2004年2月9日003号 夫婦の会話

妻に対して敬語を強要されている私ですが、娘からはKENと呼ばれています。
これは娘が赤ん坊の時から妻は「今日はKENがこんなことをするのよ、いやよねー」
なんて話かけていたのですから、娘はしゃべりだした時からKENなのです。

娘が塾の電話を借りて「KENいる?」と母親に話しているのを聞いた先生から
「ヒロコさん弟がいたっけ?」と言われたこともあったようです。
で…妻は『お母様』とか『母上』とか呼ばせているかといえば、一応平等にYUKIと
呼ばしているのです。

ようするに妻の考えは『家族はすべからく平等』であり『父権・亭主関白』なんぞ
クソクラエという人生哲学があるようなのです、タブン。
まーそれならそれでいいのですが、どうも私が最も低い地位にいるような気がして
ならないのです…この件についてはおいおいに告発じゃなくて愚痴らせていただければ
と思っています。
さて、そのKENとYUKIですが…娘に言わせれば「私が知る限り、もっとも会話の多い夫婦」
だそうです。
22歳の娘がどのくらいの夫婦をしっているかしれていますが、「それは誉めているのか?」
と聞くと「ただうるさいだけ」とニベもないのです。
でも57歳の私が知るかぎり「もっとも会話の多い父と娘」でもあるのです。
よーするによくしゃべる家族のようなのです。
娘は「もうこれじゃ勉強できない!」と先月からローマに行ってしまいました。

残されたKENとYUKIは毎日どのような会話をしているのか?
それは政治・経済・金融・教育から国際問題まで『朝まで生テレビ』も顔負けするバトル…
じゃなくて楽しい夫婦の会話(私は言葉使いに細心の注意しながら)が繰り広げられているのです。
そうそう忘れてました!そこにロコハウスの仕事の話が加わるので、あっというまに時間がたって
しまうのです。
このように高尚?なテーマは多義にわたるわけですが…
まったく噛合わない、まったく会話にならない、とてもポピュラーなテーマが
KENとYUKIにはあるのです。

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