2010年08月01日341号 ヒロコの編集作品試写会

8月1日(日)
ヒロコが編集した『Sayonara Speed Tribes』という
アメリカ人のジェイミーという青年が25歳の時に来日して暴走族を7年間撮り続けた作品で
JR川口駅(埼玉県)近くのメデァセブンという会場で行われました。

ヒロコとジェイミーが知りあったのは今年の4月。
ヒロコが編集した映像を見たジェイミーがヒロコに
「自分の作品の編集を是非やって欲しい!ボランティアで!」…と懇願されたそうです(^_^;)
ほんとうはジェイミー自身が編集もやるつもりでいたようですが、
7年間も撮り溜めたビデオ画像から1時間20分ほどの作品にまとめるのは、
ひとつひとつの映像に思いがありすぎて絞りこむことが出来ないようです。

そんなジェイミーですからヒロコに編集を任せるといっても
やはりいろいろな要望や思いがたくさんあって、
だったら第三者の意見を聞こうということもあって、今回の試写会となったわけです。
したがって作品は一応完成はしたものの最終版ではなく…
厳密にいうと試写会というよりラフ・カットのプレビューというもので
それを見て頂き、少しでも多くの方から意見をお聞きし最終的な作品を完成して
ロバート・レッド・フォードが主催する若手映画人の登竜門【サンダンス映画祭】に挑戦しようというのです。

さて会場には30名ほどの人たちが集まりました。
私の友人で前々号でも書いた映像にはウルサイ丸さん。
サカモッチの還暦パーティで今回の試写会の話をしたら是非参加したい
と言ってくれた暴走族にはウルサイ白根さん
ベトナムの戦場カメランからスタートし、フィリピンのアキノ氏の空港での暗殺画像を撮った、
辣腕カメラマンでカメラワークにはウルサイ大串さん。
それにヒロコの小学校の同級生ミツヨちゃん
サルサ仲間のアケミさんなども…来てくれました。

さて作品を見てからの感想ですが…
まずは、それぞれまずはアンケート用紙に記入し、  
そおのあとは質疑応答ですが丸さんと白根さんが質問をしました。  
基本的には私も含め厳しい評価です。
編集のカット・カットやノリは良いのですが構成が複雑で
イマイチ乗り切れないのです。
ジェイミーはヒロコの編集そのものには一切注文をつけないよいうですが…
それ以外は製作者・監督として、どうしても譲れないものがたくさんあるようです。

私の総合評価は10点満点で7点です。
その事はもちろん居酒屋での2次回でジェイミーに直接伝えました。
   

今月8月30日、ヒロコはその編集の世界をもっと深めるため、
ボストン大学の大学院に1年間の留学に行きますが、
インターネットとデジタル映像技術の発展で、
どこに居ようと、これまでと変りなく編集を完成させていくことが出来るようです。
今回の編集はヒロコにとっても、とても勉強になっているようです。

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