2005年12月19日100号 明楽寿共済

記念すべき100号です!
したがって今回はその100号にふさわしい、華やかな題材をと思っていたのですが…
あんまり華やかでない【明楽寿共済】の話をする事にしました。

どうして華やかな100号に、華やかでない【明楽寿共済】の話を書くかというと…
14日(水)にアカラックスのセミナーがあってテーマが【明楽寿共済】で
恒例の二次会、三次会で私は酔った勢いでアカラックスの坂本さんに、
今回の週刊KENに【明楽寿共済】をとりあげ宣伝しておくと約束してしまったからです。(^_^;)

【明楽寿共済】は【あからくすきょうさい】と言ってアカラックスの坂本さんが
有限会社アカラックスの社運を賭けて!10月に発売したばかりの医療共済です。

共済とは保険と同じようなものですが、保険は金融庁の認可を得た大資本の保険会社でないと
作れないのに対して、共済は誰にでも簡単に作る事が出来るのです。
誰でも簡単に作れるといっても、実はけっこう大変だったりするので
坂本さんはそのコンサルタントもしているのです。

坂本さんはああみえても(どう見えてるか知りませんが)
東大を優秀な成績で卒業し(本当に優秀な成績で卒業したかは知りませんが多分そうに違いありません)
国内生保に入社してアクチャリー(保険数理の専門家)として、その後
外資生保で常務として、再保険会社の社長として…
生命保険の事を知り尽くした、我が国の保険作りの第一人者なのです。

そんな坂本さんが自分の会社で社運を賭けて?【共済】を作っちゃったのですから
私もどんな共済が出来るかとても期待して楽しみにしていたのです。
ところが満を持して10月に発売された【共済】の加入者は今現在たった20名だというのです。

そういう私も実は加入していないのですが、YUKIとヒロコは20名の中に入っています。
YUKIは【明楽寿共済】でなくて【明楽寿交際】と言って交際費と割り切って加入したようです。
ヒロコは坂本さんのハッカー並みパソコン知識に感激し、彼をサカモッチと密かに呼ぶ坂本ファンで、
その坂本さんが作った共済なら間違いないと加入したようです。

で…私も交際費でもなんでもいいから加入しようとは思っているのですが、
私の年齢と誕生月、それに年払いしかないのがネックになってまだ未加入なのです。
59歳男性の年間保険料が64700円(因みに30歳だと21000円ですが)
それに初年度は誕生月の7月までの保険料も
一括で合計十数万円の出費は我が家の家計ではちょっと厳しいのです。(^_^;)

でも、そもそもです!
保険作りのプロが自信を持って作った”共済”が保険料が高いので
「ちょっと待って欲しい!」と”保険のプロ”(私の事です)に言わせるのがおかしいのです。
「借金してでも加入したい!」と思わせなければダメだと思うのです。

そこで今月のセミナーは【明楽寿共済】にして、その内容を詳しく分析しようという事になったわけです。

私が坂本さんに文句を言っているのは…
【明楽寿共済】は確かに安いのですが、びっくりするほど安くはないという事です。
大した違いがないのなら、私はお客様には東京海上の1年更新の超保険をお勧めしてしまいます。
『東京海上』と『アカラックス』の信頼性を比較すれば当然の事です。
でも、保険料が3分の一程度になるのなら、多少のリスクがあっても勧める価値はあります。

【明楽寿共済】を簡単に説明すると…
1年の掛捨てで入院すると年間で最高60万円まで、死亡すると100万円貰えて
一旦加入すると、後は健康状態に関係なく自動更新していくシンプルな保険(共済)です。
したがってアカラックスとしても被保険者が死亡して最高支払っても160万円です
死ななかったら年間60万円以下ですむわけです。
万が一【明楽寿共済】が破綻する事になったとしても
1年の掛捨で、その程度の保障内容だからしれています。

”共済”の基本的な考えは、加入者がお互いにお金を出し合って助けあうという制度です。
保険も同じ考えですが、保険会社という営利企業や代理店が介入します。
そういう私も営利を目的とした保険代理店ですが
信頼性の高い保険商品を扱うことに対しての正当なコミッションと認識しています(^_^;)

私の生命保険に対する考え方は
まず【生涯の核となる保険】となる保険をしっかり確保しておくという考えで
これは”共済”ではなしえません。
しかし、それを補完するものとして”共済”はピッタリですがコレはあくまで自己責任です。

さて、さて…【明楽寿共済】です(^_^)
なぜ保険料が高いのか? 坂本さんのセミナーで謎が解けました。
保険料を多めにもらっておいて1年間の決算で大きな支払がなかったら契約者に返すというのです。
そのレベルですが何と!! 7割くらいは返せるのというのです。
だったら最初から半額にでもして、それも月払で加入出来るようにすれば
爆発的?!に売れていたかもしれません。

でも坂本さんは最初は契約者から多めに保険料を預かっておかなければ
加入者が20名で一人でも死んじゃうと破綻しちゃうと言うのです。
そのくらいの資金なら坂本さん個人が用意すればと思ったのですが
この共済は利益もリスクも加入者のもので、アカラックスはそれを管理するだけというのです。

この言葉を聞いた瞬間、私は目からウロコでした!
これは凄い保険(共済)になる!との確信が持てたのです。

例えばの話ですがアカラックスの管理費を10%と最初から固定して公表します。
後は毎年、残った売り上げから、その年の給付金をさし引いて契約者に返すだけです。

大きな経費をかけて作られ、CMや手数料といった大きな費用をかけて販売される
医療保険が保険会社の大きな収益源になっているのです。
同じ条件の保険だとしたら、10%の経費しか取らない共済が断然契約者にとって有利に決まっています。
もちろんリスクがあった時も契約者が取るわけですが,それは前述したようにしれています。
契約者も仕組も判らない複雑な保険にお金を使うより、
情報がすべてオープンされたコノ共済の方が緊張感もあって面白いと私は思うのです。

私は興奮して、その事を坂本さんに話すと…
あたりまえのように「そのとおりだヨ」というのです。
でも、このような仕組みであるという事は知っている人が坂本さん以外にどのくらいいるのでしょうか?
この共済に最初から興味をもっていた”保険のプロ”(くり返しになりますが私の事です)ですら
知らなかったのですから、ほとんどの人達が知る由もありません。

これからの少子高齢化社会、
限られた予算で自己責任で生きていかなければならない状況の中にあって
このような共済はまさにピッタリだと思いませんか?!
20名では話になりません、最低でも1000名は必要でしょう。
そうなれば、発展途上の【明楽寿共済】をどんどん進化させる事が出来ると坂本さんは言うのです。
まずはFP(ファイナンシャル・プランナー)や保険の専門家は加入してみることです。
FPや専門家が自信をもって勧める事が出来れば、加入者も飛躍的に増え
少子高齢化に対する社会的責任におおきく貢献することになるのではないでしょうか。

そうそう私も偉そうな事ばかり言っていないで、早く加入しなくてはなりませんね(^_^;)

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