たk1めーる |
※2007年03月12日164号 |
怒りの”保険料改定” |
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いつもYUKIと一緒にいく東京海上の代理店向けの説明会が金曜日(9日)にありました… わたしが行く前から怒りまくってかなりテンションが上がっているので 「今回はKENひとりでいらして下さい!」とYUKIから言われ一人で出かけました。(^_^;) 今回は生命保険の【標準死亡率】の変更に伴う保険料改定についての説明会です。 何をそんなに怒っていたかというと… 4月から保険料が改定されるというのに、代理店での試算が23日にならなければ出来ない事…そして それでは間に合わないと、担当者に新保険料のシュミレーションを出してもらったら とんでもない事が判ったからです。 今回の改定は、簡単に言ってしまえば… 死亡率が下がったので、4月から、その分は保険料が下がりますよ…と言ったような事のようです。 私が今まで経験してきた保険料改定は、 予定利率の引き下げにともなう、保険料の値上げでした。 この場合は…「4月から保険料が上がりますから、3月中にご契約をすれば得ですよ!」という セールス・トークやキャンペーンが行なわれました。 ところが逆に4月から保険料が下がるとなるとどうでしょう? 「4月から保険料を下がりますから、4月になってからご加入下さい!」 というキャンペーンはしないようです。 そこまでする事はないでしょうが、 お客様には今月中にご契約した場合と来月になって契約した場合の 具体的なシュミレーションをお見せして、確認を取ることぐらいは必要ではないでしょうか。 損害保険(自動車保険や旅行保険)は来月から保険料が安くなるからと言って 契約を先延ばしするコトは少ないでしょう、 また、その保険料を何年も変わらず継続される事もありません。 しかし生命保険は契約日を来月に先延ばしさせても大きな問題はないでしょう、 また、契約時に決まった保険料は何十年と変わりません。 毎月の保険料が500円安くなれば30年では18万円違ってくるのです。 しかし、代理店での試算は23日以降でなければ出来ないという事で お客様に開示する資料を作る事が出来ないのです。 したがって私は4月から基本的には保険料の値下げがありますからと… 3月での生保契約は控えるようにしていたのです。 そんな中、メール相談でのお客様が契約を望まれることになったので、 ご契約を頂く前に、3月と4月の保険料の具体的な資料をお作りしなければならないと… あんしん生命の担当者に頼んでエクセルのシュミレーション資料を送付してもらい、 それを分析して、私はビックリしてしまいました。 私はつねづね、昨今の医療保険の売り方や仕組に問題提議をし、 それ対して、従来からある【入院特約】の優位性をご案内してきました。 その【入院特約】がなぜか?…保険料が約1割値上げ、逆に解約返戻金が約2割減っているのです。 そんなコトは、改定の案内にも書かれていませんし、生保担当者からも聞いていません。 今回の改訂は【標準生命表】の変更によるものだと言う事ですが、それによって 解約返戻金が2割もカットされる理由が私にはわかりません。 保険料を高くして、解約返戻金をカットするというのは、契約者にとってはダブル・パンチです。 ただ、こんな事で文句をいうのは私ぐらいで 多くの代理店も契約者もなにも気づかず、やがてはこの【入院特約】自身が姿を消すかもしれません。 どこの保険会社も【医療保険】を主力にしていくようです。 私はいずれは【入院特約】も消滅していく保険だとは思っていました。 |
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