2006年06月19日126号  ドイツ(ミュンヘン)にて

ドイツに来て3日目の朝を迎えています。
今の現地時間19日(月)午前4時のニュルンブルグ郊外のホテルの部屋から書いています。
日本時間だと同じ19日の午前11時です。
昨日は今回の旅のメインであるクロアチア戦を観戦して、
その後、日本人とクロアチア人でごったがえすニュルンブルグの街を探索し
旨いビールとソーセージを堪能し
ホテルに帰ったらシャワーも浴びずバタンキューで寝てしまったのです。

今日のスケジュールはYUKIが管理していますが、のんびり寝ていたら
(YUKIとヒロコは今、のんびり寝ているようですが)、
昨日持ち歩いたデジカメやビデオ・カメラのバッテリーはカラになったまま…
毎週月曜日発行の週間KENも書かないままで…
ニュルンベルグのホテルを後にしなければなりません。

したがって暗いホテルの部屋でゴソゴソと電源コードと変圧器とバッテリーを探し
パソコンをパチパチ打っていると、ぐっすり寝息まで立てて寝ている二人に
私はきっとこう言われるのです。
「朝早くから、ほんとうにうるさくて、眠れなかった」と…

そんな事をしているうちに、うっすらと夜が明けてきたようです。
夜明けは日本と変わらないのですが、今のドイツは夜の9時過ぎまでは明るく
ついつい、時間を忘れて遊び歩いてしまうのです(^_^;)

昨晩の模様は【週間KEN・臨時増刊号ドイツ旅行版】の第3日目をご覧ください。

日本対オーストラリア戦は我が家でテレビ観戦をして
クロアチア戦は現地で生の試合を見たわけですが、それで思った事は…
この試合を日本でテレビ観戦していたら、試合運びや試合結果に
拘っただろうけど、もうそんな事はどうでもよくて、
クロアチアの人達ととても友好関係が深まって
心が温まる素晴らしいひと時を共有できたという事です。

この写真が私たちの気持ちを映した、お気に入りの1枚です。

それに、もうひとつ興味深かったのはドイツにやって来た日本人サポーターの
多くの人達と話をして判ったことですが…
かなりの割合の人達が日本在住でなく、世界の各地から日本を応援するため
やってきているという事です。s

海外にいれば、なおさら日本を応援したくなるようです。

昨今の国の政策を見ていると、なんだかナショナリズムをムリヤリおしつける
ような匂いを私は感じますが、そんなことをわざわざしなくても国を思う気持ちは
人種に関係なく誰にもあるのです。
両国が国家を歌うとき、特に近年の歴史に翻弄されたクロアチアの人達が
大きな声で誇らしげに歌う姿には目頭が熱くなったきました。

国との戦いは…ワールド・カップが最高で…それで充分だと私は思いました。

週間KEN 特別増刊号ドイツの旅は6月26日まで連載中です。

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