2007年04月02日167号 本日から3ヶ月…

先ほど(4月1日午後11時頃)長野県の木曽から帰宅しました。

早朝いつものようにYUKIと一緒にクルマで我が家を出ての日帰りツアーでした。 少々強行軍でしたが、どうしてもコノ日のうちに契約をしなければならなかったのです。 164号でも書いたように、4月2日から保険料改定があり今回のご契約は 改定後には不利になってしまうので、その前に加入出来る最終日だったということです。

強行軍とはいえ、いつものように旅も楽しんできました。 信州の美味しいお蕎麦も… 信州?の美味しいソフトクリームも… 木曽馬とのツーショットも… そして木曽御嶽山も… 天気もよく!寒くもなく!暑くもなく、最高の行楽日和でした。

きょう4月2日から生命保険の保険料の改定があるわけですが… おなじ今日4月2日から始まるものがあります。

それはとても不名誉なことですが、東京海上日動火災の第三分野商品が 7月1日まで3ヶ月の行政処分での業務停止です。 このことで、お客様から電話がありました。 現在ご契約のお客様にはまったく影響はないのですが、 何かと誤解をや不安を与えているようです。

まず今日からの業務停止命令の対象になったのは 【東京海上日動火災保険の第三分野商品】です。 先ほど、電話があったお客様は【東京海上日動あんしん生命の生命保険】に加入の方 でしたから「関係がありません」とお答えしたのです

まず保険会社の名称です。 私は”東京海上の代理店”と云う表現をよく使います。 本当は東京海上日動というべきなのでしょう。 もっと正式には… 東京海上日動火災保険株式会社が損害保険を扱い 東京海上日動あんしん生命株式会社が生命保険を扱っています。

私は東京海上の総合代理店ですから、お客様に保険をご案内するとき 『東京海上日動火災保険の所得補償保険と東京海上日動あんしん生命の医療保険について…』 何て書いていると肝心のコトが伝わりづらくなるので、 『東京海上の所得補償保険と医療保険について』…と簡潔に書くようにしています。 落語の『じゅげむ』じゃないのです。

ところが、今回の業務停止は、逆にそれでは説明がつきません(^_^;) 今回業務停止命令を受けたのは【東京海上日動火災保険株式会社】すなわち損保の会社です。 【東京海上日動あんしん生命】すなわち生保の会社は対象になっていません。 ところが、業務停止の対象になった【第三分野保険】とは 【医療保険・がん保険・介護費用保険・所得補償保険】と云った商品なので お客様はややこしくなっているようです。 (【第三分野保険】とは損保と生保でクロスオーバーしている保険)

そもそも【東京海上日動火災保険株式会社】に医療保険やがん保険がある事すら 知らないお客様がほとんどだと思います。 介護費用保険も最近はほとんど扱われていないようで、 今回の【東京海上日動火災保険株式会社】の3ヶ月の業務停止命令で 影響があるのは所得補償保険ぐらいという事になります。 すなわち【東京海上日動火災保険株式会社】の数ある保険商品の中で ごく限られて保険商品が3ヶ月販売する事が出来ないということです。

お判り頂いたでしょうか? 何だかココ数日、極端に少ない睡眠時間で今、深夜の3時、アタマが朦朧としてきて 自分でも、ちゃんと伝わっているか不安になってきました(^_^;) ようするに、今ご契約のお客様にご迷惑をかける事はほとんどないのでご安心下さい! という事をお伝えしたかったまでなのです。

とはいえ!不祥事は不祥事です!、このことについては しっかりと検証し隠さずにお客様に伝えていくことが、再発の防止になる事だと思います。 私のブログでも、そのことに触れていこうと思っています。

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2007年03月12日164号 怒りの”保険料改定”

いつもYUKIと一緒にいく東京海上の代理店向けの説明会が金曜日(9日)にありました… わたしが行く前から怒りまくってかなりテンションが上がっているので 「今回はKENひとりでいらして下さい!」とYUKIから言われ一人で出かけました。(^_^;)

今回は生命保険の【標準死亡率】の変更に伴う保険料改定についての説明会です。

何をそんなに怒っていたかというと… 4月から保険料が改定されるというのに、代理店での試算が23日にならなければ出来ない事…そして それでは間に合わないと、担当者に新保険料のシュミレーションを出してもらったら とんでもない事が判ったからです。

今回の改定は、簡単に言ってしまえば… 死亡率が下がったので、4月から、その分は保険料が下がりますよ…と言ったような事のようです。

私が今まで経験してきた保険料改定は、 予定利率の引き下げにともなう、保険料の値上げでした。 この場合は…「4月から保険料が上がりますから、3月中にご契約をすれば得ですよ!」という セールス・トークやキャンペーンが行なわれました。

ところが逆に4月から保険料が下がるとなるとどうでしょう?

「4月から保険料を下がりますから、4月になってからご加入下さい!」 というキャンペーンはしないようです。

そこまでする事はないでしょうが、 お客様には今月中にご契約した場合と来月になって契約した場合の 具体的なシュミレーションをお見せして、確認を取ることぐらいは必要ではないでしょうか。

損害保険(自動車保険や旅行保険)は来月から保険料が安くなるからと言って 契約を先延ばしするコトは少ないでしょう、 また、その保険料を何年も変わらず継続される事もありません。

しかし生命保険は契約日を来月に先延ばしさせても大きな問題はないでしょう、 また、契約時に決まった保険料は何十年と変わりません。 毎月の保険料が500円安くなれば30年では18万円違ってくるのです。

しかし、代理店での試算は23日以降でなければ出来ないという事で お客様に開示する資料を作る事が出来ないのです。 したがって私は4月から基本的には保険料の値下げがありますからと… 3月での生保契約は控えるようにしていたのです。

そんな中、メール相談でのお客様が契約を望まれることになったので、 ご契約を頂く前に、3月と4月の保険料の具体的な資料をお作りしなければならないと… あんしん生命の担当者に頼んでエクセルのシュミレーション資料を送付してもらい、 それを分析して、私はビックリしてしまいました。

私はつねづね、昨今の医療保険の売り方や仕組に問題提議をし、 それ対して、従来からある【入院特約】の優位性をご案内してきました。

その【入院特約】がなぜか?…保険料が約1割値上げ、逆に解約返戻金が約2割減っているのです。

そんなコトは、改定の案内にも書かれていませんし、生保担当者からも聞いていません。 今回の改訂は【標準生命表】の変更によるものだと言う事ですが、それによって 解約返戻金が2割もカットされる理由が私にはわかりません。 保険料を高くして、解約返戻金をカットするというのは、契約者にとってはダブル・パンチです。

ただ、こんな事で文句をいうのは私ぐらいで 多くの代理店も契約者もなにも気づかず、やがてはこの【入院特約】自身が姿を消すかもしれません。 どこの保険会社も【医療保険】を主力にしていくようです。

私はいずれは【入院特約】も消滅していく保険だとは思っていました。 私が契約者に良いと思って薦めてきた保険の多くは消滅させられてきたからです。 この3月で、私が大好きだった【3つのあんしん】も消滅します。

保険会社も営利企業ですから”売り止め”にしたり”消滅”させる事はしかたが無いと思っています。 しかし何の開示もなく、このような”大幅改定”をするのはどうでしょう。

そのような疑問をいっぱい抱えて、説明会に乗り込みました。 2時間に渡る解説をしたのはH君でした。 彼は私の担当者が不在の時にも私の面倒な?質問に少しも嫌がらず応えてくれる好青年です。 おとなしく黙って聞くことにしました。

時間が限られているので【入院特約】にまで触れない事は理解しました、しかし… 時間が限られているのに、今回の改訂とは直接の関係はない、 […]