※2005年09月05日085号

またまたホリエモン

 
またまたホリエモンです。
最初は読売のナベツネさん、次はフジテレビの日枝会長、
そして、こんどは衆院選に立候補して亀井さんとバトルです。
(私は人間的には亀井さんが大好きなのですが)
ホリエモンの上手いところは、このような具体的な敵役を作ってマスコミを巻き込み
判りやすい対戦軸を作っていく事です。

この敵役の人たちは、きまって
「素人(しろうと)の若造に何が出来るか!」と、言ってしまいます。
でも玄人(くろうと)が行き詰った世界にホリエモンが登場するから面白いのです。

ホリエモンは私のお客様の中にも嫌いな人もいますし、今回は政治もからんで
YUKIは別のテーマにしたらと言いますが、
【週間KEN】では、過去2回(1回目2回目)取り上げており 、
いわばホリエモンはセミ・レギュラー(^_^)で、私の趣味ともなりつつある人物なので
今回もあえて書かせてもらいますm(_ _)m

ホリエモンは、自分の言葉で、自分の意思で、リスクをしょって、
彼なりのまったく新しい価値観で古い既得権の世界にチャレンジするから
応援したくなるのです。

売名行為だとか、会社の利益目的とかの批判もありますが
ホリエモンが政界に入って、ライブドアだけの利益誘導をしたら問題ですが
IT産業そのものを活性化し、その結果としてライブドアも利益を上げるなら問題ないどころか
日本経済にとっても大変良い事ではないでしょうか。

ホリエモンが社長業のかたわらで政治家になるなんてケシカランという批判もありますが
これこそホリエモンが、いやITの世界が判っていない意見です。
大きな会社の社長業は情報を把握し決断を下すことです。
彼はどこにいようと何をしてようと、手持ちのノートPCで会社の状況を把握して
意思を伝えるシステムを構築しているのです。
政治家も似たような職業ですから彼なら政治家になったとしても、
それほど今と変わらないライフ・スタイルをとると私は思いますし、
またホリエモンにはそれを望みます。

衆院選は郵政民営化がテーマのようです。
「郵便局を無くすことは弱いものいじめで地方切捨てだ!」という反対意見があります。

私も弱い者いじめは大嫌いですし、これからは地方の時代だと思っています。
だからこそ、私はホリエモンのような人間が出てきて欲しいのです。

インターネットは【弱い者いじめ】ではなく【強い者いじめ】のメディアだと私は思っています。
私のような無名の個人でも、いろいろな情報を発信し戦う事も出来るのです。
インターネットが普及すれば地方格差もなくなります。
そうなれば生活費が安くて人間らしい生活が出来る地方がおのずと見直されるはずです。

消費税が将来上がることも【弱い者いじめ】と反対するのは当然かもしれませんが、
私はどうせなら消費税を20%や30%に上げてしまえばよいと思っているのです。
そうすれば、消費者は消費することをしなくなるでしょう。
出来るだけ自給自足をし、地域のコミニティを構築しお互い助け合いながら生活していくことです。
そうなれば地球環境にとっても、介護・年金問題が重くのしかかる高齢化社会にとっても
決して悪いことではないと思うのですが。

地方や弱者を守るために
郵政民営化反対、消費税反対、ホリエモン反対…と叫ばれますが
大きく価値観を変えた、発想の転換が必要な時代が来たと私は思っています。

反対にこれらを肯定することによって
主体性を持った地方の活性化や、
弱者としの個人でなく、自立した個人として、
個性的に生きていけると時代が来るのではと、私は思うのですが、
いかがでじょうか?

ちなみ私の誕生の地である上下は”ホリエモン対亀井さん”の選挙区
広島六区にある事が、こんどの選挙で初めて判りました(^_^)