この時期になると、どうしても目に停まってしまうものがあります。
それは『白菜』です。
もちろん、この時期が旬というのではありません、そろそろ値段も高くなりやがて姿を消すからです。
白菜が八百屋やスーパーの店先に並び値段も手ごろになったら、
毎年、真っ先に作るのが、我が家秘伝?の水餃子です。
冷凍庫にも保存しておくため数食分をまとめて作っておくという行為を、
毎年数回はするのが我が家のならわしになっているのです。 もちろん作るのは私です。
水餃子は私が幼少の時から母がよく作ってくれました。
そのころは”豚まんじゅう”と呼んでいて、まだ”餃子”の存在も私はしりませんでした。
母はその昔、父親の仕事の関係で満州にいる時に、特務機関いた父と見合い結婚しました。
敗戦で引き上げる時には、私は母の胎内にいたのです。
母は女学校時代の東京を除いては、満州で育ったようなのです。
したがって、我が家の水餃子も母の満州仕込みのものだったようです。
とは、いっても、それほど難しいものでもないのです。
ただ茹でた”白菜”を細かく切ったものに豚肉のひき肉を混ぜた”具”を作り
小麦粉を練って作った餃子の皮にまいて、それを茹でて酢醤油につけて食べるという
シンプルなものです。
私が小学生の頃からは、この”餃子の皮”を作るのが楽しみで…
二人の妹と粉だらけになっていたのを思い出します。
ヒロコが小さい時にも、この皮作りをしたのですがYUKIから粉だらけになると怒られ
それから、しばらく、既成の”餃子の皮”を使っていたのですが、
やっぱり、手作りの皮のほうが、経済的で美味しいという事で復活しています。
さて今回は、その水餃子が出来るまでの仮定を写真を交え紹介してまいります。
①毎月、一回訪問する法人契約者(埼玉県・幸手市)に行く途中にある
八百屋さんで2束198円の白菜をゲット!
②近所のスーパーで安くなったひき肉(昔は豚肉だったが牛と豚の合挽きが良い)
小麦粉を購入。
③まず小麦粉(強力粉と薄力粉を適当に混ぜて)を練っておく。
④白菜をバラシて洗い、茹で上げる。
⑤茹でた白菜を細かく包丁で切る。
⑥細かく切った白菜を布きんに包んで絞り水分を落とす。
⑦それを挽肉とまぜる。 そのさい生姜・にんにく・胡椒・醤油・塩など好みに合わせ適当に。
⑧よく掻き混ぜる(ポリ袋に手を入れてムラなく)
⑨練った小麦粉を小さく丸め、それを麺棒で伸ばして”皮”を作る。
⑩具を入れて、包む。
⑪たくさん作るので、まず最初は作った餃子を冷凍庫に入れていく。
⑫ある程度、冷凍庫に入れたら今日食べる分を作る。
⑬具が余ったらスープ用(これがまた旨い!)に小分けして冷凍しておく。
⑭いよいよ、夕食用に作ったものを茹でる。
⑮適当なところで取り出す。
⑯出来上がり!
とても、簡単で、とても適当なのです!
レシピなんてものは、ありません。
白菜と挽肉と小麦粉さえあれば出来るのです。
白菜と挽肉の割合も気にしたことがありません、調味料も入れたりいれなかったりです。
昔は酢醤油にラー油でしたが、最近ではポン酢醤油に唐辛子を使ったりしています。
これを食べる時は、これだけを食べるというのが流儀?です。
この水餃子を汗をかきながら、もくもくと満腹になるまで食べるのです。
おどろくほど幾つも美味しくスルスルと食べてしまえます。
今日作った3分の2は冷凍庫に保存しました。
今日、幾つたべたかって?…それは、ナイショです(^_^;)