たk1めーる
※2007年08月06日185号

危機管理 PARTV

昨年の4月に【危機管理 PARTU】として、
民主党の永田議員の【メール問題】をとりまく危機管理能力の無さに呆れてしまい
こんな程度の危機管理も出来ない民主党では、
とうぶんは政権を任されるような事はないだろうと、むすんだのですが…

あれから1年ちょっと、
今度は自民党が危機管理能力の欠如によって参院選で惨敗していまい
私の予想を大きく裏切って、民主党に政権がころがりこむような流れになってしまいました。(^_^;)

ここで問われる危機管理能力は2つあります。

まずは【安倍首相】の危機管理能力です。
自殺した松岡農相の後を引き継いだ赤木農相が事務所費の件で弁明している
ニュース番組を最初に見た時、私はYUKIに笑いながらこう言いました。
「なんでこんな釈明を政治家はするんだろうね、最後には必ず頭を下げて謝る事になるのに」…と。

この赤木農相の態度は一向に変わらず、報道はどんどんエスカレートし、
そのまま参院選に突入した時には、さすがの私も赤木農相を任命した安倍首相の
バランス感覚の無さを疑っていました。

私は安倍さんの「美しい国 日本」に関連したコラムも書きましたが、
私には、つかみどころの無いブキミな政治家に見えてしまうのです。
したがって今回の参院選は自民党が不利との下馬評がたっているのことに
私は少なからず興味を持って見守っていたのですが、驚いたのは…
安倍首相の「私を取るか?小沢さんを取るか?」の選挙演説です(^_^;)

トウの立った、しかも健康上に問題を抱える小沢さんが退路を断って選挙戦で
「私を取るか?安倍さんを取るか?」と捨て身の演説をするなら判りますが
首相になったばかりの安倍さんが
自民党不利と伝えられる中で安倍さんがそんなコト言っちゃってイイのかね…
と思った人は私を含めて少なくないはずです。

そして、ご覧のような結果になったのに、あんのじょう安倍さんは「辞任はしない」と宣言し
マスコミでも物議をかもし怒っている国民も数多くいるはずです。

このような危機管理能力がまったく欠如した”安倍首相”に対して、問題は自民党です。
最高責任者の首相が辞めないというなら「しかたない」とこのまま様子を見ながらやっていくようです。

今度は【自民党という政党】の危機管理能力が問われるコトになるでしょう。

ま〜このような危機管理で政治が変わる日本は平和なのかもしれません(^_^;)

平和ついでに付録として…横綱・朝青龍の危機管理能力についてひとこと。
私はそれほど大相撲には興味がありませんので、朝青龍が故郷モンゴルでとても楽しそうに
しかも、相撲取りとは思えないような軽やかさでサッカーをやっている風景には
ただただ微笑ましく見てしまいました。
これが巡業をサボっての振る舞いという事、横綱としての品格も問われキビシイ処分をうけたようです。

もちろん、そのような事は大相撲の責任ある横綱としてはあってはならない事でしょう…しかし
療養のはずのモンゴルで報道カメラも気にせず大勢の子どもたちとサッカーに興じる無邪気な
朝青龍のまったくゼロと言ってよいほどの危機管理の無さには、
モンゴルののどかな青い空とマッチして、私には怒る気にはなれません。

何でも鋳型(いがた)にはめて個性を押さえこんでしまう日本の文化が合わないと思ったら
相撲の世界からサッサと足を洗って、モンゴルの子どもたちの為に好きなことをやった方が
こらからの彼の長い人生を考えたら、良いように私には思えるのですが、どうでしょうか(^_^)