2006年11月13日147号 ミクシー”Aさんの日記”から

1年と数ヶ月前、何が何だか解らないまま知人に誘われて会員登録した 【ミクシー】(SNS・ソーシャル・ネットワーク・サービス)ですが… 今では会員数500万人を突破、毎日1万人の会員が増え続け、マザーズにも上場! ここまでメジャーになるとは思ってもいませんでした。

私はご存知のように、インターネットはけっこう忙しいほうで(^_^;) 自分のホームページの管理から、この週間KEN、毎日のメール、 ”保険撰びネット”や最近ではブログまで書き始めちゃって、さらに 先月には保険業界のミクシーとして【ホクシー】が誕生!それにも参加。 そんなわけで… 【ミクシー】へのカキコミはひかえぎみで(やりだすと止まらなくなるので^_^;) 目を通す程度にとどめているのです。

そんな私の数少ないミクシー仲間で、私に対する紹介分まで載せてくれたAさんがいます。 Aさんは証券会社のOLから、結婚して現在小学生2人のお子様を育てながら 最近は株式投資の本も出版して売り出し中の元気なFP(フィナンシャル・プランナー)ママさんです。 そんなAさんはミクシーで簡単な”日記”を公開しているのですが 7日の日記にこんな事が書かれていました。

未分化癌と診断されました 11月6日の診察で、病理診断の結果、癌全体でも2~3%くらいしかない程度の稀な癌細胞であり、 今のところ治療法がないとのことでした。 特徴は、進行が早く、悪性度が高いので、平均3ヶ月、1年以内の死亡率が50%、 1年以上の生存率は、僅か9.7%ほどに過ぎないとのことで、大変ショックを受けています。 世界的に見ても症例が少ないので、データーがとてもショッキングになっていますが・・・・ まるで他人のことのように、呆然と先生の聞いていました。 11月20日から、効果がわからないがとりあえず、乳がんということにして、抗がん剤治療を始めることになりました。 身辺整理と子どもの受験の準備と・・・・この数日間で、きる限りの事をしておこうと思います。

~以上全文を掲載させて頂きました~ 何か、Aさんにコメントを入れなければ!…と思っても言葉が出てきません。 でもAさんは次の日からは、来年のカレンダー選びの話や、その日に撮影した笑顔の写真や 来年中学受験の長男の模擬テストに付き添って母親同士でお茶した話など 普通に書いているのです。 その中にAさんの前向きに生き抜こうという熱い決意が伝わってきます。

もう今から10年以上前になりますが… 東京海上主催の介護費用保険に関する講演がありました。 講師は不動産屋として活躍中に、進行性筋ジフトロフィーという難病に罹って 顎から下がまったく動かなくなり、それが少しずつ進行するという状態の中で 自らのその体験を商売にしようと介護ビジネスを創業したH氏です。

彼は私達にこう言いました…

「私は限りある命を意識して、その中で精一杯チャレンジをしているが… その私を気の毒がって見ている、あなたがたも本当は”限りある命”と向き合っているのに それを意識してないだけの話なんですよ。 ひょっとしたら明日、私より早くポックリと死ぬかも知れない。 私は幸いにも、それを意識出来る環境にあって、 一日一日を大切に悔いのないように生きているにすぎないのです…」

私はH氏の講演に大変な衝撃をうけました。 その頃、私は経済的にも精神的にも絶っ不調の時でした。 首から下はピタリとも動かないH氏の目は生命力に溢れています。 ちょっとしたH氏の目の動きで乾いた口を潤すための水や、口元を拭うために 屈強な若者が二人、壇上のソデに控えていて素早く飛び出してきます。

彼らはボランティアでなく、彼が雇用している会社の従業員なのだ…とボンヤリ思っていたら 五体満足な私がとても恥ずかしくなってきました。

その講演を境に私は東京海上の【介護費用保険】を積極的に取り組むようになり ”介護費用保険のロコハウス”と言われるようになり、まもなくその【介護費用保険】は 売り止め(契約者に有利過ぎて^_^;)になりましたが、 ”生命保険のロコハウス”に繋がっていくきっかけになったのです。

講演ではマヒが確実にジワジワ進行し、いずれしゃべれなくなり……と言っていたH氏ですが、 […]