2008年03月10日216号 そもそも…

最近 「そもそも○○って何だろう?」という考えをするようになって
YUKIと議論にいたることがよくあります。

そもそも人生って何だろう?
という哲学的なものから
そもそも結婚って何だろう?
という夫婦で語り合うにはキケンなものまで(^_^;)
いろいろハナシはつきません。

ま~私はどちらかと云うと若い時からノーテンキに
あまり物ごとを突き詰めたり悩むこともなくハッピー・ハッピーに生きてきたので、
あおの反動かな?と思ったのですがそうでは無いそうでえす。

人間の性格というものは変るものではなく
私のノーテンキでハッピーでズボラな性格は一生涯変らないと
YUKIから言われてしまいました(^_^;)

じゃー何が変ったかといえば
世間の方が、とても窮屈で閉鎖的でハッピーで無くなっているように
思えるのです。。

テレビでは昭和の時代を懐かしむ番組が増え
「あの時代はよかった!」などと夜の新橋でサラリーマンが叫びます。
終戦直後の平和が戻り露店の賑わいの映像は
明るい「りんごの歌」をバックに希望に満ちた生き生きとした印象で伝えられます。

しかし今は”あの時代”よりずっと豊かになっているはずです。
今でも発展途上の国々では戦後の露店のような所が残っていますが
そこで走り回る子供たちや人々は明るく生き生きとしているようです。
そんな国から日本を見たら、とても裕福で夢の国のように思われるのではないでしょうか?

そのような国から家族を置いて日本で不法就労までして出稼ぎに来る人達も少なくありません。
この国は…格差やワーキングプア、年金問題…などなどでが先行きの見えない不安で
暗雲が立ち込めているそうです。
だからといって日本を脱出して海外に出稼ぎに行こうといういう人はほとんどいません。
どうしてなのでしょうか?
やっぱり日本は世界の国から見たら豊な国なのではないでしょうか?

ただ問題があるとしたら
世界に先駆けて少子高齢化社会に突入するという事です。
でも、それは遅かれ早かれ何時かは世界中の国々が直面しなければならない事なのだから
そのモデル・ケースになるような国にすれば良いとノーテンキな私は思うのです。
しかし、どうやら国も企業もそんな悠長な事は言ってられないようなのです。
国は毎年GDPすなわち消費を拡大していかなければならいそうです
企業は資本主義経済の中では常の右肩上がりの利潤追求が求められます。

ようするに留まってはいけないようです。
でも少子高齢化していく社会に成長拡大が本当に可能なのでしょうか?
だったら国を解放して外国人の移民を受け入れたら良いと思うのですがこれも出来ないようです。
国は閉鎖されたまま高齢化していく中で、はてしない経済成長が求めるための
カンフル剤を打たれを続けていたら「先行きが見えない!」と暗くなる気持ちもわかります(^_^;)

したがって、国も企業も年金も当てにせずに自由に生きたって、
発展途上の貧しい国々から見たら”天国”のような国なのだから…と思うのですが(^_^;)
エラソウな事を書いている私でも、発展途上国の人々と同じ生活をするには
よほどの覚悟が必要で、
結局は便利な近代社会にどっぷりと使って地球環境を破壊しているようです。

そもそも人間ってなんだろう?…とノーテンキに考える今日この頃の私です(^_^;)

※ブログでも保険を取り巻く「そもそも…」を考察しています(^_^;)

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