2006年01月30日106号 ジェイソン・ムラーズって知ってる?

テレビ番組で100人中、何人か?をいろいろと調べる番組があります。
そこで、これは私の質問です。
「ジェイソン・ムラーズってご存知ですか?」
多分、私と同年代の方は100%ご存知ないと思います。多分。

我が家のカレンダーの1月26日のところには、以前から
赤いサインペンで【ジェイソン・ムラーズ 18:00恵比寿】と書かれていました。
書いたのは私ですが、書かせたのはヒロコです。
ヒロコが私にジェイソン・ムラーズの曲を聞かせて
「どう?なかなかいいでしょ、私がお金を出すから、ライブに行こうよ?」と言いました。
私はどんなジャンルでも音楽は好きですし、タダなら断る理由はありません…しかし。

ライブの日が近づくにつれて、ヒロコは盛り上がっていますが、私はイマイチ盛り上がりません。
まず、どんなシンガーなのか一回聞いたくらいでは忘れてしまいます。
カレンダーには彼の名前が書いてありますが、印象のない名前で覚えられません。
会場は恵比寿にあるLIQUIDROOMというところだそうです。
この手の会場というのが、またどうもにも気が重いのです。
基本的に客席というものが無いのです。
立ったまま、ひょっとしたらピョンピョンしながら見なければならないのです(^_^;)
ヒロコはライブを見に行くときは、事前にそのアーティストの代表曲を何曲か覚えていくようです。
会場で大きな声で一緒に歌って盛り上がろうというのです。

私が学生の頃は新宿の厚生年金会館とか五反田や芝公園の郵便貯金ホールとかで
客席に静かに座って、アーティストの公演を静かに鑑賞したものです。
なのに、この歳になって20代のアイドル系歌手のコンサートを立ったまま
ひょっとしたらピョンピョンしながら見なければならないと思うと…気が重いのです。

26日(木曜日) YUKIと一緒にクルマで恵比寿のLIQUIDROOMに向かいました。
開場は18時、開演は19時となっていますが、道が空いていて18時前に恵比寿に到着。
カーナビはココだと示すのですが、どれだか判らず1キロ先のコインパーキングにクルマを置いて
LIQUIDROOMを確認。
真っ黒い建物で、入口にカフェのメニューが小さくあるだけで、ガードマンに聞いたらココだというのです。
どうして、こんなに判りにくいのか?わざと判りにくくしているとしか思えないのです。
でも、会場にはどんどん人がつめかけています。
そして、やっぱり若い女性がほとんど、若い男性もチラホラ…
今年還暦を向かえるようなオジサンは一人も居ません。
中学生くらいの女の子に付き添いで来ている母親はほんのちょっといるようですが
YUKIのようなオバサンもいません。
私たちはココではなんともヘンなカップルです。(ココでなくてもヘンと言われることもありますが)

何が何だか判らず、広い広間のようなところで待っていると、ヒロコが仕事を早めに抜け出して
嬉しそうにやってきました。
やがて、入場券の番号順に入場開始です。
入場券はヒロコの奢りで1枚6000円払っているのに、入場の時に一人500円のドリンク券を
買わされて、バー・カウンターで好きな飲み物を受け取るシステムになっているようです。
(そういえば昨年夏のロス・バンバンの時と同じでした)
少しでも早く入場して、少しでもステージに近いとこに行きたいヒロコは、
バー・カウンターにはいかず「ではね!」と別れてしまいました。
少しでも遅く入場して、少しでも楽をしたい私は
ゆっくり並んでビールを受けとって、ゆっくりと会場に入りました。
そして、まずステージの反対側に目をやると…やっぱりありました!
ミキシング・マシーンを見下ろすようなカウンターがあり、そこに椅子が並べられているのです。
そこにビールを持って一目散です!ビールを飲むにも最適です。
開場もそれほど広くなく、大きなホールならココでも特等席かもしれません。

さて、いよいよ開演です。
いやービックリしました! ロス・バンバンの時もそうでしたが演奏が始まった瞬間に鳥肌が立ちました。
目頭が熱くなってきます、なんというアーチィストだろう!
もう一度暗い照明の中でジェイソン・ムラーズという歌手の名前を確認しました。
サンディエゴのコーヒーハウスで歌っていた彼が街中の評判になったという事ですが
コーヒーハウスでいきなり彼の歌を聴いたら私だって虜になってしまいます。
曲もラップからバラードまで、とても綺麗で判りやすく、歌唱力は抜群なのです。
そして何より、ステージが楽しいのです。

ミキシング・マシーンの後ろでカウンターに肘をつきながら、ステージを見ていると
音楽プロデューサーにでもなった気分です(^_^)
アッという間の2時間ライブでした。

ヒロコも思いっきり盛り上がったようで、最後にドリンク券を使用。
ビールを旨そうに飲んでいました

土曜日、生命保険の契約で25歳の青年(Fさん)にお逢いしたとき
「ジェーソン・ムラーズってご存知ですか?」と聞いたのですが
やっぱり知らないという事でした。
まだまだ認知度は低いようですが、我が家においては今や大ブーム!
私のケータイの着歌は彼の曲になりました(^_^)

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