2008年03月03日215号 複雑すぎる商品!

2年前に購入したDVDレコーダーが故障しました。
購入した近くのヤマダ電機に持っていくと、
「修理は1ヶ月ほどのお預かりになるかもしれません。
お預かりの場合は修理する、しないに関わらず2500円を頂きます。
修理代は判りしだい電話でお知らせしますが15000円~30000円ほど係るかもしれませんが、
よろしいでしょうか?」…

2年前に購入したのが39,800円です。
修理代に30,000円もかかったのでは買った方が安いような気がしましたが
宮崎の義母に使い慣れたDVDをあげればいいからとのYUKIの提案でそれは修理に出して
新しいのを売り場で見てみようと言う事になりました。

パソコンやデジカメ、ビデオカメラ、そしてDVDレコーダーなんてものは
生鮮食品のように時が経過すれば値崩れをしていくもので
今なら2年前と同じぐらいの予算があれば、かなり優れたDVDレコーダーが買えると思ったのです。

しかしDVDレコーダーの売り場に行くと
私のイメージしたDVDレコーダーは一台も無いのです。
あるのは二十万円近くもするブルーレイ・デスク・レコーダーとかハイビジョン対応で
どんなに安くても7万円以下の商品は置いてないのです。
店員に聞いてみると、私が持っているのは2011年7月からは使えなくなる
アナログ・タイプのDVDレコーダーで、今はもう売られていないというのです。

したがってデジタルとアナログではどう違うのかは、説明を聞いてもよく判りませんが
何しろ最低でも7万円はするというのです。

その唯一7万円という安値?をつけているメイカーは”東芝”なのです。
たしか”東芝”はこれまで推し進めてきた新しいDVDの開発を止めて”なんやら”という
報道を見た気かするのです、その”なんやら”は判らないのですが(^_^;)
どうやら、この機種はそれに違いないのです。

店員にその事を聞くと、ちょっとイヤな顔をして、そうだと認めました。
「だったらもっと安くできないか?」と私は詰め寄ったのですが
「だから、これだけ安くなっているのだ!」とゆずりません。

ま~、私としたら、その新しい”なんやら”はどうでもよいことで
今までのように番組が録画出来て、今よりちょっと便利になって、
録画容量のハード・ディスクが増えていれば文句はないわけなのですが、
そのわりには高すぎるという事です。

今使っているのDVDレコーダーのハード・ディスクが160ギガです。
初めはこれだけあれば充分と思っていたのですが、
録画番組をハード・ディスクにある程度ためておいて6時間分まで貯まったら
1枚のDVDにまとめるという作業をYUKIにバカにされながらやっています。(^_^;)
すなわち長期間、たくさんの番組を保存するのでハード・ディスクが
もう少し欲しいと思っていたのですが…
その7万円の商品は300ギガあるのです。

ところが、その横を見ると、あと1万円ちょっと払うと600ギガになって
なんやら他の機能もついているようなのです(^_^;)
YUKIの顔色を恐る恐る見ながらも結局、
8万円近い東芝のDVDレコーダーを買ってしまったのです。

これで、今晩の録画を諦めていた番組もギリギリ録画出来ると
喜んで持ち帰ったDVDですが、これがもうほんとうに何が何だかさっぱり判らないのです。

私は年齢のわりにはパソコンやデジカメといった電子機器を使いこなしています。
DVDレコーダーだって、この2年間毎日のように使って
YUKIから「壊れて当然」と言われるほど使いコナシテきたのです。
したがって、今晩の番組をとりあえず録画しておくぐらいは簡単に出来ると思っていたのです。

ところが録画どころのハナシで無いのです、
分厚いマニュアルは4冊もあって、やたら詳しく書かれているのですが
単純に録画したいという私のニーズを満たしてくれないのです。

数日後にはやっと録画だけは出来るようになったのですが
私の次の目的は一般的DVDディスクに6時間モードで録画をしたいのに
セット出来るのは2時間モードか4時間モードしかないのです。

このDVDレコーダーのセールス・ポイントは600GBで最大級1071時間の録画が出来ることです。
2時間モードや4時間モードでは、そんな時間などとうてい録画出来ないのです。

そこで我が家の固定電話で東芝のヘルプ・デスクに私のニーズを伝えて、
どの説明書のどこに書いてあるのかを聞いたのですが、明解な答えが返ってきません。
そこで一旦固定電話を切って、ケータイ電話でヘルプ・デスクからの声を聞きながら
DVDレコーダーを操作することにしました。
色々な手順を言われる通りに行なっていくと
ヘルプ・デスクが取り扱い説明書の【操作編】の170ページを開けろといいました。
そこにはビッチリと乱数表のような物が載っています。
それが何を示すのかもよく判らない192Kbpsとか色々な単位や数字が並んでいて
私にはよく判らないままヘルプ・デスクは
「そこに示されているよにうに6時間モードの録画をする時は上から2段目の『1.4』で
この係数を…とまた説明が続くのです。

このモードでアナログ放送を録画すると809時間が録画されるというのです。
パンフレットの1071時間を録画したい場合はまた別の係数を入れなければならいようです。
ビデオ・テープなら6時間モードは一般的で、前のDVDレコーダーでは簡単にセット出来たのです。
一般的な家庭用のDVDレコーダーで
なんで、こんなに複雑にしなければならないのか私にはまったく理解出来ません。

そこまで操作方法を私に教えてくれたヘルプ・デスクの担当者に私は笑いながら聞きました
「あなたもヘンだと思わない?」
「私もヘンだと思います、だから東芝は負けたのだと思います」
私が最後のイヤミで言おうと思っていた事を先に言われてしまいました。

でも、これはヒトゴトではないのです。
保険の世界でも、この傾向があるのです(^_^;)

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