2011年11月28日 第410号 津久井在来大豆

相模原での大豆作りも今年で3年目で、その収穫祭が26日(土)に行われました。
後は来年の2月に3日間かけて味噌作りをやって本年度の大豆作りの行事は終わるわけですが、
もちろん来年度も参加するつもりです。

飯山でのコメ作りと相模原での大豆・味噌作りは、
私のライフ・スタイルの中にすっかり溶け込んできたようです。

都会育ちで農業など、まったく縁もゆかりもなかった私が、
この数年でこのような事になるとは私自身も予想もしなかった事です。
なぜ?こんな事になってしまったのか?
「ソレはアンタが歳をとってきたと言うことだヨ!」…と言われたらソレまでのようですが(^_^;)
最近は若い人たちもこのような活動をする人は少なくありません。
若い人たちも興味を持っているという事は…
これまでの社会や経済や食生活の在り方に、理屈ではなく本能的に対応しているのではないでしょうか。
そう!私もそのような心地よさを感じて活動しているのです(^_^;)

飯山で獲れたお米も、相模原でとれた大豆も、理屈抜きで美味しく感じるのです。
毎年恒例の26日の収穫祭では、いつものように今年収穫した大豆を煮たのを試食してもらい
地元の【津久井在来大豆】の美味しさを知ってもらい
大豆や、それから作った納豆や豆腐を販売するというイベントです。 

今回は地元の小学生が試食を配っての応援もありましたが    
試食をした人たちの多くが、水で煮ただけの茹でた大豆に「美味しい!」と目を輝かし    
これまではいつも大量に売れ残っていた大豆が完売されてしまったのです。    
その中でも3・4歳の男の子が試食の大豆に感動してくれて
「帰りに買ってかいろう!」という両親に「今買って欲しい!」と大豆の前に居座って頑張って
完売前に買ってもらえた事には、こっちが感動してしまいました。

美味しいものは子供にだって、いやピュアな子供だからこそ判るのかも知れません。

そして多くの人たちがこの素朴で美味しい自然の味に反応して、
大豆はもとより、決して安くはない200円の納豆や、150円の豆腐を買って頂きました。
そしてキュウリに付けて試食に出していた味噌も欲しいというお客様も多くいたのですが…
これは食品衛生法上の規制で販売できないようなのです(^_^;)
だったら、この“大豆の会”に次年度から参加したいという人まで現れました。 

豆の会の販売スタッフもてんやわんやの忙しさ!
今年から参加しているAさんが突然笑っているので、どうしたのか?と思ったら
大豆を購入して頂いたお客様に「ありがとうございました!」というつもりが
「お大事に!」と言ってしまったというのです。
聞いてみるとAさんは医療機関で働いていると言う事でみんなで大笑い!   
お客様もびっくりした事でしょう(^_^;)

今年は時代が価値観が少しづつ変わっていく予感がする1年でした。
そして来年2月の味噌作りが楽しみです。

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