2009年08月17日291号 母の近況 その4

昨年1月と3月、今年2月に続いて…母の近況、第四弾!です。 第四弾と言っても、母は要介護5の認知症と全盲のままで相変らずです。 このような状況の87歳の母が回復する事はまずないので”相変らず”という事は良いことです。(^_^;)

母は昔から「悪いのは顔と頭だけ!」と冗談をいうぐらい健康自慢の人でしたので 今でも医者がビックリするほどアタマ以外は悪いところが無いようです。(^_^;) 6年前の8月に突然電気のスイッチが切られたように全盲になり、 自分から自由に動くことも出来ませんので、すべてに介護が必要な状況です。

私が『母の近況』を書くのは”介護施設・青葉の丘”にいる時です。 基本的には父が亡くなって痴呆が顕在化してきた8年半ほど前から妹の家で見て貰っているのですが、 ”介護施設”に母がいる時ぐらいは(^_^;)長男である私が母を任されていているのです。 したがってこの期間はおのずと母との接点も増え週刊KENのテーマになりやすいというしだいです。

普段は妹家族のところに預けておいて… 「介護施設にいる期間は長男である私が任されている」なんて偉そうな事を言ったところで 私は母を介護施設に任せているだけです。(^_^;) 唯一と言って良い仕事は母の洗濯物を週に2・3回回収し、家で洗濯をし持って行くことですが、 これはYUKIが全て手洗いをしているのです(^_^;) では私は何をしているのか?…というと 洗濯物の交換がてらYUKIと定期的に母の御機嫌伺いに出かけているだけなのです(^_^;) ① ② ③ ④ ⑤

今回は6月から3ヶ月ほどのステイですが 私もこの介護施設に慣れてきてYUKIから 「KENもいつからでもココに入れるわね」と言われるようになりました(^_^;) 初めは異様に感じていた周囲の認知症老人達の個性も見えてきて 簡単な会話や挨拶もするようになってきたのです。

認知症になるほど個性がムキ出しになるようです(^_^;)

土曜日(15日)の夕刻に私とYUKIで施設に行った時です。 母の姿が見えないのでよく探すと、めずらしくテレビの前のソファーに座っていました。 ソファの後ろ側にいる老人が母の頭を手で叩いて 「ここは私の座っている場所だからどけ!」と言っているようです。 もちろん母の意志でソコに座ることはありませんし、どけ!と言われても自分では動けません。 叩かれても、怒鳴られても、自分からは声を荒げる事はせず穏やかにしているのです。 ヘルパーさんに車椅子に移動してもらい空いてるテーブルを探しての母とのひと時ですが… どうもココでのご老人たちは縄張り意識が強くて、3人で楽しく話しているとまた 「ここは私のテーブルだ!」と言った表情でどからともなくやってくるのですが… そんな事を繰り返していくなかで私たちもコミニケーションを上手く取っていくのです。

妹に私に「母は判っているところは凄く判っていてドキッとする事がよくある」と言いますが 私もソレを感じる事はよくあります。 今回もテーブルを移して3人だけになると、さきほどのトラブルでの冗談を言ったりで… 大物ぶりを見せ付けてもらいました(^_^;) ① ② ③

先日、母の妹(すなわち私の叔母)が見舞いに来た時も もりあがりました(^_^;) ① ② ③ ④ ⑤

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