説のようで、とても不気味に思えてきますが… 人間は環境破壊をしながら現在では、地球上に60億匹じゃなかった60億人もいるのです。 400万年の人類の歴史において、1万年前は1000万人、2000年前が3億人、200年前は9億人、 100年前は16億人、そしてこのたった100年で60億人ですから、クラゲ並の異常繁殖かもしれません。 5億匹のクラゲなんてペロッと食べてしまうことが出来るとんでもない生物です(^_^;)
私は時々、テレビの前でゴロッと横になってニュースを見ながら、うたた寝をするのですが… 私のそのすがたをYUKIは「トドみたい…」と言っていたのですが、 最近では「越前クラゲみたい…」と言われるようになりました。 なんだか【越前クラゲ】に愛着が出て来た、今日この頃です(^_^)