もう数ヶ月ほど前の話になりますが…
いつものようにYUKIとテーブルをはさんでお互いパソコンに向かっている時に
「コピーライターの糸井重里がKENと同じような事を書いている…」と
その箇所をYUKIは声を出して読んでくれました。
たしかに私と同じ視点で書いていて興味があったので、
どんなサイトにその記事が書かれているのかとYUKIのパソコン画面を覗きました。
そこで目に入ったのは【「公私混同」原論】と言うタイトルでした。
いやーこのタイトルにシビレました。(^_^;)
さすが日本を代表するコピーライターです。
ちょうどその頃、防衛省の元政務次官の守屋氏が接待ゴルフで
公私混同でトンデモナイなんていうニュースが流れていました。
いづれにしても…公私混同なんてトンデモナイに決まっているのです。
しかし、そのサイトで糸井重里は公私混同をトンデモナイと言っているのではなく
公私混同はステキなコトだと言っているのは直感的に判りました。
それにしても、大胆で判りやすいタイトルには脱帽です。
公私混同で生きる事が、これからの時代は理想であって
このライフスタイルに自信とプライドを持って生き抜こう!
なんて事を自分なりには考えてはいたのですが…
それを表現するのに私は「保険代理店を生涯の生業(なりわい)とし生活を楽しみながら…」
などという、まどろこしい言い方をしてしまって
「公私混同で行きます!」…なんて、さすがの私でも云えなかったのです(^_^;)
私とほぼ同世代の糸井重里は、
私が生きてきた同時代を短いキャッチコピーで切り取って来た天才です。
YUKIが私に読んでくれたコラムも良く書かれていますが
ま~私と同じようなことを書いているので感激するほどではありません。
ソウ!彼は作家じゃなくて最高のコピーライターである事を再認識したのです。(^_^;)
なにはともあれ!これからは胸を張って公私混同で行こうと思っています。
ま~胸を張らなくても、週間KENをご覧の方は充分に公私混同で生きている事は
ご承知のことでしょうが。
さて、私が”公私混同”になぜこだわるか?という事ですが…
保険代理店を運営する上で大きく分けて2つの考えがあります。
ひとつは営業時間や休日をハッキリと決めて仕事中はしっかり仕事をして
それ以外は仕事を引きずらないでプライベートな時間を大切にする、というもの。
もうひとつは、云うまでもなく(^_^;)
24時間365日、仕事もプライベートも関係なく過ごすというものです。
法人の大型代理店は前者で、
個人代理店は後者…が多いわけですが、
保険会社の戦略として小さな代理店を統合して大きな法人代理店に
まとめていく方向にあるようです。
すなわち、私のような小さくて気ままな代理店は淘汰の対象になってしまうのです。
なぜ?保険会社が小さな代理店をマトメテ大きな代理店にするかといえば
その方が効率的で管理しやすく、収益性も高くなると思っているのでしょう(多分)
でも、それはお客様や個々の募集人にとってはどうでしょう?
フェース・トゥ・フェースは少しずつ遠のき、事務的な関係になっていくでしょう。
そして、サラリーマン化した代理店(募集人)はあるていどの年齢になったら
定年として辞めなくてはならない時が来るのです。
ようするに、お客様や代理店の立場では無く、
あくまで保険会社の論理で、そんな事で淘汰なんてされたく無い!との
思いがとても大きいのです。(^_^;)
だいたい企業は収益性を追求する事が使命ですから
…その結果としてサブ・プライム問題がおきるのです。
大きな団体や企業は”顔”が見えにくい仕組を作って責任を逃れをするのは常套手段です。(^_^;)
てなわけで…
私は公私混同をモットーに
気負わず、あせらず、のんびりと持続性のある代理店経営をやって
命あるかぎり、この仕事が続けられたらと思っているのですが…
ご迷惑かもしれませんね(^_^;)